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評価という言葉の使い方
今朝、ある新聞の一面の見出しに、次の見出しが載っていました。 「本社世論調査 **○○○を評価△△%」 この「評価」という言葉の使い方は、不適切と思いますが、どうでしょうか? 本来、評価という言葉は、どれだけの価値や価格があるかを見定めること、であると思います。 この記事では、見定めが△△%、という内容ではありません。 したがって、この見出しでは、「評価」の言葉を使うのではなく、「肯定」あるいは「賛成」であるべきと思いますが、どうでしょうか?
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質問者が選んだベストアンサー
ご指摘の見出しは、「評価という言葉の本来の意味」から言えばおかしいと思いますが、これまでの回答にもありますように、「現在の日本での評価という言葉の使われ方」から見れば「誤りとまでは言えない」と考えます。 ただし、質問者様のように感じられる読者も少なくないと考えますので、仮に私がこの新聞社の整理部のデスクであったとしたら、別の見出しにしたいところです。どのような見出しが適切かは,世論調査の設問の表現とも大きく関わってきますので、それがわからないと決められませんが…。 この「評価」のように、本来は「良い場合も悪い場合もある」はずの中立的な言葉が、単独で「良い場合のみを表す」ようになっているケースは他にもあります。例えばスポーツ選手を中心に盛んに使われている「結果を出す」と言う表現も、「結果には良い場合も悪い場合もある」のだから、本来は省略せずに「良い結果を出す」と言うべきだと考えますが、いかがでしょうか。
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- staratras
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No.5です。 念のための補足ですが、世論調査の設問が、「あなたは○○についてどう評価しますか?」で選択肢が「1.大いに評価する 2.ある程度評価する 3.あまり評価しない 4.まったく評価しない 5.わからない」であったとしますと、問題は見出しの付け方ではなく、設問の「評価する」という言葉の使い方の方にあることになります。(現実にこのような設問はよく見かけますし、「大いに」と「ある程度」を合わせて「評価する」とカウントすることも原稿の書き方(見出しも)として一般に行われています)
お礼
回答、ありがとうございます。 「評価する」という言葉を、No.1様が説明された1項や2項ではなく、3項として使用すると、 N0.6様が回答していただいたような、分かりにくい状況が発生しますね。
仰るとおりです。 大体世論調査自体眉唾ものです。 それは調査の対象がマスメディアにより限定されている事(朝日新聞の調査と言う事で答えない人もいます)、質問が誘導質問な事(内閣を支持しますか、その理由はといったように質問が限定されていること)、マスメディアによりそのマスメディアの普段の報道傾向に沿った数字になっている事等の理由です。
お礼
回答、ありがとうございました。 世論調査の結果を分析し記事にするとき <普段の報道傾向> が左右してます。 例えば、ある政党の支持率が1月前に比較し上昇していると、好意的な記事に仕立てるメディアもあれば、1月前を無視し、半年前と比較し下落しているからという理由で、批判的な記事をつくるメディアもあります。
- mininote
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「評価する」は私もチョット違和感があります。 例えば、とても努力して仕事をしたが、結果が間違っていたときに 「彼の努力は評価するが、結果は肯定できない」 みたいに使用する感じがします。 おっしゃるとおり、評価は0点か、100点かを判定することで 「評価する」とは評価の対象になり得ることと感じています。 「評価しない」は点数をつける対象にすらならない感じ。 質問者の通り素直にアンケートが賛成、反対を問うているのならば素直に 結果もそのように記載すれば良いと思います。 ちなみに私もニュースの締めくくりによく使われる、 「国民に丁寧な説明が必要。」「国民的な議論が必要。」 あれ?国会議員は国民の代表で、国会の中でやってないのかしら? とかもし本気に国民への説明が必要ならその手段は?政府のWEBサイト?TV出演? 説明がちゃんとできたかは誰が判定するの? 国民的な議論はどこでやるのかしら。その結果の集計方法は? なんかTV報道の思考停止の言葉だと思いました。
お礼
回答、ありがとうございました。 <ニュースの締めくくりによく使われる、「国民に丁寧な説明が必要。」「国民的な議論が必要。」> について、わたしも釈然としない気持ちがあります。 ニュースという記事(一応建前として事実をのべている内容)の最後に、”「国民に丁寧な説明が・・・”という文章が、門紋切り型 <思考停止> 的に付加されていることがありますが、この文章は、一体、記事なのか?、筆者の主張なのか?ということです。
- yuubee(@yuubee)
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会話上「彼は評価されてる」といえば「肯定的に」の意味ですから、現代日本語として通用する用法としかいえませんねえ。その上で、新聞の活字を減らしたければこうなるでしょう。 これにかぎらずちょっとおかしいと突っ込める表記はいくらでもあります。「最速」とかね。 「速さ」自体は「速い」「遅い」両方を含む、動作についての概念ですから「最高速」「最低速」というべきです。でも「最も速い」の意味にしちゃってるんでしょう。あげくに「最速で1時間」とかいったりする。「最短で」「早くて」というべきとこですね。 気になるなら新聞社にこまめに申し入れをしてください。
お礼
早急な回答、ありがとうございました。 <ちょっとおかしいと突っ込める表記はいくらでもあります> 「最速」もそうですね。 たとえば、「便利が悪い」という表現も。「不便」という言葉がありながら。
- pasocom
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「goo辞書」で調べると(ここは「大辞林」という辞書を使っているらしいですが) 「評価(する)」は以下の通り。 1 品物の価格を決めること。また、その価格。ねぶみ。「―額」 2 事物や人物の、善悪・美醜などの価値を判断して決めること。「外見で人を―する」 3 ある事物や人物について、その意義・価値を認めること。「―できる内容」「仕事ぶりを―する」 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/187670/m0u/%E8%A9%95%E4%BE%A1/ 通常の「評価する」は2の使い方ですが、3のように肯定的に使う用法もあるということですので、ご質問の場合でも間違っているわけではないと思います。 余談ですが、報道用語で私がいつもおかしいと感じているのは「慎重な姿勢(意見)」という表現。「消極的」とか「反対」という意味合いですが。 たとえば「誰々は消費税増税に慎重な姿勢を示した。」などといわれます。 「慎重」の反対は「軽率」であって、「慎重」とは単に「よく考えて行動する、判断する」という意味ですから、「慎重な姿勢」なのは政治家として当たり前。軽率じゃ困りますからね。 そういう意味で「慎重」はまったく誤用だと思います。
お礼
早急な回答、ありがとうございました。 確かに、評価には <肯定的に使う用法もある>。 しかし、この記事の場合は、明確な意味を伝えるように、他の言葉に言い換えた方が良いと、思います。 「慎重」は誤用ですね。報道機関は、政治家が口に出している言葉「慎重」をそのまま使うのでなく、正確に「反対している」と書くべきですね。
お礼
回答、ありがとうございます。 <中立的な言葉> は、その意味で使ってほしいです。