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親水基の陽イオンについて
界面活性剤に使用されている親水基の部分の陽イオンは、なぜナトリウム塩やカリウム塩なのでしょうか?イオン化傾向の順になっているように思うのですが、どういった理由なのでしょうか?COOHやSO3H、つまり陽イオンの部分が水素では何か問題があるのでしょうか? ご回答頂けますと幸いです。宜しくお願い致します。
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一言で言うと「水溶性」にするためです。 もうちょっと言うと次のようになります。 分子が水に溶けるか溶けないかは分子に極性(+と-)があるかで決まります。 たとえば、CH4、C2H6などの歩かんが水に溶けないのは極性がないからで、 アルコールが水に溶けるのはヒドロキシ基 -OH という極性基があるからです。 ところが、-OHは万能ではありません。 CH3-OH 溶解度∞ C2H5-OH 溶解度∞ C3H7-OH 溶解度∞ C4H9-OH 溶解度 0.9 C5H11-OH 溶解度 0.3 以上のように、炭素が4を超えると-OHで作り出せる旭志絵が薄くなって、 溶解度が小さくなってくるのです。 そこで、Hのかわりにイオン化傾向の大きなKやNaをつかうと、-ONaの部分の 極性が大きくなり、溶解度が50~100倍くらい増します。 界面活性剤というと、素衰期が必要でありアルキル基の炭素数が15以上であると思います。 このような大型のアルキル基はカルボキシ基 -COOH だけでは水溶性にすることが できないのですが、-COONa にすると水溶性にすることができます。
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- windwald
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高級脂肪酸はほとんど水に溶けず、カルボキシル基はほとんど電離しません。 それでは石けんとして働きませんね。 またスルホ基にしてしまうと、その強酸性が問題となります。
お礼
ご回答ありがとうございます。 ちなみにSO3Naとなれば、強酸性の問題は解消されるということでしょうか?
お礼
ご回答ありがとうございます。 カリウム塩やナトリウム塩にする理由がよくわかりました。