極板に挿入された誘電体に働く引力

このQ&Aのポイント
  • 極板間に誘電体棒を引き込もうとするカFを求めよ。
  • 平行平板コンデンサーの二枚の長方形極板があり、極板問の電場は至る所、等しい。
  • 全正電荷エネルギーU=d Q^2 / 2b(εX+εo a)を利用して解くのでしょうが、具体的な手順がわかりません。
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極板に挿入された誘電体に働く引力

平行平板コンデンサーの二枚の長方形極板がある。 その座標が、0≦x≦a,0≦y≦b,z=d(d>0)と表される方が電荷Qを帯び 0≦x≦a,0≦y≦b,z=0と表される方が、電荷-Qを帯びていている。 極板間には、その断面が0≦y≦b,0<z<dで表される誘電率εの十分長い誘電体棒が X軸の正方向に向かい、0<xくLの部分まで挿入され、残りのL<x≦aの部分は真空(誘電率εo)であるとする。 極板の端の効果を無視すれば、極板問の電場は至る所、等しい。 極板間に誘電体棒を引き込もうとするカFを求めよ。 というような問題です 汚い図で申し訳ないのですが、以下のような状態かと思われます。 この問題が出るまでの課程で、全正電荷エネルギーU=d Q^2 / 2b(εX+εo a)を求めさせられました。 このエネルギーを利用して解くのでしょうが、単純にFx=Uとするわけにもいかないでしょうし、いまいちわかりません。 ご回答よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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noname#154783
noname#154783
回答No.1

多分,私が添付した図のような状況じゃないかと推測します.間違ってたらごめんなさい. このコンデンサは誘電体εが挿入されたコンデンサと,真空コンデンサの並列接続とみなすことができ, 誘電体が挿入されたコンデンサの静電容量は C' = εbx/d, 電荷は Q' = (x/a)Q したがって,静電エネルギーは U' = (1/2)Q'^2/C' = (1/2){d/(a^2 b)}(Q^2/ε)x. 真空コンデンサの静電エネルギーU0は,上の式で ε→ε0, x→a-x と置き換えることで得られる U0 = (1/2){d/(a^2 b)}(Q^2/ε0)(a - x). 結局,このコンデンサの静電エネルギーは U = U0 + U' = (1/2){d/(a^2 b)}Q^2 {x/ε + (a - x)/ε0}. このとき, F = -∂U/∂x = -(1/2){d/(a^2 b)}Q^2 (1/ε - 1/ε0) = (1/2){d/(a^2 b)}Q^2 (1/ε0 - 1/ε) (> 0). 誘電体の棒の先端がx = aに達するまで力の大きさFはxの値によらずに誘電体の棒はコンデンサに引き込まれ,棒の先端がx = aの位置に来た時点で力は0になる.

mosura-ya
質問者

お礼

ご丁寧にありがとうございました。 とても助かりました。

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