• ベストアンサー

証明:疎な集合の結合が疎

位相空間において、E,Fが疎な集合とする。 E∪Fも疎なことの証明。 定義:Eが疎な集合とは、Eの閉包の内点がφ

  • taktta
  • お礼率72% (1031/1430)

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.8

空間Xの部分集合Eに対し、 Eは疎である. ⇔ Int(ClE)=φ. (Eの閉包は内点をもたない。) は定義なのですが次の言い換えを利用する方がよいでしょう。 Eは疎である. ⇔ Cl(X-ClE)=X. (Eの閉包の補集合はXで稠密である。) 問題の証明ですが、E, Fは疎とします。 任意の空でない開集合Uに対して、 U∩(X-Cl(E∪F))=U∩(X-(ClE∪ClF)) =U∩(X-ClE)∩(X-ClF) という等式が一般的に成立していますが、終結式において、 Eが疎である(X-ClEは稠密である)ことから U∩(X-ClE)は空でないことがわかり、さらにこれは開ですから Fが疎である(X-ClFは稠密である)ことによって U∩(X-ClE)∩(X-ClF)は空でないことがわかります。 従がって、等式から U∩(X-Cl(E∪F))は空でないこと、即ち、X-Cl(E∪F)はXで稠密であること、即ち、E∪Fは疎であることが示されます。

その他の回答 (8)

回答No.9

老婆心ながら、 > 次の言い換えを利用する方がよいでしょう。 > Eは疎である. ⇔ Cl(X-ClE)=X. は次の基本的なことがら X-IntA=Cl(X-A) から示されます。実際、 Eは疎 ⇔Int(ClE)=φ ⇔X-Int(ClE)=X ⇔Cl(X-ClE)=X ⇔X-ClEはXで稠密.

taktta
質問者

お礼

ていねいな証明ありがとうございました。おかげでよく理解できました。疎を稠密に言い換える所と基本的公式にあてはめるところなど参考になりました。

  • t-aoba
  • ベストアンサー率50% (5/10)
回答No.7

♯5の訂正です。度々すいません。 「♯3のdaimaohさんの6行目は V⊂Xが閉集合⇔p∈X-V or V:有限集合 or V=X となっていますが、これは V⊂Xが閉集合⇔p∈X-V and V^c:無限集合 and V≠φ の誤りです。 このとき,E,Fは閉集合だから閉包は変わらないがE,F≠φです。 よってE,Fは疎な集合ではないので反例は誤りです。」 反例の反例については問題ないかと。 それから 「U⊂Xが開集合⇔p∈U or U^c(=Uの補集合):有限集合 or U=φ と定義するとXに位相が入る」のは正しいと思います。 p∈X-U としてしまったら、位相にならないのでは?

taktta
質問者

お礼

ご回答どうもありがとうございました。

  • daimaoh
  • ベストアンサー率50% (3/6)
回答No.6

#3です。 間違えました。 開集合の定義を, ... or p∈X-U としないと位相にならないですね。 失礼しました。

taktta
質問者

お礼

理解されてよかったですね。 これは大学のとき一度正しいことは,理解したことあり反例はないはずです。 どうもありがとうございました

  • t-aoba
  • ベストアンサー率50% (5/10)
回答No.5

♯4の訂正です。 正しくは 「♯3のdaimaohさんの6行目は V⊂Xが閉集合⇔p∈X-V or V:有限集合 or V=X となっていますが、これは V⊂Xが閉集合⇔p∈X-V and V:有限集合 and V≠φ の誤りです。 したがって、E,Fは閉集合ではないのでこの反例は誤りです。 反例の反例(?)として X=Z(整数),E={x∈Z|x<p},F={x∈Z|p<x} を考えるとよいと思います。」 訂正した部分は「V≠φ」のところと、「E,Fは閉集合ではないので」のところです。

  • t-aoba
  • ベストアンサー率50% (5/10)
回答No.4

♯3のdaimaohさんの6行目は V⊂Xが閉集合⇔p∈X-V or V:有限集合 or V=X となっていますが、これは V⊂Xが閉集合⇔p∈X-V and V:有限集合 and V=X の誤りです。 したがって、E,Fは無限集合なので開集合で、この反例は誤りです。 反例の反例(?)として X=Z(整数),E={x∈Z|x<p},F={x∈Z|p<x} を考えるとよいと思います。

  • daimaoh
  • ベストアンサー率50% (3/6)
回答No.3

あれれ?この命題は成立しませんね。 反例: X:無限集合,p∈Xをfix(固定)します。 U⊂Xが開集合⇔p∈U or U^c(=Uの補集合):有限集合 or U=φ と定義するとXに位相が入ります。このとき, V⊂Xが閉集合⇔p∈X-V or V:有限集合 or V=X となります。 さて,X-{p}は無限集合ですから,それを二つの無限集合,E,Fに分けます。 このとき,E,Fは閉集合ですから閉包は変わらず,しかもφ以外の開集合を含みませんから内点はありません。 しかし,E∪Fは補集合が有限なので開集合となり,内点を持ちます(すべて内点です)。

