• ベストアンサー

福島原発は原爆何発に相当していますか

汚染された範囲の問題もありますが、福島原発から漏出した放射能は原爆でしたら何発分に相当するのでしょうか。広島や長崎では投下された後特別の除去処理などしなかっただろうと想像しますが、ケタが違うのでしょうか。

noname#194289
noname#194289
  • 科学
  • 回答数4
  • ありがとう数4

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.4

>それにしても実際の戦争でこれほど多くの核兵器が使われることはないだろうと思うと、複雑な気持ちになりました。 原発と原爆の対比、何か思い込みが強そうなので補足します。 福島原発のウラン消費量は、広島原爆の2500発から5000発分ですが、驚くにあたりません。 爆弾は石油から作ることが出来ます。 日本で消費する石油の量を同じ条件(3年運転)で計算すると、太平洋戦争で日本に実施された爆撃の2万回分ほどにに相当するでしょう。2万発ではないですよ。 原発など取るにたりません。 原爆も爆弾も人を殺傷する道具です。原発や石油は、もともと人を助ける道具です。目的が違うから比較するのがおかしい。 福島原発事故が原因による死傷者は、今のところ0ですから、原爆に換算すると0発です。 放射能の害を問題にする人がいます。子供への害を心配している。あの程度の放射能では、死者・重傷者はでない。 セシウムで血眼になっているお母さんたちを見ると、幼児虐待や過度な受験競争による子供の自殺の方がよっぽど心配になります。

noname#194289
質問者

お礼

ご丁寧にご説明をいただきありがとうございます。複雑というのは戦争のほうが、実行するのが簡単なのではないかということも含まれていました。

その他の回答 (3)

回答No.3

原発と原爆は違うものなので、単純な比較は難しい。 一番判りやすいのは、消費したウラン235の量で換算することですが、そうすると約250発分となります。 ただし、これは原爆のウラン235が100%核爆発に利用された場合です。 広島原爆は5%から10%程度しか核爆発に寄与していないと思われるので、そうすると、2500発から5000発ということになります。 実際にばら撒いた放射能で比較すると、保安院のセシウム換算で160発分というのは、漏れでたセシウムが5%から10%であれば、広島原爆の250発分とおおよそ一致します。 ちなみに、保安院の発表では、沃素131換算では広島原爆の2.5倍となっていて、セシウム換算の160倍とは大きな開きがあります。 これは、同じ量のウラン235を消費した場合、原爆は原子炉の100倍の沃素131を発生するから、必然的に沃素131の量は少なくなります。したがって、100倍すると沃素131換算でも250発分ということになります。 ところで、死者や重傷者の数では、0発分となります。ちなみに、津波は福島原発が引き起こしたのではない。 このように原爆と原発の比較はそう単純でないことがわかると思います。 広島で除染がされなかったのは、当時、原爆被害を全く想定していなかった。一部の専門家は想定できていたでしょうが、、組織的に除染活動を実施できるほどにはなっていなかった。 すなわち、末端の人々には放射能による障害すら認識されていなかった。当時は、日本だけではなく、世界各国どこも同様な認識だったと考えられます。 また、多少の認識はあったにしても、爆発による死者・重傷者の処置、社会インフラの復旧が優先で、除染どころではなかったと考えられます。 放射線障害や除染の必要性は、広島・長崎の原爆でひろく認識されるようになり、当時は誰も知らなかったと思った方がよいでしょう。

noname#194289
質問者

お礼

ご丁寧な説明をしていただき大変為になりました。厚くお礼申し上げます。それにしても実際の戦争でこれほど多くの核兵器が使われることはないだろうと思うと、複雑な気持ちになりました。

  • indoken2
  • ベストアンサー率47% (178/372)
回答No.2

原発と原爆は 別のものですから、比較の仕方によって 答えが変わってきます。 たとえば、原爆では核分裂でできた放射性物質は、全部周りに放出されますが、 そのかなりの部分は、半減期が秒単位、分単位、あるいは時間単位で、比較的短時間でなくなります。 もちろん半減期が長い放射性物質も放出されます。 一方、福島原発では、緊急停止してやや時間があってから爆発が起きましたから、 半減期がごく短い放射性物質は、事実上放出されていません。 また、気化温度が高いものは余り放出されず、低いものの方が放出されたようです。 放射性物質の種類が違えば、影響も違いますから、単にベクレルの合計量で比較するわけにもいきません。 長々説明しましたが、具体的には、例えば、 東大の児玉龍彦教授は「“熱量”で比較して 広島の29.6個分」と言っています。 政府の委員会の資料では「“セシウム137”で比較して 広島の168.5個分」ということです。 1個分以下なんてことはないでしょう。 広島で除染などしなかったのは、 一つには、そんなことを考えもしなかったことがあると思いますが、 もう一つには、半減期が短い放射性物質が多かったこともあると思います。

noname#194289
質問者

お礼

知識が全くない私の印象に一致するご教示です。セシウム137に関する政府委員会の資料が示す数値は文字通り恐るべきものなのですね。どこの国もこれほどの核兵器を使用することは不可能であると考えると実に印象的であるという感じがします。どうもありがとうございました。

  • adobe_san
  • ベストアンサー率21% (2103/9760)
回答No.1

多分1発にも満たないごく少量だと思いますよ。 汚染の数字の桁が違うので・・・

noname#194289
質問者

お礼

ご教示ありがとうございます。広島長崎の原爆の影響より少ないということですね。

関連するQ&A

  • 原爆と原発事故の放射能汚染

    疑問があります。広島、長崎における原爆投下による放射能汚染は先の福島原発事故と比較にならないくらいひどいと思われます。もちろん除染を実施したというようなことも聞きません。にもかかわらず60年以上経た今日、広島長崎において他地域と際立つ違いのある健康被害は認められません。いったいこれはどういうことなのでしょうか?よろしくお願いいたします。

