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違憲審査について
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法的なものと、事実的なものとを分けて考える 必要があります。 法的には 同様の事件が繰り返されるごとに 違憲判決をする可能性が高い、ということに なります。 しかし、事実上はそうは行きません。 最高裁で違憲という判決がでれば、裁判所も 他の国家機関(行政、立法)もそれなりの 対応処置を「事実上」執ることになりますから。 裁判所は判例と同じ判断を下すだろうし、 行政はそれを前提とした処置を執るだろうし 立法は法律を廃止ないし修正するだろう。 そういうことになります。
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仰るとおりです。ただし現実には、一度違憲とされた法令その他の処分については、改正されたりその処分は行われません。 例えば、以前刑法に尊属殺(直系尊属を殺害した場合には、通常の殺人よりも重い法定刑)を規定した条文がありましたが、これが違憲であるという判決が下されました。それ以降、検察も尊属殺であっても、その規定を用いず、通常の殺人罪のみで起訴するようになり、今では尊属殺の条文は削除されました。
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