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違憲判決について

違憲判決の中に含まれている、付随的審査制と抽象的審査制について教えて下さい。あと、個別的効力説とはなんでしょうか。お願いします。

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  • jurisdr
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回答No.1

違憲判決の中に含まれるという言い方は間違いです。 付随的審査制と抽象的審査制は、法令等の違憲審査に関する制度の問題です。 簡単に説明すると、 付随的審査制は、具体的訴訟において法令の憲法適合性が問題となったときに初めて裁判所が、当該法令についてその憲法適合性を審査する制度です。 抽象的審査制は、具体的事件とは無関係に、法令の憲法適合性を審査する制度です。 個別的効力説とは、法令の違憲判決がなされた場合に、その判決の効果がどこまで及ぶのかの問題に関して、違憲判決の効果は当該事件限りであり、違憲と判断された法律は当該事件についてのみ適用を排除される、とするものです。 この反対派一般的効力説です。 本当はもう少し議論があるのですが、まあここでの回答はこのくらいでしょう。

bubutaro
質問者

補足

間違いがわかって良かったです。 ありがとうございます。 一般的効力説についても教えていただければ助かります。 お願いします。

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