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オゾンホールの原因とは?フロンやハロンの役割とは?
- オゾンホールの原因としてフロンやハロンが挙げられますが、なぜ他の化合物は取り上げられないのでしょうか?
- フロンやハロンは消毒や殺菌にも使われています。しかし、なぜかオゾンホールの原因物質として注目されています。
- 次亜塩素酸ナトリウムなど塩素を含む他の化合物もオゾンホールの原因とされるべきだと考えられます。
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質問者が選んだベストアンサー
>塩素分子は大気の循環で成層圏まで届くのではないでしょうか。 成層圏に届くまでに、塩化水素などになって 雨で(塩酸として)降るか、金属などと反応して 塩化物イオンになり地上に残ります。 成層圏まで届いたフロンなどから発生した 塩素原子は、連鎖反応(無限ではないらしいですが) して、いつまでもオゾンを破壊し続けます。
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- higrik
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一言で言えば、「フロンガスが安定しているから」です。 専門ではないのであまり詳しくは説明できませんが、 通常の塩素化合物はあまり安定でないため、 破壊されるか、その形で他の物質と結合してほとんどが地表に残ります。 また、水に溶ける物質の場合、水蒸気と反応して雨として降り注ぎます。 (つまり、結局は塩化物として地上に残ることになる) しかし、フロンガス等のガスは、科学的に安定しており、 そのため、地球上においてはゆっくり上昇、 オゾン層の存在する地点まで上昇すると、 そこに存在する強い紫外線により分解されます。 その際に出る塩素イオンが、オゾンに対し悪さをするとのことです。
お礼
たいへんよく分かりました。 有り難うございました。
- alwen25
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>オゾンホールをなくするためには、次亜塩素酸ナトリウムなど塩素を有する他の化合物も規制して生産と消費を押さえるのが望ましいと思うのですが。 次亜塩素酸ナトリウムなどは、反応性(酸化力)が強すぎて、塩素原子の状態でオゾン層まで届かないのです。 塩化物イオンを含む食塩が規制されていないことから、このようなものを 規制しても無意味だということが分かるでしょう。 塩素分子の状態でもオゾン層まで届かないと思います。 フロンやハロンは、非常に安定な物質なので、そのまま オゾン層まで、届いてしまい、紫外線で、分解され 塩素原子やフッ素原子を生じ、オゾン層を破壊します。
お礼
有り難うございました。
補足
早速の御回答有り難うございます。 >塩化物イオンを含む食塩が規制されていないことから、このようなものを 規制しても無意味だということが分かるでしょう。 よくわかります。 >塩素分子の状態でもオゾン層まで届かないと思います。 塩素分子は大気の循環で成層圏まで届くのではないでしょうか。 よろしくお願いします。
- manyuaru
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ここに書いています。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A1%A9%E7%B4%A0 フロンやハロンは紫外線を吸収して分解しますが、地上では紫外線の量が少ないため安定です。 成層圏に到達してようやく太陽の紫外線を吸収し分解します。 分解したときに塩素ラジカルを発生します。 その塩素ラジカルが連鎖反応を起こしてオゾンを破壊します。 次亜塩素酸ナトリウムを使っても成層圏で塩素ラジカルを発生するわけではないので問題ありません。
お礼
有り難うございました。
補足
早速の御回答有り難うございます。 >次亜塩素酸ナトリウムを使っても成層圏で塩素ラジカルを発生するわけではないので問題ありません。 Wikipediaの http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%82%AB%E3%83%AB_(%E5%8C%96%E5%AD%A6) の「ラジカル反応」の項に、 塩素分子が光 (hν) または熱(⊿)でラジカル解裂することで塩素ラジカルが発生する(式1)。 とありますが、どうでしょうか。
お礼
たいへんよく分かりました。 有り難うございました。