遺伝子癌

質問

父親が食道癌で亡くなりました。私の知る限り家族の中で癌になったのは父親だけです。よく癌家族
と言う言葉を聞きますが、癌は遺伝する事はあるのですか。二人に一人は細胞が癌細胞に変わる可能性があるとも聞いていますが、本当ですか。癌の種類によっても遺伝性の可能性の高い低いは有りますか。それと癌予防のためにパン酵母ベータグルカン、各種ビタミンサプリ、セレン、ＤＨA、EPAのサプリを飲んでいますが、効果は期待出来ますか。回答お願いします。

回答No.2

rokutaro36

（Ｑ）よく癌家族と言う言葉を聞きますが、癌は遺伝する事はあるのですか。
（Ａ）乳がんの一部などに遺伝性の物もありますが、
ほとんどは、遺伝しません。

では、なぜ、家系によって、がん患者が多い、少ないが
あるのでしょうか？
それは、がんが生活習慣病と呼ばれるように、
血縁者は生活習慣が似ているからです。
例えば、味の好みは子供のころに決まってしまうと言われています。
味の濃い、薄いや、肉食を好むなどなど、子供のころに
決まるのですが、それは、「親の好み」である可能性が高いのです。
このように生活習慣が似ているのが、一つの要因です。
また、Ｎｏ．１の方もコメントされているように、
がんになりやすい体質というのは、遺伝します。

（Ｑ）二人に一人は細胞が癌細胞に変わる可能性がある
（Ａ）これは、誤解です。
二人に一人が、がんになる可能性がある、ということです。
がん細胞は、すべての人にあります。
でも、それが大きくなる前に、免疫によって破壊されるので、
大きな癌の塊にはならないのです。
逆に言えば、免疫がダメになると、がんが大きくなる
ということです。
高齢者にがん患者が多い理由の一つは、この免疫が
加齢と共に衰えるからです。

（Ｑ）癌の種類によっても遺伝性の可能性の高い低いは有りますか
（Ａ）例えば、乳がん一つを取って見ても、今では、
遺伝子レベルで、色々な乳がんに分類されています。
そのほとんどは、遺伝性ではありませんが、
中には遺伝性のものがあります。
なので、高い・低いではなく、遺伝性のがんか、そうではないがんか、
という分け方をするべきです。
そして、何度も言いますが、がんのほとんどは、遺伝性では
ありません。

（Ｑ）癌予防のためにパン酵母ベータグルカン、各種ビタミンサプリ、セレン、ＤＨA、EPAのサプリを飲んでいますが、効果は期待出来ますか
（Ａ）期待できません。
なぜなら、そのようなデータがないからです。
例えば、Ａというサプリがあって、試験管レベルで抗腫瘍効果が
認められたとします。
ここまでは、よくある話です。
でも、実際に、大勢の人に飲んでもらって、
がんになった人、ならなかった人という調査をしていません。
つまり、そんな効果はないと最初からわかっているので、
大金をつぎ込むだけ、無駄だとわかっているのですよ。
本当に効果があるならば、そのような調査をすれば良い。
そして、がん予防に役立つと堂々と言えば良い。
でも、残念ながら、そのような調査結果を見たことがないです。

補足

回答ありがとうございます。不思議なのは癌予防する為にもタバコ、飲酒を控えるようにネットなどに記載がありますが、私の知人の父親は８０歳こえても毎日タバコ、飲酒をしていて食生活も好きなものしか食べないみたいで毎年癌検診を受けても一度も再検査の通知が来た事がないそうです。生まれ持った免疫力があるからですかね。

回答No.1

kamobedanjoh

癌そのものが遺伝することはありません。
癌に罹りやすい体質や，癌への抵抗力が弱い「体質」が遺伝すると考えます。
癌の原因は，新陳代謝や成長・発達の段階で，古くて老化し始めた細胞が分裂増殖して新しい細胞を造り，古くなった細胞を捨てるときの，遺伝情報転写ミスから正常でない細胞が生まれて仕舞うため，と考えられています。ミスから発生した異常細胞は，正常な細胞に行くべき栄養を奪い取り，正常細胞の活動を妨げます。この様な異常で急速に増殖する細胞を「癌」と言っています。
正常な細胞の活動が妨げられると，体内各器官が本来の生命維持機能，異物除去機能を失う為，死に至ると解されます。
若くして発癌してしまう人も居ますが，一方では，老化後の最後の病気，年取れば誰でもが罹る病気との見方もあります。
癌細胞は，本来は自身にとって異物なのですが，自身から転化した細胞である為，異物認識が出来にくい為防御力が十分に発揮出来ないとも解されます。
各種の栄養成分は癌予防に必須との見解には根拠があると思いますが，癌予防効果を主張するサプリ類に，どれほどの効果があるのかは疑問です。サプリ取り過ぎた為に，ある種栄養素の過剰な取り過ぎで害が及ぶ可能性もあります（特にビタミン類）。
普通の食品をバランス好く取り，よく眠り，良く運動し，規則正しい生活で生活習慣病を避けることが，最大の予防法では無いでしょうか。
定期的な健康診断で癌の早期発見・早期治療に努めることも必要です。
私の場合は過去に３回胃潰瘍を病んでいますので，毎年定期的に胃カメラ受けています。

補足

回答ありがとうございます。分からないのは科学、医学分野が進歩していて何故今だに癌予防薬が開発されていないのか疑問に思います。但し子宮頚がんのワクチンを除いての話ですけど。