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数列anの発散について教えてください!
- 数列anの部分和が極限で収束するとき、数列anは0になると教科書に書いてありますが、an=(√(n+1)-√n )の部分和では、どう考えても、打ち消し合って、発散すると思うのです
- anは0に収束するけど、発散する可能性もあるのでしょうか?どのように考えたらいいですか?高校では扱えない話なのでしょうか
- 数列anの発散について詳しい方、教えてください!
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>もしかすると高校では扱えないような話なのでしょうか。 そんなことはありません. 例外があるということを学習する良いチャンスです. >もしかすると、anは0に収束するけど、発散する、ということですか? 正解です. ==================================================== まずは,一般項から, an=(√(n+1)-√n ) =1/{√(n+1) + √n}<1/2√n (n→∞)lim{an} =(n→∞)lim[1/{√(n+1) + √n}]<(n→∞)lim1/2√n=0 (n→∞)lim{an}=0 ()は特に関係ありません. 確かに,括弧を外した状態で, ずっと足していけば,初項-1を残して, それ以外の和は全て0になりそうですが... 例えば,m>nという数までの総和(nまででも良いんですが)は, 初項が-1の場合, (k=1→m)Σan=√(m+1)-1 初項が0の場合, (k=0→m)Σan=√(m+1)-0 =√(m+1) これは明らかに第m項までの部分和ですね. そして,無限級数の和は,下記の通りです. (m→∞)lim{(k=1→m)Σan=√(m+1)-1} or (m→∞)lim{(k=0→m)Σan=√(m+1)} 初項に係わらず, どちらとも正の無限大に発散します. ==================================================== (n→∞)(k→∞)Σ(1/k) =1+1/2+1/3+1/4+1/5+1/6+1/7+・・・1/n・・・ これも良い代表例です. 一般項は,0に収束するのに,無限級数の和は正の無限大に発散します. (式の変形にちょっとテクニックが必要です) 詳しくは,こちら↓を御参照ください. http://ja.wikibooks.org/wiki/解析学基礎/級数 or http://ja.wikibooks.org/wiki/%E8%A7%A3%E6%9E%90%E5%AD%A6%E5%9F%BA%E7%A4%8E/%E7%B4%9A%E6%95%B0 よく気付きましたね^^ これからも頑張ってください^^
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- Tacosan
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教科書に書いてあることは正しい. ただ, #1 でも言われているように「逆は必ずしも成り立たない」というだけ. 「teres~」は telescope か telescopic だね.
- Rice-Etude
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例で示した数列は、数列としては0に収束しますが、無限級数は発散しますね。下記で示したURLにも載ってます。 http://w3e.kanazawa-it.ac.jp/math/category/suuretu/suuretu/henkan-tex.cgi?target=/math/category/suuretu/suuretu/mugenkyuusuu-no-hassan.html 要は「(ある数列の)無限級数が0に収束ならばその数列は0に収束する」は成り立っても「(ある)数列が0に収束するならその無限級数は0に収束する」は成り立たない(すなわち必要充分条件ではない、あるいは「『逆』は必ずしも真ならず」)ということです。
お礼
早速お返事くださってありがとうございます! 下のほうのホームページ、参考になりました。 全部はむずかしいですが…