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活性化エネルギー

psa29の回答

  • psa29
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回答No.2

液体の流動に関して、流動の活性化エネルギーが温度変化に対し一定値を示す流動形態と温度変化に伴い活性化エネルギー自体も変化してしまう流動形態が存在します。 前者はアレニウス型で、後者はWLF型です。 アレニウス型の流動はアンドレードやアイリングの粘度式に従いますし、WLF型はドウーリットルの粘度式に従います。 詳しい話は、レオロジーの本を読んで下さい。 比較的、低粘度のものはアレニウス型、ガラス転移温度近傍での粘度挙動(粘度が高く、温度上昇で極端に粘度が低下する領域)がWLF型だと考えておけばよいと思います。 どちらにしても、温度上昇に従い、粘度は低下していきます。 アイリングの粘度式に於いて、液体分子が周りの分子を少し押しのけて、次の空隙に移動するためのエネルギーを流動の活性化エネルギーと説明していますので、分子間力を断ち切って、次の空隙に移動するエネルギーと考えてもまんざら外れているとは思いません。 その意味においても、活性化エネルギーは(アレニウス型では)温度に依存せず、温度が変化しても一定値を示します。

OMTOMC2311
質問者

補足

とても納得がいきました。ありがとうございます。 最後にもう一つだけ、質問させてください。 アイリングの活性化エネルギーを用いた理論、そして自由体積理論、この二つを組み合わせて粘度を表現するmacedo-litovitz hybrid equationというものを最近見かけました。 このhybrid equationの欠点は式中に密度を表現する項かないというものです。 質問は粘度式に密度を表現する必要はあるのでしょうか? 宜しくお願いします もしダメだったら回答に何らかのメッセージをお願いします あとなにかオススメのレオロジー、もしくは粘度についてかかれた本があれば教えてください。 メッセージがありしだいベストアンサーとさせてください。

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