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戦争中の英語教育

「戦争(太平洋戦争・大東亞戦争・第二次世界大戦などと呼ばれる戦争)中、英語は敵の言葉だから英語教育が禁止された」という話がありますが、終戦の年に女學校の生徒だった母は「そんなことはない。東京でも英語の授業はあったし、踈開先の福島でも英語はあった」と言います。  英語教育が禁止(学校で自主的にやめたのかもしれませんが。)されたという話は本当でしょうか。  あなた自身が体験者か、このことに関して体験者から直接話を聞いた方(体験者があなたと顏見知りであること)であればご回答ください。  あるいは、体験者でなくても、何割くらいの学校で英語の授業をやめたのか、わかる方でしたらご回答ください。

noname#5311
noname#5311

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noname#12519
noname#12519
回答No.3

補足拝見しました。ありがとうございます。 法律で英語教育が禁止されたということはありませんが,戦争中に英語教育が壊滅的とも言えるダメージを受けたことは確かだと思いますので,質問者の方に異を唱えるつもりはありませんが「誇張」ではないと思います。英語関係の書籍は出版することがほとんど不可能になり,授業も取りやめた学校が多かったそうです。むしろ,英語教育が存続した学校の方が不思議なくらいだと思います。私の両親も,当然のように1941年の12月(昭和16年)から英語の授業がなくなり,それ以降は英語について話すことはタブーとなり,息を潜めて話しても誰かに告げ口をされるような気がして,努めて英語のことは話題にしないようにしていたと言っています。また,英文学者が身の危険を感じたり肩身が狭い思いをしたことについては,「英語青年」の復刻版などで読み取れます。また知り合いの英語の先生も,兵役に就く時英詩の本(訳本)を持っていったそうですが,自暴自棄の心境で,嬲り殺しにされるのを覚悟していたそうです。実際は隠し通せたそうですが。「非国民」を罵っていた人たちは,当時の雰囲気を反映し国のために良かれと思ってした行動なのでしょうが,悲しい限りです。

noname#5311
質問者

お礼

わかりました。ありがとうございます。

その他の回答 (2)

noname#12519
noname#12519
回答No.2

おっしゃるとおり,戦争中に英語教育が禁止されたわけではなく,自治体や各学校が自主的に取りやめたり,随意科目(選択科目)に変えたりしたのです。私はその時代を生きたわけではありませんが,時局に阿るというより,そうせざるを得ない世相があったのだろうとも想像します。英語を勉強すると非国民とののしられたという話は,当時の学生や英文学者の回想録などにたくさん見られます。 禁止されたわけではない一例として,国定教科書も発行され続けていました。昭和19年に発行されたものは「英語」という日本語のタイトルで,内容も兵隊さんに感謝する子どもの作文とか,軍事訓練の話とか,戦時色の濃いものになっています。これは,それまでの教科書に,交戦している敵国(英語国)に関する内容が含まれていると国会で問題になり,改定されたものです。 何割の学校がやめていたかはわかりません。

noname#5311
質問者

お礼

そうですね、やはり「禁止」ではなかったのですね。 しかし、私の手元の事典には、誤解を生むようなことが書いてあります。 『英語は敵の国のことばだから、教えてはならないといって、学校でも英語の時間が禁止されるといった、きちがいじみたこともありました。』 ただ、私がよりお聞きしたかったことは、「禁止」か「自主的」かではなくて、 自主的にやめたにしても、 全体的に見ると、それほどの割合ではないのではないか、 ということです。 一部でやめたということ(そういうところもあったのは事実でしょうけれど。)が誇張されている気がしてなりません。 ご回答中、教科書のお話は参考になりました。

  • neckon
  • ベストアンサー率45% (156/340)
回答No.1

週刊誌連載のコラムをまとめた『お言葉ですが』(高島俊男、文藝春秋)の中に詳しい話があったと思うのですが、この本、もう7巻まで出ていて、何巻で読んだんだったかちょっと覚えていなくて…… 基本的に、英語教育をやめたり、英語の使用を禁止したりといったことはなかった。よく引き合いに出されるプロ野球の「英語追放」は、時局に阿った野球界が独断でやったもの、というのが主旨だったと思います。 ただ、戦時中に学校に通っていた世代は勤労動員などでほとんどの授業がつぶれてしまい、英語に限らずほとんどの科目を学ぶ機会を奪われた、という事情はあったようです(これは体験者から聞いています)。 また国民の中に英語敵視の風潮が形成され、「電車の中でドイツ語の本を読んでいたら『敵国の本を読むな』と叩き落とされた」という笑い話みたいな体験談もあります。これは北杜夫が書いていたんだったかな……

noname#5311
質問者

お礼

>英語の使用を禁止したりといったことはなかった。 それはそうだと思います。例えば、「ラジオ」という言葉が禁止されていたということは考えられない。 それはそうと、英語教育に話を戻すと、英語の授業をやめたということは一部では有ったのかもしれませんが、 全体から見ると、大した割合ではないのではないか、 という気がしていました。 ご回答を讀んでもそのような感を強くしました。 >戦時中に学校に通っていた世代は勤労動員などでほとんどの授業がつぶれてしまい、 詳しくは聞いていないので「ほとんど」かどうかはわからないですが、それに近いこともあったようです。

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