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弁護士事務所の法人化のメリット・デメリット?
法律の改正で弁護士事務所の法人化が認められたようですが・・ 《抜粋》 「・・法律事務所の組織化,合理化,総合化,専門化を可能にして,良質な法的サービスを社会に提供することを可能にするものである。今後,法人制度の有効な活用を通じて,多様な社会のニーズに応えることが求められる。・・」 とありますが、実際、法人化してのメリット、デメリットってありますか? 実際のところは話しにくいかも知れませんが、できれば教えて頂きたいです。
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質問文からは、誰にとってのメリットデメリットなのかよくわからないので、弁護士にとってのメリットデメリットを書いておきます。 弁護士数十名を超えるような極一部のファームを除いて、ベテランの先生方による弁護士法人制度の利用は少ないように思われます。その理由は、既に経営的基盤を築いていて、他者を介在させる必要性が少ないことと、そして法人の社員は無限責任であることでしょう。無限責任とは、数人の弁護士で弁護士法人を設立した場合、他の弁護士がミスをして当該法人が損害賠償請求を受けた場合に、自分もいわば連帯保証人のような形で責任を負う危険が生じるという意味です。 しかし、若手の弁護士であれば利用されているような印象をうけます。経営基盤も確立しておらず、協力したほうが顧客を獲得しやすいことなどが理由でしょう。また顧客にとっても、個人事務所であれば、その個人に怪我や病気などがあれば、それで一巻の終わりになってしまうところ、法人であれば存続するし、社員全員が無限責任を負ってもらうので、安心という面があるので、信任を得やすいという面もあるかもしれません。
お礼
有り難うございます。 良く解りました。 若い弁護士さんにとっては仕事の獲得が一人よりは容易だということですね。 また、法人の代表者は人数分、多く利益を得ることが出来るのでしょうかねー? 弁護士さんがミスをして損害賠償となった場合は、他の弁護士さんに依頼するわけですよね。 弁護士同士が弁護する。原告の弁護士は弁護士もミスがあることを主張する。自分が弁護士でありながら弁護士もミスがあるってことを指摘するってことですね。 うむー。。何か矛盾を感じるよーなぁ・・・