- ベストアンサー
ヘリコプターのブレードの固定について
牛乳パックを細く輪切りにしてたたみ、中心に穴をあけて軸に固定し、羽根をひねっておくと、よく飛ぶ「タケトンボ」ができますが、ポイントは羽根がしっかり軸に固定されていることにあるように思いました。輪切りにした紙だと上下二か所で軸に固定されることと二枚のブレードが一体化していることもしっかりとした固定に役立っていると思います。実際のヘリコプターでも二か所で軸に固定すると強度的にずいぶん楽になるのではないかと思いますが、実際の機体で使われている例はあるのでしょうか。
- 科学
- 回答数3
- ありがとう数2
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
No.2です。補足で理解したところによれば、見かけ上現在の「同軸二重反転」 ヘリコプターのブレード両端が接触し固定された、横から見ると上下ローター で「輪っか」を形成するようなものということでしょうか。 それだと、当初のご質問である、 「>実際の機体で使われている例はあるのでしょうか。」については無いと 思います。少なくとも例を知りません。理由は複数ですが、そのような構造 では「フラッピング」が困難ですし、不可能とも言えませんが「フェザリング」 (ピッチ変更)の為には結合されている翼端に複雑な機構が要ります。 ここで「強度的に」と仰っている部分について、有人実機あるいはラジコンヘリ と竹トンボでは大分事情が違う気がします。「軸(マスト)」と「ローター」の 結合強度で、回転に起因するものを考えたとき、竹トンボは始めに人間の手で 急激な回転を与えられます。しかし飛んでしまえば軸と結合している必要自体 無い筈です。ローターだけ、「頭」だけが飛び、軸は残る竹トンボも有りますね。 一方、実機では回転を伝えているのはマストに切られた溝(スプライン)であり、 ラジコンヘリでは数馬力のエンジン搭載機でも実質3mm程度のボルト1本のせん断 力が全ての回転力を受け持っています。竹トンボと違うのは「急激に」回さない ということです。ローター停止状態から回転起動する場合、実機であればピストン エンジン機なら遠心クラッチ(ベル47等)またはベルトのスリップ(ヒューズ/ シュワイザー300)で徐々に回転を伝えますし、ガスタービン機ならエンジンと ローター間には機械的結合が存在せず、「風車」に風を吹きつけるようにして います。ラジコンヘリでもエンジン機は遠心クラッチで、電動モーターであれば 「スロー(ソフト)スタート」設定で回り出しに時間を掛けます。 ラジコンヘリではトラブルや誤操作で意図せず急激にトルクを伝えてしまう事も あります。しかし、この場合壊れるのは回転伝達をしているワンウェイクラッチや ギアであり、マストとローターヘッド結合が壊れることはまずありません。 この意味では実機もラジコンヘリも、現在マストとローターヘッド間の強度不足 が問題視される状況にはありません。従って回転伝達の強度を上げるために 複数個所でこれを結合する、という発想にも至っていないのです。 竹トンボでは別な解決方法もあるのではありませんか? ローターだけ飛んでいく タイプだと軸先端がフォーク状に広がっているものを見ますし、これと同じで 接着のみでなく羽との結合部分が機械的に回転を伝える、例えば「竹串」で 無く元々「竹箸」で四角い部分があるものを加工するとか、あるいは竹串に直角に 穴を開け、ここに1mmφ程度のカーボンロッドを通し瞬間で固めてこのロッドが 実質羽根への回転伝達をする、という方法は適用出来ないでしょうか。
その他の回答 (2)
- funflier
- ベストアンサー率80% (375/467)
ご質問の意味がいま一つ解りかねています。「強度的に楽に」するために「二箇所」 固定するというのは、「今まで何処が」一箇所である、と想定したお考えかが解らず にいます。 これはラジコンの例なのですが、ヘリコプターのブレードの動きについて 整理しました。基本は実機も同じです。 http://okwave.jp/qa/q7052494.html まずローターブレードは1本又は複数のボルトでローターグリップに固定されます。 先のご回答のベル系のシーソー(半関節型)形式ではローターブレードはグリップで 上下からはさみ込まれ、ここで1本のボルトで結合されています。ラジコンヘリの 多くはこれだけで、ドラッギング方向には自由に動きます。実機はこれだと機体や 互いのローターに当たってしまうので、シーソー型では「ドラッグブレス」で 固定しています。この「ドラッグブレス(drag brace)」はこのドラッギング制限 のためだけに存在し、飛行の為の強度は受け持っていません。この意味では、1本 のボルト固定の場合、固定箇所はただ一箇所、ブレードの根元に突き通るボルト 1本だということになります。