  • t-aoba
  • ベストアンサー率50% (5/10)
回答No.2

E^aをEの閉包、E^iをEの内部、U_xをxの近傍とする。 Eが疎な集合 ⇔ (E^a)^i=φ ⇔ ∀xで、U_x⊂E^aとなるU_xが存在しない (E^a)^i=φかつ(F^a)^i=φであるから ∀xで、U_x⊂E^aとなるU_xと、U'_x⊂F^aとなるU'_xが存在しない ⇒ ∀xで、U_x⊂(E^a∪F^a)となるU_xが存在しない ここでE^a∪F^a=(E∪F)^aであるから、 ∀xで、U_x⊂(E∪F)^aとなるU_xが存在しない ⇔ ((E∪F)^a)^i=φ よって E∪Fは疎な集合である。 「疎な集合」って初めて聞いたんですけど、出題者の造語ですか?

taktta
質問者

お礼

E^a)^i=φかつ(F^a)^i=φであるから ∀xで、U_x⊂E^aとなるU_xと、U'_x⊂F^aとなるU'_xが存在しない ⇒ ∀xで、U_x⊂(E^a∪F^a)となるU_xが存在しない ここのところが論理的にすっと入ってこないのですが。 どうもありがとう。

taktta
質問者

補足

「疎な集合」って初めて聞いたんですけど、出題者の造語ですか?について これは岩波 位相解析の基礎 1960年初版発行に載っていた用語です。 古いけど歯ごたえと味わいがあります。

  • keyguy
  • ベストアンサー率28% (135/469)
回答No.1

Eの閉方が内点を持たない Fの閉方が内点を持たない E∩F(⊂F)の閉方が内点を持たない E+F=E+F+E∩Fの閉方が内点を持たない 自明としか思えない。

taktta
質問者

お礼

自明なことなら証明は簡単のはづですがーー 。どうも

関連するQ&A

  • 有限集合からなる位相空間における写像の連続性

    ある位相空間Xから別の位相空間Yへの写像fが連続であるとは、Yの任意の開集合Oの逆像f^-1(O)が開集合であると定義されていると思いますが、この定義に従うと、有限集合に位相を入れた位相空間Xからの別の位相空間Yへの写像は、位相空間Xの集合が全部開集合となり、必ず連続になるのでしょうか。

  • 集合・位相

    集合・位相初心者です。 授業で開集合と閉集合、近傍の定義を教えてもらったのですが、理解できず、困っています。 以下は、授業で使っているプリントに載っている定義です。 X:集合 T:Xの部分集合からなる集合族 (X,T):位相空間 とする。 Xの部分集合UがTの元であるとき、Uを開集合という。 また、Xの部分集合Fの補集合がTの元であるとき、Fの閉集合という。 点x∈Xに対して x∈U゜ を満たすXの部分集合Uを近傍という。また、このような近傍全体のなす集合族をxの近傍系といい、U(x)で表す。 具体的な例で教えて頂けると助かります。 例えば、集合X={1,2,3,4,5}、位相T={φ,{3},{4},{3,4},{1,3},{1,3,4},X}として、位相空間(X,T)をつくると、この(X,T)の開集合、閉集合、点3の近傍(点は適当に選びました)はどうなるのか。 集合・集合は初心者なので、詳しく教えて頂けると嬉しいです。 ご教授、よろしくお願い致します。

  • 位相空間に関する問題で質問です。

    位相空間上で (1)E1(Eの閉包)=Es(Eの孤立点全体の集合)∪Ed(Eの導集合) (2)Es∩Ed=φ(空集合) の2つを証明する問題です。 (1)(2)とも (左辺)⊃(右辺)と(左辺)⊂(右辺) の2つを示して等号成立を証明しようとしたのですが、包含関係の証明が全くわかりません。(根本的にまちがっているのでしょうか?) わかる方いたら教えてください。よろしくお願いします。

  • 「位相空間 (X、T)の二つの部分集合A,Bについて、 Aが開集合のと

    「位相空間 (X、T)の二つの部分集合A,Bについて、 Aが開集合のとき、 A ∧ (Bの閉包)が (A ∧ B)の閉包 に含まれることを示せ」 という問題がわかりません。 証明の仕方を教えて下さい。 教科書はちゃんと読んだのですが、挫折しました。 よろしくお願いします。

