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大規模エコ冷暖房システムの効果について

3.11地震の影響で電力事情は逼迫しています。そこで図のような大規模エコ冷暖房を考えました。 夏はゲートA、Bを閉じ黒潮を日本の遥か南に遠ざけます。 冬はゲートAを開き(ゲートBは閉)黒潮の大部分を日本海に入れます。 こうすることにより日本列島は夏涼しく、冬暖かくなります。 【質問】 東京付近で8月の平均気温は何度下がり、2月の平均気温は何度上がりますか? (注意)実際に建設となれば建設費、漁業補償等色々問題はありますが、それらは無視して下さい。

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回答No.2

海流の動き・メカニズムはよくわかっていないと思います。 現状の流れを見ても、複雑なことがわかります。   表層部の各月日の海流の状況が見えます 日本海 http://www.data.kishou.go.jp/db/maizuru/daily/current_m.html 日本海は、南半分で海流が複雑に渦巻いているのがわかります。対馬海流が一切なくなればこの渦は消えるかも知れませんが、半分閉じた場合にはもっと複雑な状態になる可能性があるとも思えます。 九州沖縄付近 http://www.data.kishou.go.jp/db/nagasaki/daily/current_n1.html 種子島と九州の間は大きな海流はなくて、種子島の南を回り込んで海流が四国に接近する流れであることがわかります。種子島と九州の間が流れなくなった場合にどのようなことが起きるのかはわからないものの、大きな影響はない可能性があるようです。 海底地形や大気循環などかの研究もあるようです。 http://gfd.riam.kyushu-u.ac.jp/~gfd/seminar/h17/text_nakamura.pdf   深層部 http://www.jcca.or.jp/kaishi/251/251_toku3.pdf とても複雑な海流の動きです。   観測をすれば、どのように今は流れているということは分かっても、なぜこのように流れているのかというメカニズムが分かるのではないようです。    月々や年間、数年間という短いスケールでなくて、もっと長いスケールだと、氷河期から温暖化が進み、海水準が上昇して、対馬の周辺が海面下になり南から海流が流れ込んで、日本が島状態になったことで、温度も生物も変化したことがほぼ推定できているようです。 http://homepage3.nifty.com/a-kitamura/south.htm ただ、問題は簡単ではありません。 このサイトには次のように書かれています。 (調査結果のデータがグラフになっている) 「170万年前から130万年前の間の南方海峡の規模は,現在の対馬海峡よりも小さかった.そのため,この頃の日本海中層は,現在よりも水温が高かった.」 これは、対馬と九州の間を塞いだら、日本海が冷えるとは限らないことを示す例だと思います。   日本海は一杯水を湛えた池に、小さな流れが入り込んでいるような状態です。北側のリマン海流はほとんど流れ込んでいません。南の対馬海流が流れ込んで津軽海峡などを抜けていく構造です。 http://www.nies.go.jp/kanko/news/26/26-4/26-4-03.html 対馬と九州側を閉じた状態で10年間、20年間といると大きな変化を生じるかも知れません。 しかし、半年ごとに閉じたり開いたりしたら、ほとんど影響がないかもしれません。   http://www.jma-net.go.jp/sendai/wadai/kikouhenka/3_1umi.pdf (図3.1-2に)1961年以降の月ごとの対馬暖流勢力の推移が示されています。季節変動よりも、2~3年スケールの変動が顕著で、10年を超える長い時間スケールの変動もあります。対馬と九州側を半年ごとに開閉、あるいは夏場だけに半分を閉じる、あるいは冬場だけ全面的に開けるということで、日本全体(日本海側)にどれだけ影響が出るかは、わからないと思います。 (図3.1-4に)東日本の親潮の面積変動が載っています。この変動の原因はもともと北からの親潮の勢力変化が主でしょう。これには季節変動が明確に見えます。 対馬と九州側を季節で開閉(夏に閉鎖、冬に開放)した場合、日本海側の冷水域の面積に季節変動が小さくなる可能性はあるように思えます。日本海側にも影響が出るであろうことは推定できます。 しかし、(図3.1-2)を見たり、過去の実績を見ると、全体として、平均気温がどう変化するかは言えないのではないかと思います。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ おそらく、パッとアイデアを思いついたのでしょう。 そうしたアイデアは技術的実現性とか経済性とかの前に、仮にそういう仕組みが簡単に経済的にできたとしても、期待する効果が得られないことも多いものです。 あるアイデアが実現できたとして、それで期待する効果が出せるのかどうかは、仕組みや経済性、実現可能性などよりも、比較的簡単にチェックが簡単なことが多いです。 webで調べるだけでも、何かはわかるので、そうした面は自分でもやって見た方が良いです。 特許などでも、アイデア倒れは多いです。実現するための工夫をするのとあわせて、それが実現できたとして本当に効果がでるのか役に立つのかをチェックすることです。 期待の効果が出せるかが不明なことを、アイデアだけに酔ってしまわないことも、大切です。

mandegansu
質問者

お礼

回答有難うございます。 単純なシュミレーションだと思ったのですが、単純ではないのですね。

その他の回答 (2)

  • cat-food
  • ベストアンサー率61% (124/201)
回答No.3

黒潮はゲートBのはるか東を流れていますので、ゲートBによって黒潮を止めたり流したりすることはできません。したがって、このシステムでは東京付近の気温にはほとんど影響しないでしょう。 余談ですが、ロシアがソ連といわれたころ、ベーリング海峡にダムを造って北極海の海水が太平洋に流れないようにするという構想がありました。このくらいの規模になれば、かなり気温への影響はあると思われます。ソ連はこのダムによってシベリアが温暖化して農業開発ができると考えていました。日本も温かくなるので、ソ連に感謝するだろうと彼らは考えていたようです。(考えの狭いやつら!)

mandegansu
質問者

お礼

回答有難うございます。

  • yama5140
  • ベストアンサー率54% (136/250)
回答No.1

>こうすることにより日本列島は夏涼しく、冬暖かくなります。  持論ですね。  しかし、  ・東京付近で8月には、○度涼しくなる。  ・  〃  2月には、◇度暖かくなる。 と具体的には、(まだ)なっていない・・。 ☆あきらめずに研究し、持論を発展・補充した方がよろしいかと・・(他力本願ではなく)。 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ ちなみに、種子島と佐多岬の間には、黒潮の主力は流れていないようです。 http://ao.jpn.org/kuroshio/about.htm http://www.sizenken.biodic.go.jp/pc/ikimono/thema/05/setsumei/kaiyu05.html http://www.kaijipr.or.jp/mamejiten/shizen/shizen_14.html 時間はかかるかと思いますが、フィリピンあたりから椰子の実を多数流して、黒潮本体の流れを自分の目で確認し、従来の知見を見直すのもロマンがあるかと思います。

mandegansu
質問者

補足

>☆あきらめずに研究し、持論を発展・補充した方がよろしいかと・・(他力本願ではなく)。 >時間はかかるかと思いますが、フィリピンあたりから椰子の実を多数流して、黒潮本体の流れを自分の目で確認し、従来の知見を見直すのもロマンがあるかと思います。 単なる思付きであり持論でも何でもありません。 従って効果(少なくとも東京付近で5度)が得られ無いなら研究する意味は全くありません。

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