- ベストアンサー
国債残高をGDPと比較するのはなぜ?
件名の通りの質問です。 まずGDPは国内での経済活動の規模であり、言い換えると国内でどれだけ「付加価値」を生み出しているかの指標ですよね?ですから何となくGDPと国債を比較する事は分かるのです。特に日本の場合だと国債の8割だかは国内のファンドや個人が抱えているのでその影響度は大きいかと思います。しかし欧米でも「イタリアの国債残高はGDP比120%」などと報道されているので必ずしも日本の事情とは関係ないのかとも考えたりします。 けれど対GDP比以上に納得できない点があります。国債というのは国が抱えている借金で国が返済しているものすよね?ですからむしろ国家予算と比較する方が妥当だと思うのです。借金をしているのは国、返済しているのも国、ですので。 そう考えると何故ニュースではGDPと比較しているのか何となく理解できません。この点についてどなたかにご教示頂ければ幸いです。宜しくお願いします。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
「GDPとはその国の稼ぐ力、稼いだ額である」、「GDPとはその国の消費力、消費した額である」「GDPとはその国の生産力、生産した額である」と、どこに視点を置くのかで少しずつ変わってきますが、その結果の統計はほぼ一致するものです。そしてその内の XX% が納税され国家予算になるもので、国民の租税負担率とも云われます。XX%はその国の政治によって決められるもので、70%の国もあれば50%の国もあれば30%の国もあります。 国債の格付け、返済能力を図るところは、起業の返済能力と似た様な仮定に基づいて格付けを行なっています。なので収益力をGDPと見立てたような構図でGDP比率が用いられるということです。
お礼
非常に明快な回答有難うございます。 良く理解できました。