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1日違いで大違い?海外留学と税金の関係は?
- 海外での留学と税金についての質問です。海外転出届けを提出することで海外滞在期間の住民税の支払い義務はなくなりますが、帰国後に住民票を戻すと、支払っていた住民税の続きを支払う必要があります。
- 海外留学が1年未満の場合は住民税免除の恩恵は受けられず、1年以上の場合には免除されます。ただし、1年以上滞在した場合のみ住民税の免除が適用され、固定資産税は別途支払う必要があります。
- 帰国後は国民健康保険や国民年金の再加入が必要であり、海外滞在期間中は課税されないため、海外での留学は税金に影響を及ぼす重要な要素となります。
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「2010年9月25日に出国しました」とありますが,出国しても2010年分の住民税(サラリーマンであれば2010年6月から2011年5月に徴収される分)の支払い義務がなくなるわけではありません。出国までに支払うか,口座振替などの方法で自動的に支払われるようにしておくか,納税管理人に支払ってもらうかをしなくてはなりません。何もしないでいるのであれば,それは単に納税が延滞している状態です。 2011年分の住民税は,2011年1月1日に住民ではないのであれば,全く発生しません。しかし住民であるかどうかは,住民登録の有無で形式的に決まるものではありません。住民登録があれば課税手続きに入って納付を求められますが,あとから実質的にみて住民でないと判断されれば納税する必要はありません。逆に海外転出届を出したとしても,出国の期間や目的,出国中の居住の状況等から,単なる旅行にすぎないと判断されれば,住民税が課税されます。(とはいえ2010年に所得がなければどちらにせよ非課税です。) 「1年以内に帰国すれば、それは単なる旅行とみなされ課税されます。」とか「海外が1年未満であれば、住民税免除の恩恵は受けられません。」というのは出国の期間が問題とされて単なる旅行にすぎないと判断された場合ということです。しかし,判断は単に「1年以内に帰国すれば」というだけでなされるのではありません。例えば3年海外にいる予定だったけど,病気になって1年以内で帰国したのであれば単なる旅行にすぎないとはされず,課税されません。 1月1日に住民であるかが明らかでないのであれば,「その人が日本国外において,継続して1年以上居住することを必要とする職業である」かどうかを見て判断してください。 > その1年とは、1月1日から翌年の1月1日という意味なのか、それとも、パスポートに印字された「出国した日」から「帰国した日」のことなのかどうでしょうか。 出国した日から帰国した日です。詳しくは下を参照。 > いずれにせよ、1日違いで大違いということがあるのでしょうか? あるかもしれません。 > 「出国した次の日から、帰国した日の前日までが海外滞在期間になる」とも書いてありましたが、どうでしょう。たとえば、9月25日に出国し、翌年9月25日に帰国した場合、海外滞在期間は9/26 ~ 翌年9/24になり、1年と見なされないことになるのでしょうか? 9月25日に出国したのであれば,翌日の9月26日から起算します。翌年の9月25日でちょうど1年になりますが,翌年の9月25日に帰国したら,帰国した時点では9月25日が終わっていませんから,まだ満1年に到達していません。つまり1年以上ではないことになります。翌年の9月26日の帰国であれば問題なく1年以上でしょう。 > 更に、「海外滞在1年以上は免除」のルールが適用されるのは 住民税だけですか? 固定資産税はどういう扱いでしょうか。 固定資産税は,資産を持っていれば課税されるので住民であるかどうかは関係ありません。 > 国民健康保険や国民年金などは帰国以後再加入することになると思うのですが、それで間違いないでしょうか。 その通りです。ただし国民年金は「日本国籍を有する者で海外に居住する20歳以上65歳未満の者」に当てはまれば,海外にいても任意加入することができます。
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- hata79
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すでに回答が付いてますが。 「1日違いで大違い」ということは、税金の世界では沢山ある現象ですので、今更特筆するようなことではないんですね。 扶養控除という所得控除でも、12月31日に生まれた子は、生まれた年に控除対象扶養家族になります。 たった1日ですが、親孝行な子供だというわけです。 12月31日に離婚したら、控除対象配偶者がいないことになります。 364日間妻であったのにです。 たった一日なのに~~という事例はもっとあります。 どこかで線引きをしないときりがないので、そういうものだと思うしかないのです。
お礼
hata79さん、ありがとうございました。 >どこかで線引きをしないときりがないので、そういうものだと思うしかないのです。 確かにその通りですね。
お礼
丁寧な回答をありがとうございました。たいへんよく分かりました。勘違いも晴れ、すっきりしました。 2010年分の住民税は、口座振替にしておいたのでよかったです。