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「上等のくつ」と「上等なくつ」、正しいのは

小学校3年生の漢字ドリルで 「上等のくつだ。」 という文がありました。 子供に 「上等の・・・っておかしくない?上等な・・・じゃない?」 と聞かれましたが、私にはどちらも合っているように思えます。 ドリルに書いてあるので、「上等の」が正しいのでしょうが、どうして「上等な」ではないのか教えてください。 よろしくお願いします。

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  • hakobulu
  • ベストアンサー率46% (1655/3578)
回答No.6

どちらも上等である性質・状態を表わす用法ですが、 「上等な(形容動詞)」 「上等(名詞)+の(格助詞)」 という構造上の違いがあります。 「上等なくつだ」は、くつに対する【直接的な形容】で、「くつの状態に関して上等だという評価を与えること」が眼目です。 「上等のくつだ」は、「世の中には上等と評価できる品物が存在するが、これはそういった部類に属する品物としての靴だ」というニュアンス。上等という状態にあるくつが【存在していることに言及すること】が眼目です。 前後の文脈や話者の意図によってどちらも正しい表現になり得ます。 プレゼントとしてもらった場合などは、 「上等のくつをもらった」が自然でしょう。 上等と評価できる品の存在自体への言及になるため、「もらったこと自体」に対する感謝を重点的に表現できます。 「上等なくつをもらった」は、くつに対する形容(評価)が優先されてしまうために、もらったこと自体に対する感謝の念は薄くなるでしょう。 くつに対する形容が眼目であれば「上等な」、 上等と評価されているくつの存在自体に着目するなら「上等の」、 となります。 たとえば高そうな靴の写真が添えてあるような場合であれば、靴自体に着目していることになり、「上等のくつ」が自然と思います。 微妙な違いではあるのですが。   

sakurode
質問者

お礼

ありがとうございます。分かりやすい説明です。 「上等」に主眼を置くか、「くつ」に主眼をおくかで使い分けるということですね。 子供には説明しにくいですが、挑戦してみます。

その他の回答 (5)

  • izumi044
  • ベストアンサー率36% (1334/3624)
回答No.5

こんにちは。 感覚的に使い分けている言葉って多いですよね。 国語的な説明ではなくて申し訳ないのですが。 他の言葉に置き換えてみました。 「上質のくつ/上質なくつ」 「相応のくつ/相応なくつ」 「ボロのくつ/ボロなくつ」 ※ボロって、最近はとんと言わないですが。 「相当の代物」と「相当な代物」 「極上の代物」と「極上な代物」 口に出してみると、 「~な+物」の場合、「~な」と前の状態を気持ち強めに発音している気がしました。 「~の+物」の場合、「の~」と後の物を気持ち強めに発音している気がしました。 他の方もおっしゃっていましたが、物というか質をあらわす言葉だけなのかもしれませんが、「~の+物」の場合の方が「~な+物」よりも「物」を強調している気がします。

sakurode
質問者

お礼

いろいろ他の例を挙げてみると、確かにわかりやすいです。物事を検証する上でとても有効な手段ですね。今度から試してみます。ありがとうございました。

  • garamond
  • ベストアンサー率53% (1119/2111)
回答No.4

もと「上等の」から「上等な」へ移行の過程にあります。 「猥褻の行為」→「猥褻な行為」 「特殊の形態」→「特殊な形態」 「異常の言動」→「異常な言動」 これらはほぼ移行を完了しました。 「上等の靴」→「上等な靴」 かなり移行完了に近いと思います。 「特別の事情」/「特別な事情」 拮抗していると思います。 「普通の方法」 今のところ「普通な方法」は容認されないでしょう。

sakurode
質問者

お礼

移行の過程とは!そういう見方もあるのですね。面白いです。なるほどと思いました。そのうち「全然~ない」も「全然大丈夫」が容認されるようになるのかも。。。!?

  • cxe28284
  • ベストアンサー率21% (932/4336)
回答No.3

「この靴は上等の靴だ」といった場合対象がはっきりしていて ある特定の靴を指して言っている感じがします。 「この靴は上等な靴だ」といった場合まあまあ上等の部類に入る靴だ。 と言っている感じがします。 上等のは名詞+助詞 上等なは形容動詞です。 上等なお菓子をいただきありがとうございました。 これは上等のお菓子だから大事に食べよう。 「上等な」の方が客観的で「上等の」の方は主観的なニュアンスが強いと思います。 子供さんには説明しにくいですね。 「上等の」のほうがよく使われると思います。

sakurode
質問者

お礼

自分はなんとなく「上等な」を使っていたように感じます。たったひらがな1文字でニュアンスが変化するのですね。

回答No.2

この場合ですと 「上等の靴」は上等品である 「上等な靴」ですと 上等に属する靴である 上等そうな靴ですね お店で言うと 「上等の靴をください」といえば 保証付きの靴が出ますが 「上等な靴をください」というと 見た目が上等そうな靴が出ますね 保障はしませんね

sakurode
質問者

お礼

なるほど。上等の・・と言うと、「上等」が重んじられるわけですね。やはり、何を主体としているかですね。実際そこまで考えて私たちは使っているのでしょうか。

  • yoshi20a
  • ベストアンサー率20% (470/2291)
回答No.1

私もどちらかというと、「上等な」だと思います。 辞書には、どちらかというと、「-な品」という用例が載ってます。 「上等だ」という形容動詞として扱う場合、活用形は「だろ、だっ/で/に、だ、な、なら」ですので、この中から連体形の「な」を使用します。 ただ、日常では、「上等の」とも使いますね。。。 一方、「上級」だった場合、「級」というクラス分けがあるので、「上級のモノ」になるかもです。

sakurode
質問者

お礼

辞書には「-な品」ですか・・・。実際言いやすいですが、他の方も回答くださっているように、どの言葉が主役かによるのでしょうね。ありがとうございます。

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