  • 集合と位相

    (1)X,Yは位相空間とする。A,BがそれぞれX,Yの開集合であるときA×Bは直積位相X×Yの閉集合であることを示せ。 (2){Xλ}λ∈Λを位相空間の族としてAλ⊂Xλ(λ∈Λ)とする。 この時直積位相空間Πλ∈ΛXλにおいて以下を示せ。 (閉包のバーの書き方がわからないのでclと表記します) (a)cl(Πλ∈ΛAλ)=Πλ∈ΛclAλを示せ。 (b)Λは無限集合であるとき、Int(Πλ∈ΛAλ)≠φであるための必要十分条件は有限個のIntAλ≠φであり、かつその他のλについてはAλ=Xλであることを示せ。 (1)は以下のように考えたのですがわかりません。 Aの補集合、Bの補集合はそれぞれX,Yの開集合となる。 よってA^c×B^cは直積位相X×Yの開集合となる。 また(A×B)^c=(A^c×Y)∪(X×B^c) ここで詰まってしまいました。友人に聞いてみたら、 「生成する」位相という言葉の定義がわかってないと言われました。これはどのような意味なのでしょうか? 例えは直積位相の定義にもありました。 X,Yが位相空間でそれぞれの位相をЦx、Цyとした時に Цx×Цy={O1×O2|O1∈Цx,O2∈Цy}が生成する位相を直積位相という。 また位相を「入れる」ということはどういう意味なのでしょうか? (2)(a)は次のように考えてみましたがどうでしょうか? (⊃) ∀x∈Πλ∈ΛclAλを取る。∃λ∈Λ s.t. x∈clAλであるから xの任意の近傍はAλと交わる。したがってxの近傍はAλよりも大きい集合Π(λ∈Λ)Aλとも交わるので、 xはcl(Π(λ∈Λ) Aλ)の点になる。 (⊂) ∀x∈cl(Π(λ∈Λ) Aλ)を取る。 xの任意の近傍とΠ(λ∈Λ)Aλは交わるから、 あるAλと任意の近傍は交わる。これよりx∈clAλ よってx∈Πλ∈ΛclAλ (b)はわかりませんでした。アドバイスお願いします。

  • 「有限集合の部分集合は有限集合」の証明

    有限集合Xの部分集合Aは有限集合であることの証明がわかりません。 X;集合とします X⊇A とします。 とあるテキストによると,Aが有限集合であるとは, __∀F∈P(P(X))[F;A上帰納的 ⇒ A∈F] との事です。 ここで,Xの冪集合の冪集合P(P(X))∋FがA上帰納的であるとは, __φ∈F∧∀C∈F∀x∈A[C∪{x}∈F] であると事,とされています。 この定義に従って, _X;有限集合 ⇒ A;有限集合 を証明したいのですが,証明がさっぱり分かりません。 是非とも証明を御教え下さい。宜しくお願い致します。

  • 集合と位相

    (問)fを集合Xから位相空間(Y,U)への全射とするとき、つぎを証明せよ。 ※Uは位相 (1)T={f^(-1)(V)|V∈U}のときTはX上の位相である (2)Tはfを(X、T)から(Y,U)への連続写像とするX上の最小の位相である。 (1)の答案 Yの任意の部分集合Bに対して、全射より f^(-1)(i(B))⊂i(f^(-1)(B)) になるので、fは連続写像である(手持ちのテキストにより)。よって題意がなりたつ。 (2)はまったくてがつけられません。 どなたか詳しい方教えてください。

  • 集合と位相

    (問)fを集合Xから位相空間(Y,U)への全射とするとき、つぎを証明せよ。 ※Uは位相 (1)T={f^(-1)(V)|V∈U}のときTはX上の位相である (2)Tはfを(X、T)から(Y,U)への連続写像とするX上の最小の位相である。 (1)の答案 (O1)Uは位相なので、Y、φ∈Uである。fは全射なのでX、φ∈Tである。 (O2)Uは位相なので任意のVの和集合はUの元である。fは全射なので、Tの任意の元Sの和集合はTの元である。 (O3)Uは位相なので有限個の任意のVの共通集合はUの元である。fは全射なので、Tの有限個の任意の元SはTの元である。 (2)はまったくてがつけられません。 どなたか詳しい方教えてください。

  • σ集合体の証明

    集合体の証明の問題です。 問:Fをσ集合体とするとき、以下を示せ。 (1)Fは集合体である (2)A1,A2,…,An,…∈F ⇒ ∪(i=1,∞)Ai∈F    (i)∩(i=1,∞)Ai∈F    (ii)lim(n→∞)supAn∈F (2)の記述がわかりづらいですが、A1から始まる無限大の和集合がFに含まれる、(i)はA1から始まる無限大の積集合である、という意味です。(ii)はn→∞がlimの下にくれば正しい記述になります。 (1)は、集合体であるための定義、 ・φ∈F ・A∈F⇒Ac(Aの補集合)∈F ・A,B∈F⇒A∪B∈F を示せればよいのでしょうか? そうだとしたら、σ集合体であるということは、 ・φ∈F ・A∈F⇒Ac(Aの補集合)∈F ・A1,A2,…,An,…∈F⇒ ∪(i=1,∞)Ai∈F ということなので、これらを使って証明していけばいいのでしょうか? (2)については証明の予想が立ちません…。 わかる方、解説お願いします!

  • 商空間における全射について

    商空間の定義で出てくる、『全射』がよくわかりません。 内田伏一著、集合と位相の96ページに、定義として、 (X,O)を位相空間とし、f:X→Yを集合XからYへの全射とする。集合Yの部分集合族O(f)を O(f)={H∈B(Y)|f^(-1)(H)∈O} によって定義する。 とあるのですが、ここでf^(-1)の逆写像の存在を認めていますよね?しかし、fは全単射ではなく、全射としか仮定がついていないのに、この逆写像は存在することにしてしまっていいのでしょうか?? すごく初歩的なことかもしれませんが、アドバイスお願いします。