- ベストアンサー
「知覚」を小学生に説明するなら
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
まだ締め切られていないようなので、少しお話させていただきます。認知心理学をやってる世間ではボーさんと呼ばれているものです。 >>「知覚」という言葉がありますが、小学生くらいの子供に意味を説明するとしたら、 >>どんな表現を使うと分かりやすいでしょうか。 >>簡単な例を挙げるとするなら何がよいでしょうか。 私としては「錯覚」を使って説明すると分かりやすいのではないかと思います。例えば下のような図形を使います。 ご存知とは思いますが念のため感覚と知覚の違いを大まかに説明します。「感覚」とは感覚器官(五感)が捉えた情報を脳が処理をする前段階をいい、「知覚」とは感覚器官が捉えた情報を脳が自分にとって有利な情報に作り変えて意識に上げたものをいいます。 下の図で考えますと、視覚的に捉えても本来平面であるはずのものですが、脳が処理をおこなう段階でデコボコの立体に見えるように情報が操作されているという事になります。 他にも、「カニッツァの三角(ネットで引けばすぐ出ます)」はあるはずのない三角の輪郭が、脳の情報処理によって見えるというものなどもあります。錯覚はたくさんありますから調べてみてください。 つまり、錯覚というのはまさに「知覚」のなせる業です。また、錯覚を使うことで体験しながら「知覚」を学べると思いますよ。 ここからは余談ですが、私達人間は三次元(立体的)な世界を生きているつもりになっていますが、そもそも私達の視覚はカメラと同じ構造になっていますから、二次元的(平面的)にしか物事を捉えていません。そして、視覚が捉えた二次元的な情報をもとに、脳の神経を伝わっている間に三次元的に作り直された情報が意識に上って、私達はものを見ているわけです。 つまり、へんな言い方ですが私達が普通にものを見ているのもある意味錯覚であり、「知覚」の段階にまで処理されたの情報なわけです。 まぁ、こんな感じでしょうか。錯覚関係の書籍本屋さんにもいっぱいありますが、 ブルーバックス『人はなぜだまされるか―進化心理学が解き明かす「心」の不思議―』 別冊日経サイエンス『知覚は幻―ラマチャンドランが語る錯覚の脳科学―』 あたりが参考になると思います。 長々駄文を連ねましたが、急ごしらえの文章のため誤字脱字乱文どうぞご容赦ください。 合掌 南無阿弥陀佛
その他の回答 (4)
- orrorin
- ベストアンサー率65% (88/134)
「知覚」という言葉を「認知」や「感覚」と区別して説明する必要があるかどうかで、だいぶ難しさが変わってきます。 普通の小学生にその区別は難しいと思うので、一般的な「知覚」の指すものとしては「目や耳など、体のそれぞれでわかること」とかでいいと思います。 さて、もうちょっとちゃんとした区別をした上での説明なら、クイズ形式でやるのはどうでしょうか。 上方がやや膨らんだ形をしていて赤くて光沢があり、手に持つと少しの重量感となめらかな手触りがし、齧るとシャクシャクした食感と甘い水分を感じられる――これは何? 正解は「リンゴ」ですが、ここで羅列したような、それがリンゴだとわかることの、ベースになるような特徴が知覚である、というのはいかがでしょう。 何問か出してあげれば、漠然とでもその意味するところは伝わると思います。
お礼
なるほど、いいですね。ありがとうございます。
- hrsmmhr
- ベストアンサー率36% (173/477)
京大の霊長類研究所のチンパンジーがビデオの問題に正解したらバナナがもらえる ヤツって言ったら、ちょっと違うんでしょうか? 私はそれが一番しっくりします
お礼
ありがとうございます
- alligator911
- ベストアンサー率33% (8/24)
視覚以外の知覚なら、子どもに目をつむらせて 音を聞かせたり、ものを触らせたり、舐めさせたりして 子どもが今のは何だったか判断できること、 それが聴覚、触覚や味覚だとわからせることができるのでは? 視覚の説明には、錯視図形を使うといいと思います。 こんなの http://www.google.co.jp/search?q=%E9%8C%AF%E8%A6%96%E5%9B%B3%E5%BD%A2&hl=ja&rls=com.microsoft:ja:IE-Address&rlz=1I7TSJH_ja&prmd=imvns&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=kXmDT8bqOaKOmQX3w8CXCA&ved=0CC4QsAQ&biw=1366&bih=664 その他の知覚もだまそうと思えばいろいろできるので、 試してみてください。
お礼
ありがとうございます
- rokometto
- ベストアンサー率14% (853/5988)
重いものを持ったら重いと感じ、熱いものに触ったら熱いと感じること、じゃないですかねえ。 外界からの情報を脳で処理することですから。 小学生って言っても1年と6年では天と地ほど差があるので一概には言えませんけども。
お礼
ありがとうございます
関連するQ&A
- 理論の意味を分かりやすく説明すると
「理論」という言葉がありますが、小学生くらいの子供に説明するとしたら、 どんな表現を使うと分かりやすいでしょうか。 簡単な例を挙げるとするなら何がよいでしょうか。 宜しくお願いします。
- ベストアンサー
- 日本語・現代文・国語
- 「認識」を上手く説明できる?
