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運動で死ぬ?
さっきまで元気でピンピンしてた人が、ジョギング中に突然死んだり、ゴルフの最中に突然死んだりすることがありますが、どうしてですか? また、腹上死というのも同じ原理なのでしょうか?
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訂正、補足させてください。 自律神経が体の制御に大いに関わっているのは認めますが生体はそれだけで説明がつくほど単純ではありません。 ・交感神経、副交感神経のどちらかが優位になることで作用が変ってきます。しかし、どちらかに偏っても心臓が止まるとは思えません。 生体内のアドレナリンが過剰に放出されたら血圧はあがります。脈が速くなります。さらには不整脈の誘発もあるかもしれません。しかしそれで心臓が止まるわけではありません。 副交感神経からアセチルコリンが過剰に分泌されたとすると、一時的に脈は遅くなります。数秒間脈が欠け、失神することもあります。しかしそれで心臓が止まったままになるわけではありません。 放出されたままというのも考えられません。 ・エコノミークラス症候群は全く別です。脱水や長時間同じ姿勢でいたために下肢に血栓ができ、その血栓が歩き出したときなどに血流に乗って右心系から肺動脈へ入り、肺梗塞、急性右心不全を起こすという症候群です。自律神経の働きとは全く別な機序です。 ・#2の方が挙げた例は、(心電図がよく見えませんがおそらく)心室性期外収縮だと思います。これはほとんどが良性ですが(安静時に増え、運動負荷で減るのが普通)、運動負荷で回数が増えるなど、よくないものも含まれます。これも突然死の原因です。 ・運動中、心臓に負担がかかった状態は狭心症、心筋梗塞が起きやすい状況です。また、血圧が上がることで脳内出血やくも膜下出血が起こりやすくなります。 まず、腹上死はこの二つの要因がほとんどです。(1,2) ジョギング中、ゴルフ中の死亡もこれらが原因となることが多いです。ゴルフ中の場合は、#4の方が指摘されているように、朝の脱水が炎天下でひどくなる、などの要因もからんで脳梗塞となることも多いようです。 ・心臓の冠動脈の病変、動脈硬化などのない若者が運動中に亡くなることもあります。この場合、多くは肥大型心筋症など心臓の病変が原因となっています。 しかし、その後心臓に病変が見つからないこともあります。それは不整脈を起こしやすい特殊な疾患が関わっていることが多いです。QT延長症候群、ブルガダ症候群などがこれにあたります。(3) 専門的ですが一応参考文献を挙げておきます。 1:J Epidemiol Community Health 2002;56:99-102 2:European Heart Journal (2001)22,610-616 3:New England J Med 2003;349:1064-75
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- baiyaku
- ベストアンサー率38% (286/739)
ほとんど心筋梗塞が多いと思います。マラソンでもよく聞きますよね。マラソンを走るくらいですので、50代60代の人であっても健康には自信のある人が走っているわけですし、一応健康診断をしてから走っていますので、健康に問題ない程度の動脈硬化なはずです。それなのに亡くなる人が後をたたないのは、例えば、血管が半分くらい詰まるような動脈硬化があるとします。半分くらいの動脈硬化では、通常健康にはまったく問題がなく、心電図にも異常は見つかりません。しかし長時間走ることで、血管の内膜が破れて、中に溜まっていたコレステロールが血液の流れている内空に飛び出すようになり、そこを芯にして、大きな血栓ができるようになることで、通常では詰まるようなことのないような、動脈硬化の状態でも心筋梗塞を引き起こすようなり、突然死が起こるということが多いようです。 ゴルフの場合は朝が多いようですね。朝はやはり寝ている間に汗をかくことで、血液が濃くなっていて、血栓症を起こしやすい状態になりやすいので、要注意です。 腹上死は高血圧が原因が多いかも知れません。
お礼
お礼遅くなって申し訳ないですm(__)m やはり血管に原因がありそうですね。 あまり50代以上になってジョギングなどの激しい運動をするのはよくないというイメージがしますね。 ご回答ありがとうございました。
