• ベストアンサー
※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:教職科目で高校公民・政経の指導案を書く題材について)

高校公民・政経の指導案について

このQ&Aのポイント
  • 高校公民・政経の指導案についてのアイデアを探しています
  • アイヌの人々の権利について考える授業を作りたい
  • 政経の教科書には適切な題材があるか悩んでいます

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • TANUHACHI
  • ベストアンサー率31% (791/2549)
回答No.2

 僕が質問者様の文面から受けた印象では、アメリカの大統領選挙に絡める形で、アメリカの公民権運動と政治参加を採り上げてみてはどうだろうかとの提案をさせていただきます。  確かに日本国内で文化人類学の視点から指導案を作成するならば、アイヌの問題が頭に浮かびますが、実際にアイヌの人々は日本国民であるがゆえに参政権を持っていて、♯1の方が例示されている萱野茂は94年から98年にかけて国会議員(参議院)としてマイノリティを代弁する形で議員活動に従事していたとの事実もあります(国籍による「国民」の資格をクリアしている)。  他方で、キチンと納税しながらも、日本の国籍を有しないが為に参政権を持つことの出来ない外国籍の方々がいらっしゃることも現実です(日本国憲法で規定されている「国民の義務」をクリアしている)。  人種の問題や同和教育に深入りすることはとてもデリケートであり、一歩間違えばそれこそ人権侵害ともなりかねない危険性をも孕んでいますので十分な注意が必要であると共に、実習の場で扱う時には実習校の指導教員による殊更に慎重なチェックも必要ですので、その点が気に掛かります(僕が指導教員ならば許可を出すことに躊躇し、君が責任を持てるならばやっても良いが、一抹でも不安を感じるならば勧めないね、とコメントします)。社会科の授業で「差別」の表記を扱うことはそれほど重たい問題ですので、ご自身でお考えください。  権利の面で差別を感じている、この問題ならば沖縄の問題もあります。更には国内でも航空機騒音の問題もあります。男女間の格差問題もある。若年層と老齢人口の間に横たわる問題もあります。マイノリティとの括りならば障害者と健常者の関係もある。「学ぶ権利」ならば定時制高校や通信制高校に通う生徒が増加しているとの事実からも「ドロップアウトした弱者」の問題を考える材料にもなる。「マジョリティとマイノリティ」で括るならば、様々な切り口を見つけることもできるはずです。「文化人類学専攻」ならば当然のように隣接科学である「社会学」の専門単位もある程度は履修していることですから、そうしたバックボーンを敢えて封印する必要があるでしょうか。僕ならば社会学からの切り口を求めますね。  2008年のオバマ旋風は若者と有色人種によって起きたアメリカ史の地殻変動とも説明されるように、それ以前とは異なる側面を見せたこともご記憶かと存じますが、その政権が昨年の「ウォールストリートのデモ」に象徴されるように急速な失速を見せたのはなぜか。しかもそれが2008年の中心だった階層から始まったことの意味を生徒に問うくらいのことは可能です。  

yssy11ts25
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 前の回答者の方もおっしゃっていたように、「差別」を扱うことの難しさを感じ、アドバイスを頂いた米、公民権運動と政治参加も視野に入れ、別の題材を扱う方向で調整しています。  政治学、経済学、法学、宗教学、哲学などを幅広く、さらには生徒との接し方を学んでいる教育学部で社会科が専門の人に比べると、当然ですが力量の差を感じます。    社会学の単位もある程度は取得していますが、文化人類学や社会学的視点で題材を扱うことはできても、「社会学や文化人類学の知識がそのまま授業になる」ということはないのが難しいところです。  (↑門外漢なので分かりませんが、法学部で憲法を学んでいれば、条文やそれにまつわる判例が直接授業に生きるのでしょうか…)  話はそれましたが、回答いただきありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • TANUHACHI
  • ベストアンサー率31% (791/2549)
回答No.3

 御多忙の中を丁寧な「お礼」をいただいて恐縮です。さて >法学部で憲法を学んでいれば、条文やそれにまつわる判例が直接授業に生きるのでしょうか… とのお尋ねですが、中学生や高校生に大学の講義内容をそのまま適用することは心して避けねばならない部分もあります。  教育学部に在籍している方ならばご存知のはずですが、授業運営には教案を作成するガイドラインがあります。指導要領です。この学習指導要領の成立経緯に関しても理解されていると存じますが、この指針は当初「学習指導要領(案)」の形でした。一つの事例ではあるものの、これに従わなければならないとの強制力は当初ありませんでしたが、逆コースと高度経済成長政策の下でそれが強制力を伴うものへと変質していった過程があり、現在では大学で学び得た知識をそのままに適用することはできませんが、ある程度は「こういった学説もあるよ」として紹介することはできます。

yssy11ts25
質問者

お礼

回答お寄せいただきありがとうございます。  私は文学部から教員免許の取得を考えていますが、回答いただいたことは大まかにですが、確かに教わりました。  いずれにせよ、自分の学んできたことを教材にするにあたっては、指導要領に沿ってかみしめ吐き出す作業が必要になりますね。 教員の方はかなり苦労なさっているのですね…。  追加の質問にも回答してくださりありがとうございました。

noname#232424
noname#232424
回答No.1

・あなたが教える地域にもよるでしょう。北海道なら基礎知識があるかもしれませんが,鹿児島では「アイヌとは;先住民族とは」というところから始める必要があるかもしれません。いっぽう,北海道ならアイヌの血をひく生徒もいる可能性がありますので,とても扱いにくい題材になるんじゃないですか。 ・あなたは,知里幸恵とか萱野茂を知ってますか? 姫田忠義のいくつかある記録映画は? けっこう古い劇映画ですが『コタンの口笛』は? 自然人類学的なアイヌの位置づけは? 近世末からの北海道史は? 上っ面だけをなでないほうがいいと思います。 ・扱うべき科目(時間)としては,「倫理」とか同和教育に近いかもしれません。マイノリティは「地理A・B」でもやるんじゃないですか。 ぼくがとっさに思うのは,こういうことです。

yssy11ts25
質問者

お礼

アイヌについては歴史も含めて詳しく学んできたつもりでしたが、このような題材を扱うとき、もし生徒に該当者がいたら…ということまで考えておりませんでした。ご指摘ありがとうございます。   結局題材を変える方向で試行錯誤しております。    回答いただきありがとうございました。

関連するQ&A