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一眼レフは難しい?
コンパクトデジカメを使っています。 当然一眼レフと比べれば簡単なのでしょうが、なぜ一眼レフを皆は持つのでしょうか? 画質が良いとは言っても、コンパクトカメラでも強大な画素数を持って居たりします。 JPG1ファイルで16メガとか…。 同じ16メガクラスのファイルでも、できが違うからあんなに高い一眼レフが売れているのでしょうが、何がどう違うのでしょうか?
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久しぶりのカメラに関する回答です。 まず、撮影が簡単か難しいかというと、一眼でも撮影は簡単にできます。 むしろ、後述しますが、エンジンが一眼の方が高速であり、速写、連射は一眼の方が強い傾向があります。まあ、最近はコンデジでも全く話にならないほど遅い機種はありませんけど。 Q/なぜ一眼レフを皆は持つのでしょうか? A/安くなったからと、販売側がスマートフォンのカメラ機能などと差別化するために、一眼レフデジタルカメラが売れるようになった(厳密には売れているというより広告効果で伸びている)というのが、実情です。 Q/同じ16メガクラスのファイルでも、できが違うからあんなに高い一眼レフが売れているのでしょうが、何がどう違うのでしょうか? A/もともとも一眼は、二眼(または多眼)に対する言葉で、昔のフィルムカメラ時代に、ファインダーとカメラの実際に撮影するレンズが違う場所についていたものに対して、一眼はカメラのレンズ一つの光を分光し、ファインダーにもカメラのレンズと同じ像を移すように工夫されたカメラのこと。 Reflexをレフと略しています。 現在は、デジタル全盛となりレンズ交換式カメラを中心に一眼と呼ばれています。 ちなみに、ここから記載する内容は、コンパクトカメラでは代替品が全くないということはありませんので、ご注意ください。 一般に、一眼の強みは、画質や感度、画像処理の秀逸さ、レンズ自由度の高さ、精密撮影のしやすさ、カスタマイズ性の高さ、現像(加工)のしやすさなどにあります。 まず、画質、感度についてです。 これは、センサーが大きいことが影響しています。 デジタルカメラに限ったことではないのですが、開口率というのはご存知でしょうか? 出入りする場所の間口の広さを示すものです。たとえば、テレビの明るさは、液晶ドットとドットの境にある仕切りが、狭いほど光を透過し、より少ない光でより明るく見えるようになります。 これを、逆に撮影に置き換えて考えれば分かりやすいでしょう。 一般に一つのセンサー(1画素)が光をより多く集めるには、1画素辺りのセンサーの面積がより大きくなることが求められます。 もっと分かりやすく言いましょう。雨の日に、計量カップと大きなタライを雨ざらしの状態で、家の外に置いておきます。さてどちらが、10分後に多くの雨水をためることができますか? 云うまでもなく、大きなタライは、計量カップの比ではないほど大量の雨水を集めることでしょう。では、タライの中に計量カップをたくさん入れて、その分を補てんすれば、美しさは変わらないのではないだろうかと、疑問に思う人もいるかもしれません。実際にやってみると分かりますが、計量カップと計量カップの間に仕切りが出来てしまいそこに雨粒が落ちると、計量カップの中に入るものと、外側を伝うものが出てきます。即ち、デッドスペースが場合によってはタライより多くなります。 タライ1つに対するより、計量カップ複数は水を集める能力は、低くなる可能性があるのです。 もし、これが小雨であれば、いくつかのカップは雨水を集めることもできないでしょう。そこは、写真で言えば真っ暗となります。しかし、大型センサーを敷き詰めたものであれば、その暗い中でもわずかな光をとらえ再現できる可能性が出てくるのです。 センサーが小さく、面積が狭くなると、ドットとドット(画素と画素)の間になる仕切りが見かけ上大きくなります。仕切り板の大きさをより細かくでき、開口率を上げられると仮定した場合、水をためるタライとは違いセンサーの場合は、体積強度は不要であるため、大型のセンサーでも同様に開口率は高めることができるのです。 その結果、一画素辺りのセンサーが大きいほど、より小さな光から、大きな光まで捕まえ撮影できるのです。 画像処理については、センサーが大きく筐体が大きくなると、画像のエンコードやデコードを行う回路を大きく取れることも起因し、処理に余裕が生れます。また、センサーが大きくなると、光の強さもより、細かなステップとなります。先の計量カップなら100mlしか入らないものを1ml刻みするのと、10L入るものを1ml刻みにするのでは、ステップの数が100倍違います。そういう点にアドバンテージがあるのです。また、これに加えて撮影バリエーションもコンデジより多くなる機種もあります。 