- tirotibi
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はじめまして 質問にあるような状態で死亡するケースは、#1、#2の方が説明しているケースが多いと思われます。 一般に周知されていない不可思議な死亡原因は心筋梗塞とか心不全という言葉でかたずけれれ、その多くはどんな原因によって起こってしまったか解らないのが現状です。 ですがその突然の死亡の前に何かしらの前兆が存在していることは事実だと思います。 例えば、ジョギング中の死亡、特にレースの場合発生するほとんどがゴール後、ゴール直前、まれにスタート直後、がほとんどと記憶しております。(誤っていいたらすいません)それからゴルフの場合はティーショット後が大多数を含むのではないでしょうか。 この場合人体の防御反応システムが大きく関わるケースがあり、交感神経のアドレナリンの分泌、反対に副交感神経のアセチルコリンの分泌が人を死に至らしめることがあるのです。 つまり、ジョギング中、ゴールの直前による達成直前による高揚により極度のアドレナリンの分泌後、やり遂げた安堵感による副交感神経によるアセチルコリンの大量分泌が、本来リラックスさせるための働きをする物質が心臓を停止させてしまうと言うことです。 ゴルフの場合はショット前の極度の緊張がストレスとなりアドレナリン、ショット後の安堵感でアセチルコリンの分泌となります。 これがすべての原因ではもちろんありません。このようなケースが存在すると言うことです。 このように書くとアセチルコリンが悪者になってしまいがちですが、とても人体にとっては大切な物質です。もちろんアドレナリンも一緒です。長時間のストレスはアドレナリンの長時間分泌を及ぼし、これのみでも心臓停止させてしまうことになります。 もともとそうなってしまう要因を持っている人とは別に、まったくの健康な人が突然死亡してしまうことを前提にレスしましたので、ごくまれなケースだと思ってください。
お礼
心筋梗塞や心不全というのは原因があまりわかっていないのですね!知りませんでした! まわりから見れば突然でもやはり兆候というのはあるものなのですね。 ご回答ありがとうございました。
- genmai59
- ベストアンサー率45% (1214/2675)
一般的な突然死とは別に、普段は何ともないのに運動すると心臓が止まりやすい病気を持つ人がいます。運動負荷心電図をとればわかりますので、心配なら下記サイトを参考に試してみるといいでしょう。
お礼
元々持っている病気の影響というのがかなり大きいようですね。 運動しすぎて死ぬというより、やはりきっかけにすぎないのでしょうか… ご回答ありがとうございました。
- timeup
- ベストアンサー率30% (3827/12654)
実際には色々な原因がありそうなのですが、一般にはポックリ病とか言われているものです。 自律神経は二つの働きが拮抗しているのですが、各々内外分泌を行い各種臓器をコントロールしていますが、どちらでも心臓を止めるほどの働きを起こしてしまいます。 又、過去数年で一般にも知られてきた、長距離旅行病(エコノミークラスシンドロームといわれたもの)と同じ機序により起こるものも考えられます。 つまり、本当は >「さっきまで元気でピンピンしてた人が、ジョギング中に突然死んだり、ゴルフの最中に突然死んだりすることがありますが・・・」 ⇒では無くて、元々なりやすい状態に成っていたということです。 腹上死・・・これは上記も関係するでしょうし、急激な血圧の上昇により、弱っていた部分の重要な血管が破裂して(内部で)、死亡ということでしょう。 脳もあるでしょうし、コロナリーA.もあるでしょうし、血を吐いているなら、肝硬変もあり、バイバスの食道周囲の血管が破れてって事もあり、色々が関係していると思われます。 つまり、これは普通の健康な若い人がおきる事は無いでしょう。 他にも色々有ったと思います。
お礼
心臓関係に原因があると聞いたことがあったのですが、とても複雑な要素が重なってのことなんですね。 ご回答ありがとうございました。
お礼
補足までしていただいてありがとうございます。 あまりに複雑な原因がからみあっていて、素人の私では到底理解できる範囲の話しではないようです(^^; でもやはり心臓・血管・脳の3つがキーワードのようですね。 ありがとうございました。