• ベストアンサー

原子エネルギーは何故大きいのでしょうか?

科学的な理由とともに教えて下さい。 物理は全くの素人なもので、 原子エネルギーとはそもそも何かという事も付け加えて教えて下さると助かります。 よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • metzner
  • ベストアンサー率60% (69/114)
回答No.2

原子核がプラスの電気を帯びた陽子や、中性子という粒子が集まった小さな塊というのはご存じだと思います。 プラスの電気とプラスの電気は反発しますよね?お互いを近づける程強く反発しますよね? だから、それらを小さな所に綴じ込めておくには、それを上回る力で押さえこむ力がいりますよね? それが「強い力」と呼ばれている力です。ただこの力の守備範囲は短距離しか働きませんので、原子核に中性子等の他の粒子を当ててやると小さなところに閉じ込められている本来電気で反発している陽子たちが、「強い力」の守備範囲から出てしまいます。すると「強い力」による押さえこみが効かなくなり、陽子達はプラス電気の反発をかりて勢いよく飛び出します。これが核分裂によるエネルギーです。 例え話をしましょう。強力なバネをめちゃめちゃ縮めて、そのバネを元に戻らないように紐で止めておくとします。 バネを縮める時の反発力 = 陽子の電気の反発力 縮めたバネ = 原子核 その縮めたバネを止めている紐の力 = 強い力 その紐を外から切る事 = 原子核に中性子等を外から当てる事(勝手に切れることもある=自発核分裂) 紐が切れてバネが伸びることにより開放さえるエネルギー(バネ仕掛けのびっくり箱を 思い出してください) = 原子力エネルギー このバネを最初に縮めたのは、宇宙創成時や星の誕生時等に元素ができたときです。 その縮めたバネの紐を、人間がちょこちょこ切っている事が原子力エネルギーの利用です。 他のエネルギー源は根本的に化学エネルギーを利用しているものが多いです。 電子はマイナスの電気を持っていて、原子核中の陽子のプラス電気とひきあうことにより原子核の周りの軌道をまわっています。この電子をこの軌道からとったりつけたりしているのが化学反応です。だから化学エネルギーというのはこのような電気の力によるエネルギーです。 先の説明で「強い力」は電気の反発力も押さえこめる強さだといいました。すなわち「強い力」は電気力よりも強い。これが化学エネルギーより原子力エネルギーが強力な根本的な理由です。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

その他の回答 (5)

  • ar300
  • ベストアンサー率15% (15/99)
回答No.6

他の人が書いてるのけど、私なりに簡略して。 重さ(質量)が失われる時に、莫大なエネルギーが発生します。 原発は、それを利用しています。 さらに細かい話が聞きたかったら、レスください。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
noname#157218
noname#157218
回答No.5

 No.4です。追加です。  アインシュタインが「核兵器の責任」を問われているのは、その理論のせいというよりは、下に述べた「マンハッタン計画」を当時のアメリカ大統領に進言して、実行に移されたためです。  1938年にウランの核分裂を発見したのはドイツ人科学者でしたから、アインシュタインがドイツで原子爆弾が開発される可能性を心配したのも、当然といえば当然です。  人間が核エネルギーを手に入れたところで、「パンドラの箱」を開けてしまったわけで、アインシュタイン1人の責任というわけではないと思います。  核エネルギーも、人間の欲望も、どうやって理性でコントロールするのか、ということが問われているのだと思います。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
noname#157218
noname#157218
回答No.4

