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行成と実方について
古文の行成と実方についての質問です。 敬語になっている部分がいくつかあるのですが、よくわからなかったので教えてほしいです。 ・敬語の種類 ・補助動詞か本動詞か、本動詞ならどういう意味か ・誰から誰への敬意か よろしくお願いしますm(_ _)m
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補足の文章が全部分からないのですか? もし、そうなら、ここで質問して解決するレベルではありませんね。 学校なのか塾なのか分かりませんが、そちらで質問をする方がいいですよ。 私は古文の教師でも、研究家でもなく、趣味で読むだけですので、文法の詳細については、止めておきます。20年も前に習ったものでは、嘘を教えてはいけませんので。 分かる範囲でご説明すると、 たとえば1行目の「おはしけるとき」であれば、「御座しける時」ですね。「おはしましけるとき」に比べると、敬意が低くなります。 「御座し」が、自動詞「御座す」で「あり」の尊敬語になり、「いらっしゃる」 「けり」が助動詞で過去のことを人づてに聞いて述べている表現です。 つまり、「大納言の行成様が、まだ殿上人(つまり4位から6位ていど)で、いらっしゃった時」となります。 敬意の対象は、書き手から行成に対してのものです。 この文章では、地の文では、行成と主上(帝、つまり天皇のことです)に対して敬語を使っています。
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- ka28mi
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分からない文章を、載せましょう。 でないと、どこが分からないのか、誰にも理解できません。
補足
本文です。 大納言行成卿、いまだ殿上人にておはしけるとき、実方の中将、 いかなる憤りかありけん、殿上に参り合ひて、言うこともなく、 行成の冠を打ち落として、小庭に投げ捨ててけり。 行成少しも騒がずして、主殿司を召して、 「冠取りて参れ。」とて、冠して、 守刀より笄抜き出だして、鬢かいつくろひて、居直りて、 「いかなることにて候ふやらん。 たちまちにかうほどの乱罰にあづかるべきことこそ、おぼえ侍らね。 そのゆゑを承りて、のちのことにや侍るべからん。」と、 ことうるはしく言はれけり。 実方はしらけて、逃げにけり。 折しも、子蔀より主上御覧じて、 「行成はいみじき者なり。 かくおとなしき心あらんとこそ思はざりしか。」とて、 そのたび蔵人頭空きけるに、多くの人を越えて、なされにけり。 実方をば、中将を召して、「歌枕見て参れ。」とて、 陸奥守になしてぞつかはされける。やがてかしこにて失せにけり。 実方、蔵人頭にならでやみにけるを恨みて、執とまりて、雀になりて、 殿上の小台盤にゐて、台盤を食ひけるよし、人言ひけり。 一人は忍に耐へざるによりて前途を失ひ、 一人は忍を信ずるによりて褒美にあへるたとへなり。
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