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金箔を透過すると青いのはなぜ?

金箔工芸店で、金箔を通して光を見ると青みがかった光が見えました。 これは「金が黄色だけを反射するから」という説明がネット上にありました。 しかし分かりません。反射する、透過するは、意味が違う(逆になる?)のではないでしょうか。 また光の波長の長短が根本的に関係していると思うのですが、その観点からの説明が聞きたいです。どなたか分かる人は教えて下さい。

みんなの回答

回答No.1

金は金属の一種なので、鏡のように光を反射します(当たり前ですね)。 しかしこの反射は、太陽やライトの光のに含まれるあらゆる波長をそっくりそのまま跳ね返すのではなく、波長によって(=色によって)跳ね返し方が変わります。 金は500ナノメートルから700ナノメートルの波長を持つ光をよく反射するため、金塊を普通に眺めると黄色をしています。これは白色である光から、青い成分を抜き去った光なわけです。 普通の金塊であれば青い成分を自身の発熱に回すわけですが、金の薄膜であれば、膜の裏側に青い成分を透過させます。 質問者さんがご覧になった青い光とはこの透過光ですね。そして普段我々が金の延べ棒を眺めたときに見えるあの山吹色が反射光になります。 (太陽・ライトからの光…白色光)=(金の反射光…山吹色)+(透過光…青色)という関係になります。反射と透過は対になる関係とでも言えばいいでしょうか。 ちなみに反射光と透過光は補色の関係にあり、色相環を用いることで簡単に対応関係を調べられます。

gesui3
質問者

お礼

どうもありがとうございました。 すると、もし青く見える金属があるとすると、その薄い板を透過する色は黄色ということになるのでしょうか。(もっとも、金ほど薄くなる金属は他にはないので、実際にその青い金属板が光を通せるほどに薄くできるかは疑問ですが。) それと、黄色の波長500ナノメートルから700ナノメートルは青よりも短く、だから透過できずにはじかれると理解してもよいでしょうか。

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