 前の方が詳しく書かれているので、もっとアバウトに歴史的な説明を。  19世紀ごろまでは、エネルギーといえば、石炭や石油を燃やすことが主でした。これは、石炭や石油などの燃料が、空気中の酸素と結び付く「酸化」によって反応熱を発する、いわゆる「化学反応」によるエネルギーでした。  これに対し、20世紀になって、「放射線」の研究や、相対性理論や量子力学といった理論物理学の研究の中で、原子核の中にとても大きなエネルギーがあることが分かってきました。No.2の方が書かれている「強い力」=「核力」ですね。(原子エネルギーは、その意味で核エネルギー、原子核エネルギーなどとも呼ばれます)  核エネルギーは、化学反応のエネルギーに比べると、けた違いに大きいのです。(ここを「何故?」と言われると、そういう自然界の成り立ち、としか言いようがありませんが。No.3の方の説明も参考にしてください)  この核力は、そう簡単には外に取り出すことができませんが、第2次大戦直前の1938年に、自然界で一番重いウランに中性子を当てると「核分裂」を起こして膨大なエネルギーを出すことが発見されました。  これにより、人間が人工的に核エネルギーを取り出すことが可能となり、これがナチスドイツで実用化される前にアメリカで実現しようと始まったのが、「マンハッタン計画」です。ドイツとの終戦(1945年5月)には間に合いませんでしたが、1945年7月16日に初めての核爆発に成功しました。日本との戦争はまだ続いていたため、不幸なことに広島(8月6日)、長崎(8月9日)に原爆が使用されました。  ちょっとわき道にそれましたが、ウランやプルトニウム(自然には存在せず、ウランに中性子を吸収させて作る)の「核分裂」という形で、人間は核力を利用できるようになったわけです。  瞬時に爆発的にエネルギーを得る「原爆」と、じっくりじわじわと得る「原子力発電」という形で。原子力発電は、核分裂のエネルギー(ウラン燃料内の核分裂生成物の運動エネルギー)で水を加熱し、その蒸気でタービンを回して発電します。石油や石炭を燃やして水を加熱する火力発電と、蒸気以降の発電の仕方は同じです。  No.3の方が書かれているとおり、核分裂以外に「核融合」という核エネルギーの取り出し方法があるのですが、これは「水素爆弾」という形で実現されているだけで、安定的に発電させるような利用は実現できていません。太陽は核融合で輝いていますので、地上で核融合が安定して実現できれば、エネルギー問題は解消されるのですが・・・。(水素爆弾では、核融合の起爆剤として、核分裂による原子爆弾を用いています・・・)

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
noname#175206
noname#175206
回答No.3

 回答No.2 metzner様のご説明の通りなんですけど、質問者様が「物理は全くの素人」と仰るので、あえて真に受けて差し出口などを少々だけ。  原子エネルギーは、別名で一番有名なのが「原子力」、それから核エネルギーとも言います。  一番有名な原子力で言い方を統一するとしまして、どうして原子力が強いエネルギーを出せるのかというと、それは質量をエネルギーに転換する働きが一番強いからです。  実は、ダイナマイトでもガソリンでも、出したエネルギー分だけ質量は減っています。ただ、こうした化学エネルギーは原子力と比べて、元手にした物質からすると、あまりに小さなエネルギーしか出さないので、誰も気が付きませんでした。  キューリー夫人がX線でノーベル賞を受賞したことは有名ですが、非常に質量が大きい物質(ウランなどですね)は、放射線を出していることは知られていました。  これが、重い原子核が壊れて別の原子核になる現象、つまり核分裂だと分かったわけです。それに際しては、質量が減ることも分かってきました。  ここで、アインシュタインが特殊相対性理論を発表し、今ではよく知られている公式「E = mc^2」(^2は2乗という意味。この^はエクセルでも何乗という式に使えますよ)が出てきました。Eがエネルギー、mが物体の質量、cが光速度です。質量がエネルギーに変わるということが、理論的に裏付けされたわけです。  現在、原子力といえば、この核分裂を指すことが多く、ウランやプルトニウムからは1~2%程度の質量がエネルギーに変わります。少ないようですが、化学エネルギーに比べると、途方もない大きなエネルギーです。ですので、少ない燃料から大きなエネルギーが取り出せます。これが今、問題となっている原子力発電の燃料源ですね。  さらに、水素等の軽い元素の複数の原子を高温で圧縮して「融合」させても、エネルギーが発生します。発生するエネルギーは、元の物質の質量の2~3%ほどです。これが核融合で、これも原子力と呼ぶことがあります。太陽は、それであのようにエネルギーを出し続けています。何十億年も前から今の太陽と同じですし、今後何十億年も同じように核融合し続けます。こちらは、平和利用としては実用化できていません。  どちらも、そんなに大きく質量をエネルギーに変えられるかと言うと、そこは回答No.2 metzner様のご説明の通りです。  核分裂と核融合、どちらも悪用、といって悪ければ軍事利用ですが、そうすれば恐るべき核兵器になることはご承知の通りです。軍事利用では、残念なことに核融合まで実用化されてしまっています。  アインシュタインに対して、核兵器は彼の公式のせいだ、と非難した人がいたようで、彼は「私の式は核兵器と関係はない」と述べたそうです。確かに、物事の真実を理論的に解き明かしただけのアインシュタインに、核兵器という軍事利用の責任をなすりつけるのは、行き過ぎでしょうね。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
  • misawajp
  • ベストアンサー率24% (918/3743)
回答No.1

