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国家の崩壊と資本主義の矛盾
- 国家の破綻は、資本主義の欠陥でしょうか?最近、破綻しそうな国家のニュースが頻繁に報じられています。借金を抱えた国家が増えており、それが延々と積み重なっている現実があります。発展した資本主義国家がこれほどの状況になるのは資本主義の欠陥が原因かもしれません。
- 国家の債務超過の原因は何だったのでしょうか?意思決定をした政治家が将来を見越していなかったのかもしれません。資本主義のシステムは理論的には正しいかもしれませんが、実際には資本主義を利用する人々の資質も大きな問題です。
- 国家の破綻は単に資本主義の欠陥だけに起因するものではありません。政治家の意図的な無策や借金を抱えることに対する甘さ、長期的なビジョンの欠如など、さまざまな要素が絡み合っています。国家の崩壊を防ぐためには、責任ある政策立案と資本主義の適切な利用が必要です。
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資本主義導入以前にも国家は何度も破綻しています。 というか国家崩壊の原因の多くが国家財政に絡んでいます。 国家崩壊のパターンにおいて、国家財政破綻→増税→反乱→国家崩壊というパターンはかなりメジャーな類です。 その上で何故国家財政が破綻するかと言えば、政治が国家にとって必要なことではなくある特定の対象に媚びるからです。 過去においては、政治が王のために国が犠牲になった結果滅んだり、貴族のために国が犠牲になって滅んだり、市民のための国が犠牲になって滅んだりしています。 そして現代の民主主義国家が多額の債務を抱えているのは市民に媚びているからです。 つまりは、税金は低く福祉は厚くという国民の我侭を聞いている結果、国家財政が破綻寸前になっているわけです。(ちなみにアメリカは金持ちの市民に媚びすぎ、日本は貧乏人に媚びすぎです) 現在日本が多額の借金を抱えているのは、低い税金で高い福祉を給付しているからです。 その差額の足りない分を借金と言う形で穴埋めをしているわけです。 というわけで、今の多くの国々が酷いのは資本主義や民主主義が悪いと言うより、権力者、主権者、責任者である市民国民自身の責任です。
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- HANANOKEIJ
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古代社会と未来社会には、国家という概念がありません。 階級社会の産物です。 アメリカ合衆国で、格差に反対するデモがおきています。 だれが考えても、金持ちが、ますます豊かになる仕組みは、 間違っています。 資本主義社会でも、封建制度の時代でも、奴隷制度の時代でも、 ルールなき社会は、より合理的な社会へ変化していきます。 借金は、いつか返済しないといけません。国家予算だけ、いつも 赤字で、決算に賛成してきた、オール与党の責任です。 選挙制度を、国民の民意が反映できる、まともな制度にすること。 政党助成金なんて、あほなことは、ただちにやめること。 会計検査、監査を、きちんとやらんかいや。 たしか、監査や、検査は、抜き取りで、数パーセントしかやらないはず。 監査や検査は、事前に通告してある。 なんでも、本気でやれば、自分の仕事は、世の中からなくなるはず。 警察は、犯罪がなくなれば、人がいらなくなる。 医者は、患者がいなくなれば、失業や。 学校の先生は、子どもが、勝手に勉強して、かしこくなれば、いらん。 もうすぐ、そういう時代がくる、そんな予感がする。 軍隊は、戦争がなくなれば、いらん。 困っている人がいなくなれば、行政サービスも、いらなくなる。 一番いらんものは、自分がよく知っている。 こういう時代に、ファシズムは、台頭する。人気がある。気をつけよう。
お礼
民意があまりに反映されてしまいますと、衆愚政治になりそうですよね。 かといって、民意を無視した独裁政治はなお悪いですし。 軍隊などは、何も無ければ浪費の最たるものなんですが、人間は史上最高に好戦的な動物です。 他の種族を滅ぼしてきたことで、本日の繁栄があります。 軍隊を持たずにいたら、たちまち侵略されてしまうことでしょう。 残念ながら、軍隊は必要悪なのだと思います。 警察もまた同様でしょう。 抑止力として、存在する必要があります。 そういった組織を維持管理するのも、国家の重要な責務だと考えております。
- fujic-1990
