「欧米」、「欧米人」ってなんなんでしょう?
揚げ足を取るようで悪いんですが、「欧米」とか「欧米人」というコトバを聞くたびに私はいつも疑問を感じてしまいます。
広辞苑によると、「欧州と米国」とあるのですが、それって範囲が広すぎると思うのです。
まず「欧州」とひとくちに言っても、東欧、西欧、南欧、北欧とそれぞれまったく違っているし、さらにラテン系が占める国とアングロサクソンの占める国とでは、風土や文化、ものの考え方など、日本とインドほど違います。
まぁそれでも、百歩譲って「ヨーロッパ」をひとつの単位としてまとめるとしましょう。しかし、ヨーロッパとアメリカをひとくくりに「欧米」とするのはどうしても無理です。
例を挙げるとして、「欧米人のような体型」とか、まったくもってよく分からないです。「ヨーロッパとアメリカ」には、先にも書いたけれど、ラテンもいればアングロサクソンもいて、スラブ系もいるし、更にはアフリカ系やアジア系だっています。まぁ、有色人種まで含めるのはさすがに「揚げ足」かもしれませんが、ここで便宜上、「白人」をおおまかにラテンとアングロサクソンに分けるとしても、両者の体型はまったく違います。
おおむね、日本人が「欧米」という場合、多くはアメリカ(カナダは含まない)しか指していないし、「欧米人」とは、アメリカのアングロサクソンしか指していないと思うのですが、なぜこのような言葉がまかり通っているのか甚だ疑問です。
この言葉はどうも差別的で、なによりも視野が狭いイメージがあります。その上、上記の点(ひとまとめにはできない)から利便性にも長けていないと思うのですが、なぜこんな言葉がいまだにまかり通っているのでしょうか。明治維新時代じゃあるまいし。
詳しい方がいらっしゃいましたらご伝授お願いいたします。
お礼
やっぱ、祈りの儀式に見えますか