まあ、当然ですが、オートなどの機能に加えて、絞り、露光などを細かく調整できるフルマニュアルや、その一部を調整するプログラマブル機能などもあります。 コンデジでセンサーの性能と画像処理エンジンの性能を両立する機種は少ないですが、ソニーやパナソニック、富士フィルムなどから、比較的大型な撮像素子(CMOSセンサー)と、一眼レフに近い品質のエンジンを備えたものも出ています。特にソニーのCyber-shot DSC-RX1は、35mmフィルム並の大型センサーが備わっており、下手なコンパクト一眼を凌ぐもので、価格も一級品といえます。 ついでに、センサーが大きいとレンズが総じて大きくなる傾向があり、さらにレンズを通して撮影する像が、ピントを合わせた場所から少しでも距離が離れると、ボケやすいという特徴があります。(被写界深度が浅い)これをレンズを生かして自然に思いのままに出せるのが、一眼の特徴です。 現在、これに相当するソフトウェア補間技術が生れており、コンパクトカメラでも背景をぼかすなどの処理が簡単にできるものもあります。 これにレンズが交換できる特性が加わることで、レンズの特性を生かして、被写界深度の浅い撮影や、深い撮影をレンズ特性によって自在に行えるのが利点となるのです。現在は、このレンズの種類を変えることで撮影を多彩に楽しめる機能が、一番大きな特徴となっています。 加工のしやすさはRAW(生データ)での撮影が可能という点があるでしょう。まあ、これは、コンデジでも上位機種で搭載されています。機種は上げるときりがないほどありますので、これは既に一眼の特徴ではありません。 カスタマイズ性というのは、例えばコンパクトカメラでは一眼スタイルの機種や一部上位機種では、コンバーションレンズや、外部フラッシュに対応する機種も多いですが、一眼では、レンズの交換、撮影グリップの追加、外部フラッシュライトへの対応、リモコン撮影・・・などなど多種な拡張性を備えているのが特徴です。レンズは、マウントできる規格であれば、購入メーカーの製品以外でも使えるというのも特徴の一つとなります。 そのため、自在に使えるという利点があります。 尚、一眼には欠点もあります。 筐体は近年比較的、小さいものから大きいものまで様々ありますが、レンズが交換できる特性上、レンズが嵩張ることが一点。たくさんレンズを揃えると、置き場や持ち運びでどれを使うかに悩むかもしれませんし、そもそもレンズの選別が分からず思った撮影ができない。ズームが足りないと思うかもしれません。結構レンズも高く、ユニットコストはコンパクトより圧倒的に高いため、いつの間にかスマートフォンやコンパクトカメラ中心となり、眠ってしまうという可能性もあるでしょう。 今は、コンパクトカメラでも価格は一級に高いですが、Cyber-shot DSC-RX1のような高精細なカメラが出始めていますから、一眼=高いわけでも、一眼=きれいでも、一眼=良い撮影体験ができるとも限りません。 いかがでしょうか? 一応まとめです。 まあ、売れている理由は、ほぼ販促の結果です。実際にはコンデジでも、極めようとしている機種はありますからね。ただ、コンデジの多くが小さくコンパクトで使いやすい無駄な機能を省いたというのが特徴なのは確かですから、カメラ好きでなければ多くの人は、知らないのです。 フィルム時代とは違い、今の一眼の特徴は、レンズに自由度があるという点が最も大きいです。また、コンデジに備わっている機能は、ほぼ網羅しているというのも利点でしょう。しかし、今売れている普及機はどちらかというと、販売促進の結果によるステータスの感が大きいです。それは、やはりデジカメ全体の価格が下がってきていることが理由でしょう。少しでも利幅の高い機種やサプライの売れる品を売りたいのだと思います。メーカーは。最近は、それが加速してコンデジにしろ、一眼にしろ、高級機の印象を薄めてしまっている感もありますが・・・。
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デジ一は、決して難しい物では有りません。 ただ、重い、遊びには邪魔、色々制約を受けるだけです。 今の、デジ一は、オートでとっても結構当たりますしね。 ただ、専門的に移すなら、デジ一しか有りません。 あと、決して言える間違いない事ですが、 画素数だけで、画質は、決まりません。レンズの性能が良いと、 画素数が少なくてもものすごく差が出るものです。 そこに、コンパクトと一眼を比べる事に間違いが有るのです。 車でいうなら、カローラと、スポーツカーの差と、言えばご理解頂けると思います。
- fxq11011
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レンズの大きさ、直径を比べれば一目了然。 コンパクトカメラは、ピンホールカメラと大きく変わりません。 明るさ、特に周辺部の像のひずみ(球面収差)、波長の違いによる屈折率の違い(色収差)、解像度その他・・・。
- nik670