これで不都合は起きていません。このボルトは 「セーフライフ(safe life)」設計であり、言ってみれば「一生もの」という 考えで十二分な強度に余裕を持たせたものです。 >実際のヘリコプターでも二か所で軸に固定すると強度的にずいぶん楽になるのでは >ないかと思いますが、実際の機体で使われている例はあるのでしょうか。 この「二箇所」の意味が解りませんが、結果的に「グリップ」で挟まれているので 強いて言えば上下2箇所で固定されてはいます。ただし、ローターとグリップ間 が固定されているのであって、片側ローター自体はある程度自由に上下に羽ばたく ような動き(「フラッピング」)を許容されています。これはローターヘッドに 独自のヒンジを持つか、(中にはシーソー型の様に左右一体化して互いに反対に 上下動するか)、ローターブレード自体がしなってこの役をするように なっています。揚力で「バンザイ」の様に上に反ってしまわないのは、揚力の 何倍もの遠心力で強固に回転面方向に張られているからです。 ヘリコプターのブレード及びヘッドの強度は一義的にこの強大な遠心力に耐える 事にあります。この強度を持つのはローターブレード、グリップ、その間のボルト、 グリップを支持するベアリング、ヨーク、ヨークとベアリング間の固定ナットで あり、これらが同時に揚力によるマストを引き上げる力にも耐えています。
お礼
竹トンボを紙で作っている素人なので、ヘリ実機に関する専門的な理解はむずかしいのですが、反復して読ませていただきます。補足のほうに少し書かせていただきました。
補足
一枚のボール紙からブレードを作り、中心に穴をあけ、この穴に竹串の軸を差し込んで接着剤で固定して紙トンボを作ると、どうしても軸とブレードの強度が弱くなります。二枚のブレードを間隔をあけて軸に固定し、二枚のブレードの両端を接着してみると、一枚のときよりはるかにしっかり固定できます。牛乳パックを輪切りにして作ったブレードも同じ理由でしっかり固定できるという意味でした。
こちらをご覧ください。 http://oh1ninja.la.coocan.jp/details/H-1/H-1.html 実際のヘリコプターは、羽根に穴を空けて軸に差し込んでいるのでありません。 ヘリコプターは羽根(ローター)の角度を変えたりする必要がありますので、 一枚ずつローターヘッドのヒンジへ関節のように接続されています。 全間接型のローターヘッドの場合、羽根1つ1つを別々に動かせます。
関連するQ&A
- ヘリコプターについて
昨日のトリビアの泉を見て「ヘリコプターは本体の回転を抑制する装置が必要」というのは以前から知っていましたが、それなら、同じ軸に上下に羽根をつけ、それぞれ、逆に回転させたら、本体が回転する力を打ち消す事ができると思うのですが、それではダメなのでしょうか? 理屈の上では可能だが強度などの問題で実現は難しいのでしょうか? (上の羽根が起こした風が下の羽根に当たるので、その辺で問題は起こりそうな気もしますが・・・)
- ベストアンサー
- その他(趣味・娯楽・エンターテイメント)
- 二重反転ヘリコプタについて
私は現在大学でヘリコプタの研究をしており、二重反転ヘリコプタの力学モデル(モーメント、機体にかかる力や推力など)の式が知りたいのですが教えていただけないでしょうか?また、そのことが載っているサイトや本があれば教えていただけるとありがたいです。 続いて質問なのですが、二重反転ヘリコプタのヨー軸方向に回転する力が加わった場合、その回転はどのようにして止めるのですか?テールロータがなく、メインロータの上下の回転数が全く同じなら機体は回転し続けるような気がするのですが…
- ベストアンサー
- 物理学
- ヘリコプターが揚力を得る仕組みに関してです。
ヘリコプターが揚力を得る仕組みに関してです。 先日以来お世話になっております。 飛行機が揚力を得る仕組みは、我流でなく、キレイな言葉で、簡潔に書きますと、 飛行機の場合はカマボコ型した翼の上下の空気の流れる速度により生じる気圧差によって揚力を発生させ飛ぶ仕組み、とシロウトの私がサイトで調べ上げて達した結論です。他にも、羽根を上に持ち上げる、つまり揚力を得るために、機体の横から見ると、羽根が前部分が上、後部分が下になるように、機体に斜めに付ける必要がありますが。 ここでギモンです。 ギモン1 この飛行機の揚力を得る仕組みが、ヘリコプターではプロペラが機体の上に付いている事により、同様のことが生じて揚力を得て上昇していく。前進はプロペラ自身を前に傾ける必要が、後進はプロペラ自身を後に傾ける必要がある。 とまあ、学生時代に、物理の「ぶ」も学んだことのないシロウトの私が、かなり省略、簡潔に理解したものです。 合っているかどうか、ご指導、ご教授お願い申し上げます。 実は別のサイトに投稿したところベルヌーイの定理が該当するのか、否かで論争が始まりました、でここに逃げてきました。サスガにシロウトではそんな高度な理論が合ってるのかどうかわかりません。ベルヌーイの定理が合っている、と言う人は私の意見は合っている、という回答もいただきました。
