• 締切済み

村上春樹氏の引用文(国語カテ)

村上春樹氏の本が買われる理由と題した質問投稿をしているところですが、文章の巧拙、文芸の分かる人に回答していただきたいです。そうしないとどんどん目的を外れて村上春樹非難に変わってしまいます。 引用文の「僕は三十七歳で、そのときボーイング747のシートに座っていた。その巨大な飛行機はぶ厚い雨雲をくぐり抜けて降下し、ハンブルク空港に着陸しようとしているところだった。十一月の冷ややかな雨が大地を暗く染め、雨合羽を着た整備工たちや、(略)」 この展開の飛躍は意味わからないとされるべき下手さですよね?それが分からない人ばかりなのでしょうか。私は小説を読みませんけど小説を読んでいる人らはそういう人が大半なのですか。ひょっとしてぐじゃぐじゃな業界なのでしょうか。 「その巨大な飛行機は」もおかしげですよね。飛行機を主題の話をしていないのに。 本文三ページ目(p9)に。 「十八年という歳月が過ぎ去ってしまった今でも、僕はあの草原の風景をはっきりと思いだすことができる。」 とあるのですが、たった三ページの展開でなぜこれほど時間を自ら複雑怪奇にしては補足するように芸もなく数字を小まめに提示しているのでしょう。書き出しの「僕は三十七歳で、」は稚拙だし、そのやぶ蛇の原因で、その後、数字が頻発しているんじゃないでしょうか。というかそういう説明を済ます的な文芸は(上手く)ないですよね。 回答者が質問サイトの趣旨に違反をしないのは当たり前の常識ですがその知力を満たしている方にお願いします。 本が売れないなどとは聞きますが疑問は深まるばかりなのでご教授のほど宜しくお願い致します。

みんなの回答

  • hakobulu
  • ベストアンサー率46% (1655/3578)
回答No.2

1. >この展開の飛躍は意味わからないとされるべき下手さですよね? : 【論理の飛躍】はよろしくありませんが、【展開の飛躍】は手法のひとつでしょう。違いますか? 下手かどうかはあくまで個人的な趣味にすぎません。 2. >「その巨大な飛行機は」もおかしげですよね。飛行機を主題の話をしていないのに。 : この認識は誤っていますね。 というか、一般的には、そのような認識はしない、と言うほうが正しいでしょうか。 明らかに飛行機を主題にしたいのですよ、村上は。 「自分がそのシートに座っていたところの、ボーイング747という飛行機」であることは脈絡からして明白でしょう。 自分がどのような状況(状態)の飛行機に乗っていたのか、そして、その飛行機に関して述べてみれば、それはどのような動きをしていたのか、ということを表現しているわけです。 読者を、作者の主観的視点から切り離して、客観的な視点に誘う効果があるのではないですかね。 それはある意味新鮮な視点と言えるでしょう。 3. >本文三ページ目(p9)に。 「十八年という歳月が過ぎ去ってしまった今でも、僕はあの草原の風景をはっきりと思いだすことができる。」 とあるのですが、たった三ページの展開でなぜこれほど時間を自ら複雑怪奇にしては補足するように芸もなく数字を小まめに提示しているのでしょう。 : それは簡単でしょう。 「補足するように芸もなく」という解釈が間違っているだけだと思いますよ。 つまり、単に、 「補足するだけだから芸もなく」表現しているのでしょうね。

  • CC_T
  • ベストアンサー率47% (1038/2201)
回答No.1

私も別段村上氏に興味はないので原書を読んだことはないですが、引用されている部分については別段おかしいとも感じませんでした。 > この展開の飛躍は意味わからないとされるべき下手さですよね? そうですか? 失礼ながら貴方が作者の意図とずれた視点で眺めておられるだけでは? > 「その巨大な飛行機は」もおかしげですよね。飛行機を主題の話をしていないのに。 別におかしくもない。直前の「ボーイング747」を指す為に「その」と言い、サイズ表現を補足しているにすぎない文章ですね。 > たった三ページの展開でなぜ~数字を小まめに提示しているのでしょう。 引用文に含まれないので詳細不明ですが、そうすることによってイメージ喚起を狙ったものかと思われます。 > 書き出しの「僕は三十七歳で、」は稚拙だし、 ?なぜ稚拙と断じられるのですか? それは貴方の好みといった主観レベルの話でしょう。 > そういう説明を済ます的な文芸は(上手く)ないですよね。 確かに蛇足・冗長的な説明が綿々と続くものは「下手」の部類に入ると同意しますが、村上さんの文章がどうなのかは引用文からだけでは到底判断できませんでした。 ~~~ 前質問と共に引用されている文章を読んだ限りでは、「下手」ではなく「独特の世界描画手法」で書かれた文章であると感じました。そのへんが「世界観」と言われる所以でしょうかね。 映画を観ているような感じと言いますか、時には主人公を先回りして情景を示したり、時系列によらない連想的な文章運びを講じることによって、記述でありながら読者の内にビジュアルイメージを喚起することを狙った文章と感じます。

thegenus
質問者

お礼

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