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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:ユーロ問題~ギリシャの債務危機)

ユーロ問題~ギリシャの債務危機

isokenの回答

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  • isoken
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回答No.2

>国民も、政府も、自分たちの置かれている現状を真剣に考えていない、「借金民主主義」のギリシャ・・・ 「借金民主主義」との表現は言い得て妙ではありますが、世間一般にまかり通っている、独仏=善・ギリシャ=悪という図式、私個人は必ずしもその論調には組しません。 但し質問者様が御指摘の、ギリシャ国内に於ける経済再建の本気度に就いての言及には、頷かざるを得ませんが。 そもそも今回のギリシャ債務危機は、本邦に於けるバブル経済時の銀行と破綻企業の関係、即ち借り手の返済能力を無視した、独仏に依る貸し手責任の側面も否めないでしょう。 援助国=独仏、被援助国ギリシャという構図はその通りではあるが、ユーロ安・低いECB(欧州中央銀行)の政策金利が齎した最大の受益国は独仏に他ならず、彼らがギリシャにそれ相応の援助を行う事は、銀行が自らの損失を防ぐ為に融資相手に支援を行うのと全く同じ図式、即ち感情論ではなく経済的合理性で語られるべきであると考えます。 >各国の支援の条件は厳しく、当国にとっては、内政干渉とも受け取っているかも知れません。ある意味、ユーロ圏離脱も選択肢かも・・・。 恐らくギリシャ政府・国民もその辺りを敏感に感じ取り、「今更何を」という印象を拭えないのでは?、無論借金返済をおざなりにし、生活を切り詰める努力を拒否する行為は、我々日本人にとって違和感のあるのは当然ですが。 ところで世界の著名エコノミストの殆んどは、経済危機における緊縮政策が、本来取られるべき財政政策ではない事、即ち誤った政策である点を指摘しております。 当初EUに留まる事を前提にしながらも、超緊縮財政=NOという矛盾極まりない論理が支配的であったギリシャ国内も、EU離脱⇒デフォルトという選択肢も有り得るという論調に微妙に変化して行った背景は、以上申し上げた事と決して無縁ではないものと思われますが。 >これからのユーロはどうなりますか? 欧州各国の経済条件の相違を殆んど無視して、独仏がユーロの拡大を進めてきた理由の1つは、ドルに対抗する基軸通貨としてのマーケットが小さ過ぎるという政治的背景が挙げられるが、今回のギリシャ債務危機で、EUの弱点が浮き彫りになった形です、まあユーロ発足以前から指摘され続けてきた懸案事項ではありましたが。 以下は当然恐らくとしか申し上げられないが、仮にギリシャがEUを離脱し、財政再建が堅調に為されたとするならば、それに追随する国家が幾つか出てくるものと思われます。 というのも、ユーロという共通通貨を有するEU経済最大の特徴は、加盟各国の経済状況が相違するにも関わらず、金融政策が1つしかない点にある訳で、経済危機に至った際の金融政策の自由度が低い為、財政政策もしくは他国の支援でしか対応不可能という、選択肢の少なさが最大の弱点であろうかと。 弾力性の無い共通の金融政策と各国の経済事情及びそこに立脚する財政政策という、恐らくは矛盾するであろう2つの事象の整合性をどう取るか、ユーロの将来はこの1点に掛かっているものと思われます。

mkot
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 ご指摘の通り、エコノミストが言うように、「経済危機における緊縮政策は間違った政策である」は、 多くの場合正解だと思います。 経済危機だからこそ、雇用、内需拡大のために公共工事を増やす等、 景気刺激対策は、必要だと思いますが、今回の場合、債権者サイドの理解がとても得られないでしょうね。 返済能力を考えない独仏の融資責任も当然ありますね。 これらもまた、ビジネスマインドが働いて いたわけですから。 それどれ各国、経済事情が違う国どうしが、同じ通貨を使うこと自体、無理がある物ですが、 欧州共通通貨の意義も十分にあるものです。 何とか、今回の危機をを乗り越えて欲しい、と思います。

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