(特殊)相対性原理の書物を紐解いてください

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

関連するQ&A

  • 高校物理 原子物理 エネルギー準位とは

    教えて頂きたいことがあります。 原子物理で「エネルギー準位」という表現があるのですが、「エネルギー」ではなく「エネルギー準位」と呼ぶのはどういうことからなのでしょうか。名称の由来が知りたいです。 また、このエネルギー準位は場所を意味する言葉としても使っているようなのですが、よくわかりません。 宜しくお願い致します。

  • 「原子核に近い原子軌道ほどそのエネルギーが低い」について質問があります

    「原子核に近い原子軌道ほどそのエネルギーが低い」について質問があります。 このときのエネルギーとは、何のどういったエネルギーなのでしょうか? またどうしてエネルギーの変化が起こるのでしょうか? どなたか数式などを使わずに教えて下さい。 宜しくお願いします。

  • 原子の励起エネルギーについて

    「基底状態の原子に「原子の励起エネルギーE1」と同じエネルギーの光子をあてると(又は何らかのことを施すと)、その原子は、基底状態から励起状態になり、その後(平均寿命で?)、エネルギーE2=h・ν2(=E1?)の光子を放出して、基底状態に戻る」、というような現象があるかと思います。 質問(1) 原子が励起状態から基底状態に戻るときに(戻ることにより)原子から放出される光子のエネルギーE2=h・ν2は、 (A):地面からの高さ(重力の強弱)によって異なるのでしょうか? (B):あるいは、地面からの高さ(重力の強弱)によらず同じなのでしょうか? 質問(2) 「原子が励起状態から基底状態に戻るときに原子から放出される光子のエネルギーE2=h・ν2が、地面からの高さによって異なる」場合(質問(1)で(A)の場合)、それは、 (D):原子の励起エネルギーE1が重力の強弱によって違うため(E1=E2なので、E1が違うとE2も違うことになるため)?、 (E):放出される光子のエネルギーE2が重力によるドップラー効果の影響を受けるため?、 (F):(D)と(E)の両方のため?、 (G):その他のため?、 なのでしょうか? 質問(3) 質問(2)で(D)(又は(E))の場合、 (H):「原子の励起エネルギーE1」≠「原子が励起状態から基底状態に戻るときに放出される光子のエネルギーE2」になるのでしょうか?、 ( I ):あるいは、その他のことになるのでしょうか? 知っている方がおられたら、教えていただけると、ありがたいです。 (何かおかしなことをいっている、意味不明の場合は、無視してください。「分かっていれば、質問しない」→「質問しているというこは、よくわかっていない」ということで、ご容赦ください。) よろしく、おねがいします。

  • 原子力潜水艦のエネルギーについて

    テレビで原子力潜水艦はエネルギーが無尽蔵なので、何ヶ月でも潜っていられるというのを聞いた事があるんですが、本当に言葉どおり無尽蔵で、食料さえあれば何年でも何十年でも潜っていられるのでしょうか? それなら原子力発電も永久エネルギーになると思うのですが・・・?

  • 原子 運動エネルギー

    制止している質量数7原子番号3のリチウム原子核に運動エネルギー6.0MeVの陽子を当てると、質量数4原子番号2のヘリウムが2つ出来た 2個のヘリウムの運動エネルギーの和を有効数字二桁で求めよ ΔM=0.0186u 1u=9.3MeVとする なぜ質量の差のΔMがuを代入するとエネルギーに変わるのですか? また、答えを教えてください