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今の「国家の破綻」状態は、資本主義そのものの欠陥ではないと思っています。 良い悪いは置いといて極論すれば、資本主義の欠陥は、力なき者は死ね、ということですよ。 カネある者はカネを出せ、能ある者は能を出せ、力ある者は汗を出せ、ナニもない者はこの世に辞表を出せ、ということです。 それはあまりにヒドイじゃないか、ということで、この資本主義の欠陥を修正するために社会主義というか、共産主義の政策を持ち込んだんですね。 大して考えもせずに。 その結果、国家にナニも出さない人・出せない人が国家に助けられて生きていく状況が生まれました。 くどいですが、良い・悪いの話や、しかたないじゃないか、とかの話は置いてください。客観的事実の話です。 で、例えば、駐車場でキャッチボールをしているだけで給料をもらえる公務員とか、ギャンブル狂いの生活保護世帯とかが多数出現したわけです。 国家に対してナニも出さない人・出せない人が、国家の力に頼って生きていく状況は、国家の財政の負担となります。 これが国家の財政破綻の大きな原因です。 病気などでナニも出せない人に対する救済まで止めると言われたら、私もまざって大反対します。 が、純粋な理論としてならば全国民に対して、「資本主義の原理原則に戻るぞ!」「自分で生きろ!」「国を頼るな!」「税金は払え!」的政策を実行すれば、国家財政の破綻は免れるはずです。 国家に何かを出せる人間だけを相手にしていれば、絶対に破綻はせずに済みますよ。その代わりバタバタと出せない人が死ぬでしょうが。 すなわち、こん日の国家破綻は、資本主義の欠陥のせいではなく、安易に導入された社会主義・共産主義の欠陥のせいだ、ということになります。
お礼
国家として成立するためには、国民を保護する必要がありますよね。 だから、働ける人が、働けない人を保護する。 それは必然だとは思うのです。 自分が働ける間に他人を助けるために国民年金などの年金を払い、自分が働けなくなったらその年金を受給する。 それは理にかなってると思うんです。 全く働けない人(まあ、働かない人も含むとしましょう)がどれくらいいるのか実数を把握しているわけではありませんが、失業率や60歳以上の老人の数を考えると相当なものだとは分かります。 もしかしたら、5人で一人を支えているのかも知れません。 それでも、国家としては国民を見捨てるわけにはいかないです。 となると、今までその解決策を政治家が誤ったために、借金ばかりが増えることになったとも言えそうです。 私にはなんだか、民主主義の欠陥と言うよりも、その運用を誤っただけのように思えてきました。 その責任が、政治家にあるのか官僚にあるのかは何とも言えませんが、責任を取るのは政治家になってしまうでしょうね。 政治家は、100年先を見据えて、国家を運営すべきなんですけどね。 人口が減少し始めて、手を打つような話ではない筈です。 知恵を出せば、助け合って支えあえる国家は実現できるはずです。 ご回答ありがとうございました。
- tanuki4u
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ケインズ経済学と民主主義の結合でしょう。 ケインズ経済学の前は国家というのは「投資」しない存在でしたので、「資金」をほかから持ってくる必要がありませんでした。 大恐慌の時に時の政府がやったのは「緊縮財政」 入ってくる金がなければ使いません というもの。 それでは、失業者があふれちゃう、有権者でもある失業者のために、国家は投資しなさい。 ということになった。 ※ 西ドイツの奇跡とか日本の高度成長とか有名だけど、フランスでも幸福な30年とか、戦後の30年くらいの高度成長を褒め称える言葉があるそうだ。 というように、ケインズ的な政策によって一様に皆さん幸せ。 70年代になって、人工物が飽和して、消費が起こらなくなったので、国家が「投資」しても回収できなくなった。けど、投資しないと失業が出る。 というので、国家は投資し続けている。
お礼
そもそもお金というものは、価値の再配分のためにある概念ですよね。 無から有を生むのは、第一次産業あってのこと。 食べ物さえあれば、人間は活動できて、その労働力で様々なものが生まれてきます。 ただ食べて生きているだけなら、借金の必要性などどこにもないわけですよね。 国債を発行しても、その上がりとなる税金が少なくては、国債と言う名の借金を重ねるだけ。 毎年、価値は発生しているのにね。 価値の再配分が上手くできるシステムが求められているかのようです。
- Tacosan
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借金の額によるけど, 「借金を背負わない国家」って「税金を徴収しない国家」でしかありえないと思う. だって, 「税金を徴収していながら借金を持っていない」ということは, 「国民が受け取るサービス以上のものを支払っている」ということでしょ?
お礼
逆ではないですかね? 税金という、収入以上のサービスを提供してしまうと、借金でまかなうことになります。 ギリシャはまさにその好例でしょう。
お礼
なるほど。 今の国家の貧困は、国民の愚かさから来ていると考えて良さそうですね。 ただ、愚かなのはそもそも「国家とは何ぞや?」という教育は何もされていないのに等しいからのように思います。 愚かさの代表のような国民は、ひたすら国家が自分に尽くしてくれることを期待します。 しかし、実際は国家は国民の相互生活安全保障を行う機関ですから、自分が与える以上のものは返って来ないと考えるべきですよね。 困っている人を助けるのは、人間として当然と思いますが、国民の多くが「とにかく自分を助けろ」では、破綻は必至でしょう。 国民の無節操が、国家を滅ぼすのでしょうね。