• ベストアンサー

昭和初期の人々の生活について

これもドラマや映画などを見て疑問に思ったことなのですが。 A 小作人の次男坊が学校を卒業した後、仕事を求めて都市部に出てきました。そこで疑問なのですが、こういう立場の人がつける職業にはどのようなものがあったのでしょうか?そもそも、彼らの最終学歴はどうなっているのでしょうか?戦前は、親の職業や社会階層によって進学する学校が事実上決まっていた事は知っているのですが。気になってちょこっと調べてみましたが、小学卒業者の約3分の2が中等学校に進学、残り3分の1のうち少数が就職し、その他は高等小学校(2年制で現在の中学に相当)に進んだというところまでは分かったのですが、その学歴でどのような職業につくことが可能かまでは分からなくて。所得の多寡や社会的な地位についても知りたいです。ドラマを見ていると、大工さんと建設業者の中間的な規模の会社などに就職(というか弟子入り?)して働いていたりしますが。 B 次の質問です。私の見たドラマでは、会社に住み込んで働いていたわけですが、それ以外の普通の人達はどのような生活を送っていたのでしょうか?ストーリーの主体となりやすい富裕層などは大体分かりますが、貧しい人達(極貧から生活かつかつの人くらいまで。Aで質問したような人についても)について知りたいです。具体的には、どのようなところに住み、どのようなものを食べ、どのような遊びをしたり……というような日常生活について知りたいです。新聞は取っていたのか、とか、木造アパートに住んでいた場合、トイレや風呂場は共同だったのか(そもそも風呂場ってあったのでしょうか?銭湯があったわけだし)、今のアパート類と同じで壁が薄くて騒音に悩まされるような事もあったのか、ラジオを聴いていたのか、考えると色々と疑問が湧いてきます。ドラマなどでは脇役に追いやられている為、なかなか、こういう人達の生活実態が分からなくて。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • ty270410
  • ベストアンサー率23% (7/30)
回答No.4

「中等学校」について 中学校,高等女学校,商業学校,工業学校,農学校,家政女学校(裁縫女学校,などいろいろありました.)などを総称して「中等学校」と呼んでいました. 通常は,尋常小学校6年を卒業して入学します. 中学校と高等女学校は修学年数は5年, その他の中等学校には,甲種と乙種があり, 甲種は5年,乙種は4年以下となっていました. ほかに,師範学校がありましたが,時々制度が変わった ようで,私はくわしく知りません. このように,学校が複線的でした.お金に応じていろいろな道を選べました. また,検定試験があり,受かれば上の学校へ行けました.

その他の回答 (3)

  • totan
  • ベストアンサー率27% (32/118)
回答No.3

A > 中等学校に進学・・・ 日本に「中等学校」が存在したことはありません。 義務制の尋常小学校の次は、高等小学校になります。尋常小学校の修業年限は明治40年に4年から6年となりました。 昭和16年からは、尋常小学校が国民学校となり6年制の初等科と2年制の高等科が置かれました。ここでも義務教育は初等科のみです。 さて、学歴のない人がどんな職に就けるかということですが、今日の社会では採用の時点で学歴を問うため、あたかもその学歴が必須であるかのように思われがちです。 しかし、実際は高校や大学で習ったことが生かせる職場というものは以外に少ないものです。 逆にいえば、学歴がなくてもやる気さえあれば人の10倍の仕事ができる職場もあります。 これは今も昔も同じです。 むしろ、高度な学歴を必要とする職種の方が少なく、 (例えば医師・看護婦・教員・役所の事務官など) 大多数の職場では小学校卒で充分だったのです。 B 新聞は今よりも高かったので、ごく一部の人しか読んでいませんでした。 トイレは共同、風呂はなしというのが一般的なアパートです。これは私の知る昭和40年代でもそうです。 ラジオは意外と普及していました。

noname#86044
質問者

お礼

ありがとうございました。

  • ty270410
  • ベストアンサー率23% (7/30)
回答No.2

これも聞いた話しです. 就職先について 学歴による職種の差がありました. 大企業の事務系 社員:専門学校以上卒,月給制(休んでも引かれない.),ほとんど大部分の人が課長になれる. 準社員:中等学校卒,日給月給制(休むと引かれる),係長ないしは課長補佐どまり.特別に選抜された人は社員に登用され,課長になれる. 雇員,給仕など:高等小学校以下卒,日給制(働いた日数だけ支払われる),一生下積み.特別に選抜された人が準社員に登用される. 大企業の技術系 技師(社員):大学卒,月給制,かなりの人が工場長になれる. 技手(社員):専門学校卒,月給制,工場の課長,部長になる,特別に選抜された人が技師に登用される. 技手補(準社員):中等学校卒,日給月給制,現場の係長,特別に選抜された人が技手(社員)に登用される. 職工,女工(雇員):高等小学校卒,日給制,年功によって職長,工長など準社員待遇の地位に就ける. 給仕,下働き(雇員):小学校卒,日給制,選抜昇進の道あり. 話しで聞いた給料の格差 大学卒:月給100円 専門学校卒:月給75円 中等学校卒:日給月給50円(4日以上休むと1/25控除) 高等小学校以下卒:日給2円,25日皆勤で10円+皆勤手当 まあ,ざっとこんな感じです. 中小企業のお店(おたな)や,町工場はまた違っていたと 思います. 官庁,軍隊なども階層性が強かったと思います.

  • ty270410
  • ベストアンサー率23% (7/30)
回答No.1

統計データを調べていませんが,次のことは話しで聞いたことです. 昭和10年代の就学率 都市部で 小学校卒:40%前後 高等小学校卒:30%前後 中等学校卒20%前後 専門学校卒8%前後 大学卒2%前後 ただし,東京圏,京阪神圏,名古屋ではもう少し進学率がよかったとのことです. 農村部 小学校卒60%前後 高等小学校卒30%前後 中等学校以上卒10%前後 ただし,地域差はかなりあったそうです.

noname#86044
質問者

お礼

ありがとうございました。

関連するQ&A

専門家に質問してみよう