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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:塩化物イオンのモール法による定量でのブランク値とは)
塩化物イオンのモール法による定量でのブランク値とは
このQ&Aのポイント
- 塩化物イオンのモール法による定量でのブランク値とは、モール法で塩化物イオンの定量を行う際に、精製水や他の水溶液を用いた測定において、物質の存在しない状態での滴定値を示す値です。
- モール法での定量においては、測定対象となる塩化物イオン以外の成分が影響を及ぼす可能性があります。そのため、ブランク値を測定し、実際の測定値からブランク値を引くことで、正確な塩化物イオンの濃度を求めることができます。
- モール法のブランク値は、指示薬のみを使用して空試験を行うことで測定されます。指示薬のみを用いた滴定の結果はほぼゼロとなるため、この値をブランク値として扱うことが一般的です。
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Ag2CrO4 の沈殿が生じてもそれを目視により確認するにはある程度の量が必要です。 この沈殿量は指示薬の濃度や個人差等のばらつきがある為に、指示薬のみを滴定するブランクテストを行う必要があります。 例えば指示薬としてフェノールフタレイン等を用いた酸塩基(中和)滴定に於いては、溶液の色自体が変化するので極めて僅かな滴定誤差で終点を判別可能です。 しかし沈殿が生じるモール法ではこの滴定誤差が一般に大きくなるので、通常はブランクテストにより滴定値を補正する訳です。 また、ブランク値が殆ど 0 であっても補正する意味はあると思われます。
お礼
ご連絡遅くなり失礼しました。ご回答ありがとうございます。化学は本当に面白いですね。参考までに、他の方からもお聞きした注意事項について、記載いたします。まず、河川水などの塩化物イオンが少ないサンプルでは、モール法においてサンプル量が10mLでは少なすぎて終点が判断し難いので、数百mLは必要であること。それから、白色沈殿から、赤色沈殿に変わる際、終点を大きな数値で読むことになりがちなので(終点が判断し難い為)、正確な濃度のNaClで逆滴定して、赤色から白色沈殿に変わるまでの滴定値から、多く測定したClイオン量を差し引くとより正確に求められることを指摘されました。