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吸着におけるpH依存性の実験方法について
現在、固体サンプルを用いて、水中溶存フェノールの吸着を行っており、紫外可視分光光度計を用いて、吸光度を測定することによって、吸着評価を行っています。 吸着のpH依存性を検討することになり、サンプル溶液のpHをそれぞれ3~11に調整して、吸着実験を検討します。 その際に、検量線溶液をどのように調製すればいいのか分からず、困っています。 そこで、質問させていただきたいのですが、サンプル溶液のpHを変化させた場合、以下の(1)、(2)のどちらを検量線溶液として用いるべきなのでしょうか?また、(1)、(2)どちらも間違っているのでしょうか? (1)検量線溶液のpHもそれぞれ3~11に調整する。 (2)検量線溶液にはpH調整溶液を加えずに、フェノール水溶液のみで検量線を作製する。 どなたかご教授お願いします。
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- ki073
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回答No.1
フェノール水溶液の吸光度のpH依存性をまず測ってみてください。 pH依存性がありそれにより必要な精度がでないのであれば(2)の方法は使えません。 (1)の方法は悪くはないのですが、調製したフェノール水溶液が固相を通過した後のpHが、精度に影響を及ぼさない程度に安定しているかチェックしておく必要があります。通過後のpHがずれてしまうことは考えられますので、通過後の溶液のpHを測定してそのpHでの検量線を使う必要があるかもしれません。必要な精度が得られるか考えてみてください。 こんな方法もあります。 測定液をそのまま測定するのではなく、サンプルがpH3~11であっても一定のpHになるような量の緩衝液を加えて(希釈して)測定する方法もあります。