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和歌の文法が解りません!
古文の問題で次の短歌がありました 「見渡せば柳桜をこきまぜて都ぞ春の錦なりけり」 助動詞「けり」の意味と活用を答えよ!という問題ですが、正答は「詠嘆、終止形」でした 歌の中での「けり」は「詠嘆」が多いとわかっていますが、係助詞「ぞ」の係り結びで「けり」ではなく、そもそも、連体形「ける」なのではないか?と思うのです 教えてください!
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質問者が選んだベストアンサー
素性法師の作で出典は「古今集」ですね。手許にあるテクストで確かめたところ、質問者様のご理解が正解です。恐らくは出題者のミスパンチか何かと思われます。 出典元には「見渡せば柳桜をこきまぜて都ぞ春の錦なりける」とあります。他にも百人一首の三十五番、紀貫之の「人はいさ こころも知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香に匂ひける」などの作品用例もありますね。
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- SPS700
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この素性法師の歌は、書写本によって少なくとも3種の終わりがあるようです。 みやこそはるのにしきなりける(粘葉本 でっちょう) みやこそはるのにしきなりけれ(近衞本) 近衞本は「みやこ」を「宮こ」と書く習慣があったので、「こそ」は「れ」に終わると係り結びの間違いから出来たものでしょう。 この場合質問者様のご推測通り「ける」で終わる粘葉本が正しいと思われます。 『和漢朗詠集』の粘葉本については下記などをご覧下さい。 http://www.geocities.jp/muku820/syo9.html
お礼
丁寧な解説、ありがとうございました。古文が苦手で苦労しています。これからも何かと教えてください!
- jasko
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そうですね。 見わたせば柳桜をこきまぜて都ぞ春の錦なりける あなたの考えのほうが正しいみたいですね。 問題が間違えているんじゃないですか。
お礼
ありがとうございました
お礼
出典から調べてもらって、しかも、他の例文まで教えて頂き、スッキリしました。ありがとうございました。