血清の「品質」をチェックする方法について

このQ&Aのポイント
  • 血清の「品質」をチェックする方法について考え方を教えてください。
  • 遠心をやりすぎた場合に血清中の脂質量が変わることはあるのか。
  • 遠心のし過ぎや不足によってタンパク分画が変化するのか。
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全血を遠心分離して血清を得たいのですが

好適な条件を出したいので、血清の「品質」をチェックする方法に ついて、特に以下の(1)-(3)について考え方を教えてください。 人間を対象とした生化学検査・免疫学検査を前提にした場合でかまいません。 (好ましくは血液学検査も考慮してもらえればありがたいですがややこしくなりそうなので…) (1)あまりに強いGで遠心してしまうと、比重の軽い成分(例えば血液中の 脂肪分等)が、一つの相を成してしまいそうな気がするのですが、 例えば臨床検査の分野などで、遠心をやりすぎた場合に、 血清中の脂質量が変わることってあるんでしょうか? (2)同様に、タンパク分画は(採血から遠心までの時間によってかわるという話は 聞いたことがあるんですが)遠心のし過ぎあるいは、不足で変化するものなのでしょうか? (3)さらに、Gが高くなると、溶血(血液細胞の破壊?)といった現象が起こると思うのですが、 溶血の結果、最もよく変動する成分はなんでしょうか?(多分ヘモグロビンだと思いますが) それを血清中から検出する方法はないでしょうか?

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質問者が選んだベストアンサー

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  • ebisu2002
  • ベストアンサー率59% (1878/3157)
回答No.1

1) 強いGをかけることのできる遠心を超遠心分離法と呼び 通常は3000回転/分ほどの遠心分離に対して数万回転ほどに及ぶものです 強Gで長時間分離を行うことでお考えのように脂質を分離させる方法があります 血清分離用に設置されている装置では、このような強いGは設定できないと思います 2)むしろ、分離以前に凝固が完了しないまま(抗凝固薬使用の場合など)分離してしまうとフィブリノゲン~フィブリンが血清に残存することによる影響のほうが生じやすいものです 3)ほとんど無いはずのヘモグロビンが存在することになりますから明らかに異なりますが、通常のヘモグロビン測定とはケタがちがいますから測定できません 便潜血の検出と同じような原理で定量することもできるようですが、一般的ではありません 他に、赤血球中濃度が血清よりも明らかに高いカリウム、AST、LDH、Feが漏れて高値になることからも気がつかれます

Kokorochaniuna
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 *溶血等を含めて3000G程度では、さほど血清の品質には影響しない。 *フィブリン等の凝固因子やタンパク分画等は、遠心条件よりも、採血から遠心までの時間に依存する *血清量はかわるかもしれない。(遠心が不足した場合には) *カリウム等は、溶血すると高値になる(検出できるレベルでしょうか?) ということで宜しいでしょうか? 血液も含め、生体溶液は、いろいろなものが混ざっているので、遠心条件hが違うとそれだけでなんらかの相分離が 起きそうな気が単純に考えるとありそうな気がまだするのですが、その辺は遠心の理論を考えなければならないと思うので 分割して別質疑としました(考える対象も、物質の性質でわけるような分け方で質問しています)。こちらのほうも、 ご教示いただけると助かります。 http://okwave.jp/qa/q7558944.html 【以下参考】 http://okwave.jp/qa/q1931307.html

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