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原子力発電所:燃料プールの耐震基準について
今回の福島第一原発事故を機に、 炉心溶融の危険性はもちろんですが、最も危惧すべきは燃料プール倒壊であると私は考えています。 「首都圏3000万人避難」という想定は、余震による燃料プールの倒壊を意図していたということから。 原発事故を機にリラッキングの申請が保安院に却下されたことからも類推されます。 日本の原発の耐震基準は、フランスの耐震基準より遥に厳しいと考えていますが、それは燃料プールの耐震基準も含めてでしょうか? お詳しい方がいらっしゃれば、ご教授いただければと思います。 よろしくお願いします。
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- melon10
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日本の原子力発電所の耐震設計の指針では、「使用済燃料を貯蔵するための施設」は重要度分類上「Sクラス」(最も重要度の高いクラス)となっています。 ↓:参考「発電用原子炉施設に関する耐震設計審査指針」 http://www.nsc.go.jp/shinsashishin/pdf/1/si004.pdf フランスに比べて、日本の耐震基準は格段に厳しいでしょうから、その中で最も厳しい分類で設計されていれば、フランスの同じ施設に比べて厳しい条件で設計されていると言ってよいのではないでしょうか。
- masa2211
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>日本の原発の耐震基準は、フランスの耐震基準より遥に厳しいと考えていますが、それは燃料プールの耐震基準も含めてでしょうか? この文章の意味がわかりません。 フランスは、そもそも地震が起きるような土地ですか??? アルプスやピレネーなら地震はありうるけれど、フランスは、地震自体があるのかという問題。 よって、フランスの場合、耐震基準そのものが存在しないと思われます・ で、存在したとして。耐震基準の評価の場合、○○年に1回の確率、として評価するのが普通と思うが..... その意味で、 日本の場合: 一般的な橋梁など:地域によるが、おおむね200gal相当 原発本体:地域によるが、おおむね900gal~8000gal相当 外国の場合: フランスなど地震が無い国:0gal相当??? よって、地震力(≒ガルで比較すれば日本の勝。○年確率という確率評価なら、どんなに頑丈に作ってもフランスの勝。 たとえ、フランス:壁厚50センチ 日本:壁厚5メートル としても、地震に対する確評価ならフランスの勝ちかも。 耐震基準で評価するということはそういういことで、壁厚50センチ 日本:壁厚5メートルであるなら、 人為ミスに対する抵抗力なら壁厚5メートルが有利に決まっています。 あくまで、壁厚50センチで人為的ミスに耐えられるかどうか問題におなります。(まあ、たえられる厚さには設定しているるはず。) ※50センチという厚さそのものは、例として適当に書いているだけなので、数値を本気にしないでください。 ただ、こういった評価アリなら、 フランス(地震無し):10000000年に1回の地震でも大丈夫。 日本(地震が大有り):200年に1回しか、事実上対応できない。 という結論(人為ミスに対する抵抗力を無視) もありうるわけで、それでいいかどういかは、質問者の価値観次第。
補足
ご教授ありがとうございます。 重要度分類で、「使用済燃料を貯蔵するための施設」がSクラスとなっていることは判断できますが、「使用済燃料を冷却するための施設」はBクラスとなっています。 冷却するための施設って何を指すのでしょうか? 重ねてのご質問で恐縮ですが、ご回答いただけると助かります。