  • 原子力エネルギーをなくすのは無理か?。

     原子力エネルギー反対と思うのですが、現実に可能でしょうか?。

  • 「エネルギー」についてお伺いしますっ☆

    「磁界」とか「磁気」・「磁力」って空間エネルギー(物理量)とされているだけで、それが何なのかって分かっていないですよね??要は、磁石のN極とN極を近づけると反発しあいますが、一体「何のエネルギー」で反発しているのか??という疑問です。 それと、タービンで「電気を生み出す仕組み」とは、空間上の質量である空気の元素(酸素や窒素の原子)から、原子核に取り付いている電子という素粒子を、コイルと磁石の磁力で磁界の向きの変換で電子の流れを作って、その流れ(電子)の線なり集合を、「電気」として人間に有用出来るように取り出している、という解釈でいいんですよね?? ・・だとすると「エネルギー」ってそもそも何ですか??、つまりこの空間における何らかの化学的な反応を、我々は勝手に人間的な構成単位で解釈しているって事ですか??

  • 原子力って理想のエネルギー?

    原子力発電について賛否両論ある事は承知していますが、他のエネルギーについて考えてみました。 1.火力発電 : 石炭にしろ、液化天然ガスにしろ、燃焼させてエネルギーを得るという方法をとる以上、地球温暖化への悪影響を避ける事は物理的に不可能。 また、エネルギー源をほぼ100%外国に依存しており、国際状況しだいでは、国家存続の問題に即つながる問題を抱える。 一日も早く廃止すべし。  2.水力発電 : 自然破壊の典型。 野生動植物への悪影響は甚だしい。 既存の設備の耐用年数が過ぎれば、即刻破壊し、もとの自然状態に戻すべし。 3.潮流発電 : 自然環境や海洋生物に対する悪影響が甚だしい。 建設は中止すべし。 4.風力発電 : 大量発電が不可能なため、多くの風車を建設せねばならず、これも自然環境への悪影響が甚だしく、建設は中止すべし。 また、発電できるかどうかは、文字どうり風しだい。 5.太陽発電 : 風力発電同様、大量発電が不可能。 鉄道や産業用の電力供給を考えると、とてもとても。 こう考えると、残る方法は原子力発電しかない、という結論に達しました。 安定・安全・安心・安価、これら全て条件を満足させられるものなんか、この世に存在しない、というか ・・・ 日本人は、原子力は常に危険を伴う事ぐらいは理解していると思いますので、安全ばかりをPRするのではなく、リスクを認めたうえで電力確保のためには、やむを得ない方策だと国民・住民の理解をもとめ、事故がおきても影響が最小限にとどまるよう、遠隔地に建設し、半径何キロの住民には移動してもらうとか、するしかないんじゃないか、と考えるようになりました。 原発絶対反対運動をしている人たちは、原発以外の理想のエネルギー源について、どう考えているのか教えて下さい。

  • 同じ周期・族における第1イオン化エネルギー・原子半径の大小

    ・第1イオン化エネルギーについて (1)同じ周期において、希ガスを除く典型元素の原子番号が増加するにつれて、第1イオン化エネルギーは大きくなる。 (2)同じ族において、希ガスを除く典型元素の原子番号が増加するにつれて、第1イオン化エネルギーは小さくなる。   ・原子半径について (3)同じ周期において、希ガスを除く典型元素の原子番号が増加するにつれて、原子半径は小さくなる。 (4)同じ族において、希ガスを除く典型元素の原子番号が増加するにつれて、原子半径は大きくなる。 こうなる理由がわからないので教えていただけないでしょうか?

  • 結合エネルギーについて

    一番大きな結合エネルギーを持つ原子核ってなんですか? ウランやプルトニウムは結合エネルギーは大きいんですか? すごく初心者なのでわかりやすく教えていただけると嬉しいです。 ※物理というより理科総合の分野に入るかもしれません。

このQ&Aのポイント
  • EPSONプリンターEP881ANを使用してハガキ印刷を行いたいが、印刷状態確認画面でErrorが表示される。最初のドキュメントが無題となっていることが原因の可能性あり。
  • EPSONプリンターEP881ANでハガキ印刷ができない問題について、印刷状態確認画面でErrorが表示され、最初のドキュメントが無題となっていることが原因の可能性あり。
  • EPSONプリンターEP881ANにおいて、ハガキ印刷ができない場合、印刷状態確認画面でErrorが表示され、最初のドキュメントが無題となっていることが原因かもしれません。
回答を見る