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形式電荷について
htms42の回答
- htms42
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#1で「単体の酸化数は0とする」という規則の意味に触れました。 同じ性質のものの組み合わせですから正負のイオンに分けようがないということからくるものです。 イオンに分けることが出来ないので形式電荷としても0しか出てこないのです。 これに関係してH2O2の中のOの酸化数の規則についても書いておきます。 通常、化合物の中でのOの酸化数は-2とするのですが「H2O2の中のOの酸化数は-1とする」という規則です。これを単に例外としているものが多いです。Hの酸化数を+1として全体が0とするとOの酸化数が-1になるので「H=+1を優先させる」と書いてあるものもあります。でもこれらは酸化数の元々の意味からではなくて規則からだけ判断しようという形式的な考えです。H2O2の構造はH-O-O-Hです。この構造の中にある共有結合の電子対を結合の両側にある原子のどちらかに所属させて生じるイオンを考えると形式電荷が分かります。従って酸化数も分かります。H-O-Hではそのようにして酸化数を求めます。でもH-O-O-HではO-Oの結合が単体と同じ性質のものになっています。同じ性質の原子であれば形式電荷を考えることが出来ないのです。 「単体の酸化数は0とする」という規則に当てはまる構造が出てきているということになります。イオンとして考えるのであればH-[O-O]-Hであるとする方がいいでしょう。形式電荷は[O-O]^2-になります。O1つあたりでの形式電荷で考えると酸化数がー1になります。 このような事情は分子の中に同じ元素の原子同士の結合が存在している時はいつも生じることです。 アンモニアNH3の中のNの酸化数は-3ですがヒドラジンNH2-NH2の中のNの酸化数は-2です。NH2という分子が存在するとした時の酸化数と同じになっています。N-Nの部分の結合が単体の場合と同じ扱いになるからです。
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