私は「認識」を上手く説明できません。 小学生の頃は「認識」の事を「知覚」と表現していました。 認識力=知覚力、みたいな。つまり“強くアンテナはった意識的な”状態=知覚する、ていうイメージ。 認識とは「深い」と表現されるように“静かだが力があるようなイメージ”ですから、「知覚」じゃピンとこない。そこで、32歳の頃、環境認識という言葉からイメージできる世界、それの方が身体に馴染む、んで「認識」に切り替えた経緯があります。 ブータンじゃEVSという環境学を小学生から始めている。将来、ブータンの大人が、日本人をビンタする光景が目に浮かぶ。 環境税、とかも別にいいけど、どうせなら、科目を廃止して環境認識工学1本にして、教育して欲しい(老若男女がやるべき)。科目に分けられると、何か骨が細いイメージがする。 まぁそんな背景も考えて、「認識」を上手く説明できる?
- ベストアンサー
- 哲学・倫理・宗教学
- 「子供心に~した」の「に」は文法的にはどういう説明になるのでしょうか?
「子供心に~した」というように、「子供心に」+過去動詞を使った表現がありますが、これは文法的にはどういう説明になるのでしょうか? 一般的な用法には当てはまらない気がして。 後に続く過去動詞も「思った」「感じた」などの思考を表す語句がスタンダードな使用例だとは思いますが、 「見た」「触れた」などの知覚的な語句はふさわしいものでしょうか? 言葉を使った仕事をしているのですが「違和感が…」と指摘を受け、そう言われてみれば、と気になってしまいました。 ※ちなみに私が使った例は「子供心に観た映画は、大人になっても残る」といったものです。 「子供心」「幼心」以外に類する使用法のある言葉もあれば教えていただきたいです。 よろしくお願いいたします。
- 締切済み
- 日本語・現代文・国語
- 「知覚」と「感覚」と「感じ取る」
知覚、感覚という言葉は、普段意識して使い分けることはほぼありません。 が、少し気になって調べてみたところ心理学的には感覚は生理的に刺激を受け取る次元で、知覚はそれをもとにした情報処理の次元...といった(曖昧にしか理解出来てませんが)異なるものであると書かれていました。さらに高次のものが「認知」だそうです。 それでは、よく使う「感じ取る」という言葉は何処に当てはまるのでしょう。 「感じ=感覚」「取る=知覚」といったように、感覚知覚(認知)ひっくるめた広い範囲で「感じ取る」なのでしょうか? それとも、感覚知覚認知のどれかを優しく言い換えたのが「感じ取る」なのでしょうか? 定義が難しく、個人の捉え方に差があるとはおもいますが、詳しい方、自分の考えを持ってる方、回答よろしくお願いします。
- ベストアンサー
- 日本語・現代文・国語
お礼
なるほど、自分もすごい分かりやすかったです。 どうもありがとうございます。