家庭用蓄電装置の法規制について

このQ&Aのポイント
  • 家庭用蓄電装置の法整備が不足しており、リチューム電池の発売が遅れている理由を知りたい。
  • 鉛電池とリチューム電池の売れ行きの違いについて、安全性やメーカーの判断の要因を知りたい。
  • 家庭用蓄電装置の法規制の現状と準備状況について教えて欲しい。
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家庭用蓄電装置の法規制について

 家庭用の蓄電装置についてですが,聞くところによりますと,現在家庭用では安全に関する法整備がされていなくて,強いて適用すれば,石油などの燃料油と同じ扱いになると聞きます。  とは言え,市場では3・11以降様々な蓄電装置が“家庭用”と謳われて売られています。 また「法整備がされていないため,リチューム電池は発売が遅れている」とのニュースも見ました。  そこで質問ですが,現行法では鉛電池かリチュームかにかかわらず,家庭用として適切な法律が無いと思いますが,鉛の方が売りやすくて,リチュームが売りにくいのはどんな理由ですか?  a.リチュームは電解液が可燃液であるため, b.鉛もリチュームも法規制が無いのは同じだが,鉛の方が実績が有って,安全上も問題無いと各メーカーが確信しているので見切り発車している。 のどちらかでしょうか?  またもし法規制の準備状況についてもご存知でしたら教えてください。

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noname#222312
noname#222312
回答No.1

そうですね、震災以降家庭用の太陽光発電などと組み合わせて使う蓄電装置なるものの登場が待たれています。 もしくは商用電源に繋いでおいて、電気料金の安い深夜帯に充電をし、昼間に使う方法などが検討されているようです。 その際に使用される蓄電部分のバッテリーには、保守管理がしやすく安価で信頼性の高い鉛蓄電池が採用される割合は高いです。 その理由としてはまだまだリチュームイオン電池は高価なのと、大容量化させることによる危険性が上げられています。 携帯電話やパソコンのバッテリー程度でも、充分人が死ぬ程のエネルギー量で大爆発します。 そのような危険な電池を安全に自動管理するためには、非常に高価な安全装置の併用が必要になります。 故にリチュームイオン電池を採用されない理由のひとつです。 それと実際には家庭用の蓄電装置が普及できないのには訳があります。 例えば家庭用の太陽光発電は、電力会社の商用電源と連係させる事を条件に自家での使用が認められています。 これは住宅内の屋内配線を使用して、住宅内の電気設備で使用する場合の事です。 それ以外での用途は発電機扱いとなります。 発電機扱いという事は、屋内配線に繋いで使用する事はできないという事です。 一般の人が無資格で扱える発電機は2KVA未満で、それを越えると取扱資格やら設置許可ととても面倒で、一般の人には無理です。 商用電源喪失時の一般住宅用太陽光発電装置のサービスコンセントですが、実はこれも発電機扱いされているために屋内配線に繋いでの使用はできないのです。 よって使用容量は2KVA未満になってます。 家庭用蓄電装置ですが、実はこれも発電機扱いされてます。 なので現在の法をクリアするためには売電装置と組み合わせなければ有効利用できません。 もしくは屋内配線に繋がなければ容量2KVAまでなら単独使用は可能ですが、それではメリットが見つかりません。 震災後に補助金を増大させても家庭用太陽光発電の普及を推進するとあれほど言ってたのに、未だ何にも変わってません。 そんな現政府が早急に法改正して蓄電装置の普及を目指すかというと、それはおそらくはまだまだ先の話のように思えます。 そのような理由があり、何かと足かせになってる事が家庭用の蓄電装置の普及の妨げになってます。 よって大容量のリチュームイオン電池が必要にはなっていないからなのです。 最もあのような大災害が無い限り電力会社からの電気は一番安価で安全で安心なものではありますよね。 費用対効果が現れる日は来るんでしょうか?

goo1312asu
質問者

お礼

大変詳しい解説を有難うございました。 クリヤーに理解できました。

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