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絵の描き方の練習
はじめまして。 今まで人物(漫画風)を描く時に人体構造をあまり考えずに、棒人間に肉付けをするような方法で描いていました。 最近 美術解剖学の存在を知り、もう少しとっつきやすいものを と「鯉登潤」さんの人物デッサンの本を購入しました。 そこで練習方法について悩んでいます。 漫画を描けるようになりたいので、模写対象がなくても描ける様に、本にある見本ポーズを見なくてもそのポーズを描けるようになるまで(暗記するような感じで)ひたすら描く、 …という方法で練習しているのですが、コップのデッサン位しかまともに絵を描いた事がないので、 この方法で良いのだろうかと悩んでいます。 どなたかアドバイスくださると嬉しいです。 (人体構造は本に載ってる事だけを考えて描いています)
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- tennana
- ベストアンサー率87% (7/8)
頭に思い描いたイメージ通りに紙に描くために必要な力を身に着ける方法としてデッサンが「最適」というだけです。「最適」であって「必須」ではありません。 どんな絵を描くにしても「思った通りに絵を描く」ためには「思った通りに絵を描く力(技術)」が必要であり、その練習方法としてデッサンが最適としてよくあげられているわけです。 イメージで描く場合は頭の中身をそのまま紙に描きます。 デッサンは目で見た実物を見たままに紙に描きます。 厳密に説明すると「目で見る→目で見た情報は脳(頭の中身)へ→手に伝達して紙に描く」という流れになっています。どちらも「頭の中→手」というルートを通りますのでデッサンはイメージ通りに紙に描く練習になる…というわけです。模写(他の人が描いた絵を見ながら真似して描く。2次元→2次元)よりデッサン(実物を見ながら見たままに描く。3次元→2次元)の方が難しいという理由もあります。 練習法としては正直個人差もあると思います。 繰り返しますが「最適」であって「必須」ではありません。 あなたの場合「漫画を描けるようになる」ことが目的なのですからデッサンは必ずしも必要ではありません。 マンガ漫画のバクマンの言葉を借りれば「漫画は面白ければいい」のですから。 漫画においてはスピード線などの効果やコマ割、構図などの工夫で動きを見せる技術もあります。デッサンやパース、骨格が正確かどうかよりも漫画として魅力的な描写がされているかどうかが大事です。(わざと崩す技法もあるくらいです) 漫画の描き方は他の方が回答している通り漫画の模写が最適でしょう。 ただ、漫画を描くにあたって ・リアルなスポーツ漫画を描きたい ・肉感的で色気のある女の子が描きたい ・ムキムキなマッチョも登場する格闘漫画が描きたい ・主人公が乗るかっこいいバイクを描きたい 等といった構想もでてくると思いますがそんな場合には骨格や筋肉を理解している方が断然有利ですし、デッサン力(正確に描写する技術)が生きてきます。 人体を正確にイメージするためには人体の構造を理解していないと難しいですし、基本は全てに応用できるのですからやって無駄ではありません。 以上を踏まえたうえでこれまでの練習法についてアドバイスすると >本にある見本ポーズを見なくてもそのポーズを描けるようになるまで(暗記するような感じで)ひたすら描く このやり方そのものに問題はありませんが暗記して終わり…ではなく、人体の構造を理解するための過程として暗記をするつもりで描いた方がいいと思います。理由は後述します。 >「いまは時間かかってもいつかサラサラ描けるようになる」と言い聞かせていました >かなり人骨や筋肉を練習したのに、A5の大きさに2コマの漫画を書くのに2 3時間もかかってしまい サラサラ描けるのは人体の構造が頭に入っているからです。描くのに時間がかかってしまうのはまだ練習が足りない(理解しきれていない)からです。 >うごきも固いです 見本のポーズをただ暗記しただけでは見本通りのポーズしか描けません。漫画ではコマやシーンに応じたポーズを任意の角度から描かないと動きや迫力が出ないので丸暗記だけでは応用しづらいんです。単純な構図が続くようなストーリーならさして問題なかったりしますがそうでない場合は丸暗記に限界が来ます。上手くなればなるほど多種多様なポーズを描きたくなってきますし、見本に載っていないようなポーズや構図を描くためには骨格や筋肉の理解が必要になってきます。 >人体構造は本に載ってる事だけを考えて描いています 例えば老若男女全ての人に「腹筋」はありますが腹筋が割れている人もいれば割れていない人もいます。