  • 福島原発事故について

    福島原発事故は、66年前の、長崎プルトニューム型原爆着弾と、広島型原爆着弾と、どの位の差異があるのですか。また、ニュースで、放射能の積算という言葉が使われますが、スリーマイル原発事故、チェルノブイリ原発事故、原水爆事実験で、どのくらい地球は汚染されているのでしょうか。 化学の知識は、まったく、ありませんが、ニュースを走り読みすると、ウクライナの科学者が、Sn(すず)で、炉を冷やしてはどうかと語っていましたが、自分もオイルヒーターのような逆のもので、冷やすのかなぁ、素人ながら想像しました。融点は、H2Oより、二桁、高いし、圧力容器などから、漏出したとしても、冷えて固まるでしょうから、良案かと案じました。Sn(すず)よる原子炉の冷却の現実性と、実現性は、どうでしょうか。

  • 放射能に被害

    福島第一原発の放射能漏れ、今後何十年も近隣に人が住めなくなるかもしれないと 問題になっていますが、原爆を投下された広島、長崎は今日、何の問題もなく栄えており、 いまいち放射能汚染の問題の大きさがわかりません。 原爆は放射線、熱線、爆風の被害は大きいが、放射能汚染はそんなにひどくないということなのでしょうか。 福島第一原発の放射能汚染は実際どれくらい危ないのでしょうか。

  • 原発と原爆の被ばくについて

    今 進行中の原発の放射能汚染ですが、知人にそのことを言うと  原爆落とされた広島 長崎は今は人住んでるし、ぜんぜん大丈夫と言われます。  でも 山本太郎さんの動画を見たら、東京もかなり汚染されてるとの事。 実際 どうなんでしょうか? 友達の言うとうり大丈夫なのか、 それとも 原爆とは 違いかなり深刻な状態なんでしょうか?

  • 原発事故と原子爆弾の残留放射能の関係

    今、福島の原発事故での放射能汚染が大問題となっていますが、広島・長崎の原子爆弾の放射能は一時的なもので、残留放射能はなかったのでしょうか?福島では汚染土壌の除去等が行われておりますが、広島・長崎で汚染土壌の除去を行ったという話は聞いていません?。当時広島では50年は草木が育たないと噂が在ったとか・・・・・・・よく分かりませんが、復興し100万都市として発展しております。

  • 原爆投下後の汚染状況について

    ご存知の通り、64年前に原爆が投下されました。 その後、投下された広島・長崎の悲惨な状況があり、現在の2都市が存在しております。 さて、「放射能は半永久的に残る」など放射能汚染が長きに渡り影響を環境に与え続けることを聞きます。 広島・長崎に投下された原爆の影響は現在2都市にはないのでしょうか?チェルノブイリを考えると、いまも2都市には影響が残っているのではないかと勘ぐってしまいます。(よく遊びに行くのですが・・・) 風雨まどで除去されるものなのでしょうか? それとも、チェルノブイリよりも性能が低かったことが幸して影響がなくなったのでしょうか? ご存知の方、いらしゃいましたらご教授をお願いします。

  • 福島原発 広島長崎

    福島原発放射能汚染問題は、終息まで、長引きそうですが、 広島、長崎の残留放射性物質は、今はもう、死活に影響はないのですか?あれから65年ですが、、

  • 原発被害と原爆被害?の違い

    福島の原発事故によって放射能を持った物質や,放射線について多く報道されています。 比較としてチェルノブイリの事故が報道されることが多いようです。 原爆投下によって汚染された物質と比較すると,どこが違うのでしょうか? 放射性物質の放射線の放出期間?や量?が違うのでしょうか?

  • 福島原発10シーベルト東電も国も甘く見てたのでは?

    長文失礼します。 今回の漏出放射線量は実際には測定不能で10シーベルト以上という事です。毎時10シーベルトというと原子炉の圧力容器内部と同じ放射線レベルで、1時間浴び続けると命を落とす恐れがあるとネットで説明されていました。 これまでの漏出放射線量とはケタが違いますね。 下記YouTubeページでは、今回の3.11福島原発事故の深刻さを東大の「児玉龍彦」先生が熱く解説されています。 http://www.youtube.com/watch?v=C3Gap0QbL_c&feature=feedf 1._熱量から換算すると広島原爆の29.6個分に相当するもの­が漏出。ウラン換算すると20個分が漏出。 2._福島原発事故による汚染物質の1年間経年残存料が原爆が1­/1000に下がるのに対して福島事故は1/10にしか下がらな­い事。 3._チェルノブイリ同様に原爆数十個分の放射線残存物を放出し­た。 そして今回の10シーベルト漏出です。これはもはやチェルノブイリと言わざるを得ない状態にも思えます。 東電・国は前政権の乱暴な原発推進も加えて原子力発電を甘く見ていたのではないでしょうか? 3.11福島の現状とこれからについてご意見を頂ければと思います。

  • 福島には何発の原爆が投下されたことになりますか

    長崎や広島では特に除染作業などされずに終わったと思います。後遺症の白血病などは問題にされましたが、今回の福島のような大規模かつ長期にわたる除染が行われているのは一体何発の原爆が投下されたことに相当するのかと思います。今後必ず大規模な地震が起こることが分かっている日本列島で原発を何基も稼働させるのは大丈夫なことなのでしょうか。