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コンパクトデジカメで撮影した写真と 一眼レフカメラで撮影した写真見比べて みてください。 ド素人の俺がみても一眼レフで撮影した方が ハッキリクッキリ違いがわかります。 なんか立体感がでるんですよ。 背景をぼかして、人物だけ浮き出すみたいな。 やっぱり人間欲が有るので、子供の写真 などより綺麗な画像で残したいって思う んですよね。 だから一眼レフ買っちゃうんです(><) でも実際重いし、不便は不便ですけど。 ですのでより綺麗に写したい!という 欲望が一眼レフを買わせるのじゃないのかなー。 綺麗に写る=画素数ではないから一眼レフ なのでしょうね。
- dragon-man
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決定的な違いは光学レンズでしょう。 どんな高級機でもデジカメのレンズは粗末なもので、かつ取り替えられません。 一眼レフの最大のメリットは交換レンズの多さです。安価なものでも、デジカメよりはるかに優ります。レンズによる画質の差は、他のソフト的な機能では補えません。 カメラは何と言ってもレンズです。画質は画素数だけではありません。 一眼レフは重くて嵩張る欠点があるので、我慢して便利なデジカメを使っているのです。
- FEX2053
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色々長く書いてる人が居ますが、私が一眼レフを常用する 理由は非常に簡単。 「光学ファインダーが付いてるから」 老眼になると、背面液晶は非常に見づらいです。EVFならまだ マシなんですが、被写体がどうしても「コマ送り」で見えてしまう ので、既に飛蚊症を患ってる目が疲れるんです。 その点、一眼レフは「被写体からの光が素通しで目に入る」 だけでなく、「接眼レンズに視度補正が掛けられる」ので、 老眼でも別に眼鏡を掛け直す(私は近眼で老眼です)必要 なしに、そのまま被写体を見ることができて楽なんです。 ですので、ほんのちょっとしたスナップでも、一眼レフを持ち 出すことが多いです。
ただフルオートでシャッターを切るだけだと、ほとんど変わりません。 レンズを簡単に交換できて、必要な画角を簡単に得られるわけですが、質問者さんは「ズームが付いている」と思うでしょうね。 ただ写真を撮るだけではさほど変わらないと思います。 コンパクトだと、もっと近づいて撮りたいと思っても、レンズの交換はできませんから出来ることに限界があります。 また、コンパクトにはファインダーがありません。画面を見て画角やシャッターチャンスを窺います。 いろいろな設定変更も同じように出来ますが、コンパクトの場合、相当機能は大雑把です。 一眼の場合は、ファインダーを覗きながら、シャッターチャンスを窺い、そのままの姿勢でもいろいろな設定変更が容易に出来ます。 写真というのは、光と時間とのさじ加減でいろいろな表現が出来ます。 人物を撮ろうとしたとき、スナップなら人物にも背景にもピントが合えば、良い思い出写真になるでしょう。 でも、ポートレートなどで、人物だけをメインにしたい場合は、後ろにピントが合っていると雑然とした写真になります。 このようなときは、人物だけにピントを合わせ、後ろはピンぼけにしてしまうことで人物を浮き上がらせるような写真を造ることが出来ます。 また、ジェットコースターなどの写真でも、コースターと背景にピントが合っていたら、止まっているコースターと同じですよね。 シャッター速度を少し落として、コースターを常に中央に置くようにして写す、流し撮りと言うヤツです。 コースターは止まったままで、背景は流れるような軌跡を描いて速度感溢れる写真になります。 絞りやシャッタースピード、レンズ特性などを細かに調整変更交換することで希望の写真を撮ることが出来ます。 こんな写真が撮りたいな。と思うことに答えてくれるのが一眼レフです。 コンパクトだと、とりあえず みたいな感じでしか無いですね。
私はフィルム時代から一眼レフを使用していますが、マニュアルのカメラではなく、 プログラムモード(要するにカメラ任せ)が付いた一眼レフで、全てオートで撮る限り、 最も初心者でも簡単に、失敗なく撮影ができるのではないかと思います。 つまり、「シャッターを押すだけ」という使い方だけをする場合に限れば、 一眼レフが最も初心者向けだと思います。
- tar5500
- ベストアンサー率22% (852/3865)
この辺を参考に デジカメと一眼レフデジカメの違いはなんなんでしょうか? http://okwave.jp/qa/q1683958.html デジタル一眼レフとコンパクトデジカメの違い・まとめ http://www24.big.or.jp/~antares/photo_gallery/camera/camera81.html