ボディビルダーを何人か見比べてみると同じマッチョでも微妙に筋肉の形が違うことがわかると思います。スポーツ選手も競技によって鍛えられる筋肉が異なるのでそれぞれ違った筋肉の付き方をしています。骨の数は共通でも足の長い人もいれば短い人もいます。 基本的な構造は同じでも「形」には個人差があるんです。 オリジナルの絵を描く際に「見本通り」の骨格や筋肉にこだわる必要はないということです。基本的な構造さえ理解できてしまえばいくらでも応用ができます。 その基本的な構造を理解するためには >本にある見本ポーズを見なくてもそのポーズを描けるようになるまで(暗記するような感じで)ひたすら描く ことが地味なようでいて効果的だったりします。これまでのあなたの努力は決して無駄にはなりません。 一つの本だけではなく、骨格や筋肉を意識しながらいろんな写真や漫画を模写するのもいい練習になります。 「なぜこんな動きになるのか?」「このポーズの骨格はどうなっているのか?」「このパーツは他のパーツとどのようにつながっているのか?」を考えながら模写してみましょう。 逆に人体の構造を理解できているのなら写真などから骨格筋肉を導き出すことも可能なはずですからレントゲンの要領で写真の上から骨を描いてみるのも面白いかもしれません。 また、動きのある絵が描きたいなら実際に動いている人を観察することも勉強になります。鏡に映る自分、身近な人、道行く人…映画をスロー再生したりYOUTUBEなどの動画で面白い動きを探してみるのもいいですね。骨格や筋肉を意識しながら動いている人を観察しましょう。可能であればクロッキーしてみましょう。 参考までに、他の質問で絵の練習方法についていろいろと回答しておりますのでよろしければご覧ください。 いつかあなたの漫画が読める日が来ることを楽しみにしております。魅力的な漫画が描けるように頑張ってくださいね!
- primadonna
- ベストアンサー率48% (44/90)
はじめまして。 漫画を描けるようになりたいのだったら あなたの好きな漫画が描いた作品をトレース。 (最初は、薄い紙で描き写せばいいのだ。) デッサンって・・・ 「画家の描く絵」 と 「漫画家の描く絵」は違うよ。 漫画なら、訓練するのは、クロッキーの方だ。 「鯉登潤さんのデッサンの本」いいね。でも、 あれは、あの方の描き方だと思う。人物に少しパース付けてるよね。 まんま真似しても・・・どう影響が出るだろう? (「人物写真」の方がいいかもしれない。) 漫画というのは、あなたのオリジナル作品になるわけだ。 だから、頭の中にイメージした絵を描くには、 (ポーズ見本を見なくても描ける様になるには、) 通行人でも、スポーツしてる人でも、 瞬時に、イメージで捉えて描く方法。クロッキーしまくるのだ。 (自然に 頭の中でイメージ出来て・・・動く様になるまで。) 解剖学は、サラリと知っておくと良い。 筋肉・骨格・・・が分かっていれば良い。 医者ではないので、絵を描く上で知っていると 人物パースをつける時に 役立つ。 漫画は、ちまちま悩んで描くより、大胆に。 悩んで「ヘンカナァ?」と思うと、自信の無い絵になるから 勢いで 「どうだー」と 描いた方が、ヘタでも読者には通じる! 要は、考え込まない なやまない。たのしもう。 自分の想像したイメージ通りのポーズ・動きが 描けるかどうかだ。 1枚の絵を時間をかけるより、漫画は新鮮さが命!
お礼
primadonnaさんのご回答 かなり衝撃をうけました。 他の方の同じような質問を見て回って、 とりあえず人骨を描けるように練習していたところでして、 「いまは時間かかってもいつかサラサラ描けるようになる」と言い聞かせていました。 確かにかなり人骨や筋肉を練習したのに、A5の大きさに2コマの漫画を書くのに2 3時間もかかってしまい、うごきも固いです…。 primadonnaさんのご回答がなければ ずっとこの方法を続けていたかと思います。 本当に素敵なご回答ありがとうございました! 私の中ではかなりの革命でした
お礼
なる程、私は漫画を描く際 絵柄で選んでしまうのですが、ドンピシャに好みの絵柄のものより、スピード感や勢いのあるものの方が全体として魅力を感じます。 骨格や筋肉を意識しながらいろんな写真や漫画を模写する方法、とても楽しそうですし、勉強になりそうですね。 まだ骨格や筋肉の構造が曖昧である部位もあるので、もう少し理解してから是非挑戦してみたいです。 構造を意識しだすと時間がかかってしまうので すっと出るようにクロッキーを積んでみます。 絵や漫画に対する意識が変わってきました。 ご回答本当にありがとうございました。 他のご回答も是非見させて頂きます。