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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:刑事コロンボ「別れのワイン」の疑問)

刑事コロンボ「別れのワイン」の疑問

noname#156650の回答

noname#156650
noname#156650
回答No.3

yoshinobu_09様こんにちは。 こちらのカテゴリーのご質問、浅学当方ではありますが、とりあえず回答参上仕りました(笑)。以下、当方のストーリー見解、よろしくお願い致します。  1.犯人の殺害計画のあらましは?&2.熱中症で窒息死するのか? こちら1と2につきましては、回答者No.2様のお話しが、その経緯、加えて微妙な疑問点等(現実に窒息可能性の有無)を見事に要約ご指摘の印象でありまして、当方も全くの同感であります(完璧なご見解と思います)。 敢えてこちらに当方自身の考えを加えさせて頂きますと、基本的には犯人エイドリアン・カシーニ氏の犯行、これは衝動的突発的な事態に起因する所業であります。また気絶する異母弟の処置に関しても、おそらくはニューヨークへ発つまでに時間の余裕がなかったこともあり、その時点で明確な殺害手法に関する選択肢が手元になかった(というより思い浮かばなかった)のが実情と思われる次第であります。 そのため、まずは最善と考えられる手(気絶状態の異母弟が、死に至る可能性の高い手段)を打ちニューヨークに向けて出発した。これが初期段階の実態ではないかと愚考致します。 ただしカシーニ氏、最初に異母弟を殴打した時点においては一時の激情に駆られた行為でありましたが、その後気絶した状態の異母弟を酒蔵に運ぶ段階では、確実に殺害の意思を固めている印象であります。 回答者No.2様仰るところの狙いで空調をオフにしたことは間違いないと思われますが(窒息死を目的としたこと)、しかし万が一、仮にニューヨークから帰った段階においても、異母弟にまだ息があったならば、おそらくカシーニ氏は何らかの手法で確実に異母弟を殺害したものと考えます(と申しますか、そうせざるを得ませんですネ)。 殺害計画の実務自体は非常にルーズでありますが、最終的に異母弟をこの世から抹殺する意志、これだけは揺るぎないものと思われる次第であります。 正直なところ、現実的な窒息の可能性はかなり微妙ではありますけれど(苦笑)、ちなみにyoshinobu_09様、原作においてはカシーニ氏、異母弟をロープで縛る際の描写において以下の記述がございます。 「ロープが直接皮膚に触れる個所は、かすり傷にならないよう、ぼろきれを当てる。生活反応のある傷がある死体は、文句なしに他殺とみられるからだ」 こちらに関しましても、実際のところは、その効果がこれまた微妙と思われる次第でして、この辺りは現実のと乖離、幾何か難しい感ではありますですね(加えて当方、医学的知識も浅学でして。苦笑)。  3.犯人が証拠無しで自供に至った心理 この点につきましては、yoshinobu_09様のお話しにあります「不本意な結婚回避という理由」も一部含まれていると思います。しかしカシーニ氏、これに関する経緯や自身の考えについては、後に幾分自嘲気味にコロンボ警部へ述懐されていますので、この点はあくまでyoshinobu_09様の仰る通り、二次的な理由にすぎないと思います。 エイドリアン・カシーニ氏が犯行を供述した理由、その最大の要因となったものは、やはり彼の人生はワインこそがその全てであるということ。この一言に尽きると思われる次第であります。 異母弟を殺害した理由の根幹も、ワイナリー経営権云々のみならず、ワインにかける自らの情熱や精神を断固守るためであります。 おそらくはカシーニ氏、自らの基準においてその真の価値を失ってしまった愛蔵のワイン、これらへの決別と同時に、人生における生きがいや覇気も全て無くしてしまった心境となったのではないでしょうか。 これらのワインを大自然の母なる海へ還す際のカシーニ氏、このシーンにおいては、心より愛する存在を失った悲しみと怒りが、画面を通してよく伝わって参ります。またコロンボ警部との最後の尋問においても、普段の確固たる意志の強さはどこにも感じられず、まさに喪失感と脱力感しか心にない印象でありました。 コロンボシリーズにおいては、感情的に絶対許せないタイプの犯人も何人か存在しておりますが(特に「指輪の爪あと」の犯人です。苦笑)、ことカシーニ氏に関しては、決して心を病んだ極悪人ではありません(むしろコロンボ警部自身が示す通り、尊敬に値すべき部分を多々兼ね備えた人物であります)。 劇中においてはコロンボ警部とカシーニ氏、人間的に互いを認め合い、尊重する形も数多く見受けられました。人は人を知る、おそらくカシーニ氏は、相手がコロンボ警部だったからこそ、その時点における心の空白感(そして以後の人生における希望展望の無さ)も加わり、素直に自供する心根になったものと推察致します。 ということでありましてyoshinobu_09様、支離滅裂な文脈の長文となってしまい誠に申し訳ないのですが(苦笑)、これが「別れのワイン」に関する当方の諸々推察であります。 以上、お目汚し、大変失礼致しました(礼)。

yoshinobu_09
質問者

補足

ご丁寧なご回答ありがとうございます。 原作をお読みのようなので回答をおねだりしてしまいました。 原作にも空調と窒息死との因果関係の記述はなさそうですね。 愚考ですが犯人が事件当日に被害者にダイビングスーツを着て海に捨てれば完全犯罪だったかもしれません。 旅行出発は翌日なので時間はありました。 >ロープが直接皮膚に触れる個所は、かすり傷にならないよう、ぼろきれを当てる。 再見し、ぼろきれが当てられているのを確認しました。 犯人が証拠無しで自供に至った心理も「ワインが人生の全て」と考えていたのならば納得がいきます。 この作品は犯人が刑事を邪険には扱わず、ワインを真面目に勉強する姿勢に敬意を表する珍しい作品です。 レストランでワインの趣味を本心からほめますし、コロンボも逮捕後の別れのデザートワインを用意します。 人間ドラマとしても秀逸です。 それだけにミステリーパートにわかりづらい部分があるのは残念です。

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