- ベストアンサー
- 物理学
- 軸とスプロケットの固定方法
初歩的な質問かもしれませんがお願いします。 軸とスプロケット(チェーン駆動)を固定(組付)するために、 よくスプラインを双方に入れて組み合わせると思うのですが、 その2つの部品をスプラインではなく溶接で一体化させるのとは 主にどのような点が異なるのでしょうか? トルク伝達や強度の問題でしょうか? メリットやデメリットがあればお教え頂きたいです。 宜しくお願いいたします。
- ベストアンサー
- その他(学問・教育)
- モータの軸にプロペラが付いたような商品
モータの軸にプロペラが付いたような商品 小型でプロペラが3つ付いたヘリコプターのようなものを作成したいと考えています。 そこでモーターとプロペラの羽(メインローター)がもともと固定されているような商品ってありますでしょうか? モーターの軸にプロペラが付いたような商品のことです。 なるべく小型が良いです、ミニ四駆のモータのような。 また、無ければそれを作れそうな、部品がばらばらでもいいので教えていただければ良いと思います。 よろしくお願いします。
- ベストアンサー
- その他(ホビー・玩具)
- 耐震の装置固定のブラケットについて
設備の耐震補強のためのブラケット固定を行っています 強度計算等はすんだのですが、固定方法について不明な点が出てきました 現在、装置のハイマウント(2tぐらいの装置です)4すみの4か所を床と固定しようとしています。 ハイマウントの軸を囲むようなブラケットで、装置が浮く方向には遊びを無くす感じ。 横方向のあそびは1mm程度で回転はフリーです。 回転に対してフリーにした方が、実際に地震の際に装置へのダメージが緩和されるものだと考えていました。 しかし、こういうものは装置自体にタップを設けて、床と完全固定してしまうものだという声があがり、色々調べましたが、 どちらが正解という文献などを見つけることが出来ませんでした。 もし、経験の深い方がいましたらアドバイスお願いできないでしょうか。 ユーザーさんと相談して、完全固定の方向で設計し直すことになりました。 皆様、返事が遅くなりましたがアドバイスありがとうございます。
- 締切済み
- 機械保全
- 筋交いと合板の固定について
以前から次のことについて疑問をもっていました。識者のご教示を宜しくお願いいたします。 1.両筋交いのクロスする箇所を釘・ボルト等で固定した方が、力が加 わった場合左右に振れず、更に強度が高まるのではないでしょうか。 然るにいずれの本にも筋交い交点の固定には触れていません。 2.外壁下地に構造用合板を張る場合、あらゆる建築書は縦張りとなっ てますが、実際に一般的な厚さ30mmの間柱に左右の合板を張る場合、 釘の打ち代は、左右片側わずか15mm以内に打つことになり、施工上も 難しくこれでは強度が保持できないと思います。これよりも3*6判 の横張りの方が1間おきの柱に打て、合理的かつ強度を確保できると 思いますが、何故 殆ど縦張りで施工することになっているのでしょ うか。横張りではダメなのでしょうか。
- 締切済み
- 新築一戸建て
- 人参の芯がすごいことに
人参を輪切りにしようとして、包丁を入れたところ、真ん中の芯のようなところが固くて包丁が入りません。どうも芯の回りのところが白く固くなっているようだったので、そこだけを切り取ろうと、縦半分に切り、芯の箇所に包丁を入れたところ、芯部分がスポッ外側の部分から外れてしまいました。見ると、気持ちの悪いイボイボがたくさん出ていて、外側の部分にはブツブツと穴があいています。 これ、一体なんですか??? わかる方いらっしゃったら教えてください。
- ベストアンサー
- 素材・食材
- 階段の手すりは一旦外しても大丈夫?
階段からソファを搬入しようと思っています。 階段の幅は77cmで手すりをよけると70cmになります。 業者は一番細い部分が67cmなので無理といっています。 ただ、手すりをチェックすると1本の丸い棒を上下のジョイントで固定して、途中に2箇所ステーで棒をネジ止めしているだけのものでした。 上下のジョイントのカバーを外すとネジが3本で壁に固定していました。 ソファー搬入のために、この手すりを一旦外すというのは強度的にまずいでしょうか?
- ベストアンサー
- その他(住まい)
お礼
ご丁寧に対応していただき、ありがとうございます。私の質問の仕方のせいでご迷惑をおかけしました。竹トンボのほうはいろいろ工夫しています。竹ではなく紙で作るほうがおもしろいので何か新しいことができないかと模索中です。今後ともよろしくお願い申し上げます。