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鍼灸士に興味あります。生の声の聞かせてください!!
鍼灸士に興味があります。仕事、勉強内容に ついてもやりがいというか、おもしろそうだなと 思ってるのですが、 やはり、現実問題として就職とか収入とか 生活の安定とかの面は素人ですので生の声を 聞かせてください。 (自分に関してはあまりいえれるほど立派ではないので、 「高卒19才で専門学校にバイトせずに通うくらいの金銭的余裕はある」とだけ申しておきます) いくつか番号で質問していきます。 1.就職について、とくに ほとんどの人が卒業と同時に開業なさるようですが 、就職は望めないのでしょうか? 個人的には開業というよりは、どこかに属して いたいと考えてます。 2.収入について。 僕は基本的にはそれほど高給でなくてもかまいません。 (結婚予定はないので)一人の男が安定して生活できて、そして趣味や余興が嗜めるくらいあればよいのですが、 この職は期待できますか? 3.今リストラとか何も資格を持ってないと 本当に大変な時代ですが、 この資格はこういう時代でも生きてくる資格なのでしょうか? つまり、はっきりいいますと食いっぱぐれしないか? また、何かもしものことがあったにも再スタートがきりやすいかということなんですが… 4.完全に主観でよろしいので、 他の職業とこの職業を比べたときの 長所と短所を教えてください。
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鍼灸師です。 1)卒後すぐに開業される先生はほんの一握りしかいないですよ。 医師と同じで、鍼灸も患者さんを治せるようになるには『経験』がものをいいます。 卒後は鍼灸院や病院などに勤める方がほとんどですよ。 2)近年、鍼灸を学べる大学が増えていますが、今のところ大卒と専門学校卒の初任給にはさほど差はありません。 高給を望むのは難しいかもしれませんが、勤務であればそこそこ安定した収入は得られると思います。 開業後は腕次第です…。 3)どんな資格でもそうですが、資格はあっても有効に利用できなければ意味がありません。 我々の資格は『鍼・灸による施術ができる』とううだけで、この免許を取ればどんな病気も治せる、というのとは別問題です。 資格をもっていても治せなければ宝の持ち腐れ。しっかりと勉強し、人生をこれに賭ける!という意気込みでやらなければ資格を十分に生かせず、つまりは『食いはぐれる』心配はあります。 もしもの際に再スタートしやすいかどうかは年齢にもよりますが、一般的な転職とさほど違いはないかと思います。 4)長所と短所 長所 ・医師と違い、診察から治療までを全てひとりで行う事ができ、その後の経過観察や再発防止まで一挙に手がけられる点は最大の長所です。 ・高齢化社会、代替医療への移行が進んでいる最中ですから、将来的な需要は増える事が予測されています。 ・比較的安価で独立開業ができます(必要なのははりと灸のみですから)。 ・実費医療(保険適応外治療)の分野は景気に左右されにくく、不況に強い。 短所 ・医師やその他医療従事者とは比較にならないほど社会的地位が低い(土俵が違うので気にする必要はないですが…)。 ・近年、専門学校や大学教育の場が爆発的に増え、数年後には現状の数倍以上の鍼灸師が誕生。さらに、医師が鍼灸を用いた治療を行うケースが増え、さらに競争の激化が予測されています(完全な東洋医学的な治療をする事で差別化が図れますから、悲観的な現象ではありませんが)。 ・古典の解読がかなり難解(でもこれができないと治療ができない)。 …自分の職業の短所って難しいなぁ(笑)。 とりあえずこんなところで。 何かあれば補足してください。
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- unos1201
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私自身鍼や灸を使用すること、その教育は受け、実地で経験はあります。プロで生きているのではありません。 つまり、多くの東洋医学というか中医を学んだ人は道具として鍼、灸を用います。しかし、レントゲンや注射、診断のための採血等は医師でないと自由にできません。 プロでしかも東洋医学の専門学校で教えている人を親に持った医師やその他の職業の人を知っていますが、親の職業をついでいるのではなく、別の職業のかたわらで鍼、灸を副業で行なっています。その道のプロとして自信を持ち食べている人は勉強した人の一部と思います。 あと、生活できるかといえば、多くの人から認めてもらうテクニックと経験がある人はセンスがいいので、その才能があればどうにか食べていけるかも知れませんが、将来は不明です。全自動の電気鍼を開発し、多くの医療機関で手軽に確実に実施できるようになれば多くの治療院は廃業かも知れません。 逆にそのテクニックが十分でないと多くの副作用が出て、返し鍼を常に使用したり、患者に訴えられるでしょう。安易に開業してもそうそう鍼の世界では生きていけないで苦労するのではないでしょうか。 むしろ、医師の資格を得て、そのテクニックの一つとして鍼や灸の技術を勉強し身につけた方が医師として生き延びられるでしょう。医師も多くなり、食べていくには苦労しなくても十分な収入が得にくくなってきています。 不景気になると、医師にお金を払うのを嫌うようになるので、よけいに鍼灸には通わなくなるみたいです。とはいえ、十分な治療効果を上げれば通ってくれる人が増えるので、繁盛しているところには患者が増加の傾向はあります。楽な世界では無いと思います。
お礼
なかなか難しいみたいですね。参考になりました! ありがとうございます!!
お礼
とても丁寧な解説ありがとうございました! 感謝します!!今後の参考にさせていただきます(^^