中和反応に伴って発生する熱に関する設問(高校入試問題)
『図のような、外に熱が逃げない容器に、15℃で濃度4.4%の塩酸20.0cm3を入れる。容器に温度計を差し込みこの容器へ15℃で濃度4.8%の水酸化ナトリウム水溶液を4.0cm3ずつ加えていき、かくはんしてから温度を測定した。その結果、容器中の塩酸へ加えた水酸化ナトリウム水溶液の体積と、水溶液の温度の関係は下のグラフのようになった。また、水酸化ナトリウム水溶液36.0cm3を加えたときの水溶液を取り出して、水をすべて蒸発させたら、2.2gの固体が残った。どの水溶液も1gについて、その温度を1℃上昇させるのに必要な熱量は4.2Jとし、密度はすべて1.0g/cm3とする。混合によりできた水溶液の体積は、単純に混合前の水溶液の体積の和とする。
(5)水酸化ナトリウム240mgを含む水溶液を完全に塩酸で中和するときに発生する熱量は、何kJか。四捨五入により、小数点第2位まで求めよ。(模範解答の正解は、0.35kJになっています。)
(6)グラフのDの温度は何℃か。四捨五入により小数点第一位まで求めよ。(模範解答の正解は、21.3℃になっています。)』
グラフは、横軸が『加えた水酸化ナトリウム水溶液の体積(cm3)』、縦軸が『水溶液の温度』です。水酸化ナトリウム水溶液を全く加えていないとき水溶液の温度は、15.0℃です。この点をAとしています。A(0、15.0)です。水酸化ナトリウムを20.0cm3加えたときの温度は、23.4℃となっています。この点をFとしています。F(20.0、23.4)です。グラフでは点Fが最高点になっていて、ここで中和していると説明しています。点Aと点Fだけは、水溶液の温度が明記してあります。あとは、4.0cm3ずつ水酸化ナトリウムを加えた時の温度を表す点をグラフにB、C、D,E,F,G,H、I,Jと、うってあります。目分量で読むとB(4.0、17.5) C(8.0、19.5)
D(12.0、21.0) E(16.0、22.2)G(24.0、22.2) H(28.0、21.4)
I(32.0 20.7) J(36.0、20.1)といったところです。
(5)実験の場合 水酸化ナトリウム960mg使っていて、温度上昇は(23.4-15.0=)8.4℃です。水溶液は、40cm3あるので、発生する熱量は8.4×40.0×4.2J・・(a)です。ところが(5)は、水酸化ナトリウムが、240mgしかありませんので(a)を0.25倍して、352.8J≒0.35kJ
と。やればいいのかな?とおもいます。
(6) こちらは、皆さんご存知のように、温度上昇するときのグラフは、直線的ではなく、ゆるやかに湾曲していますので 計算(15.0+8.4×3/5=20.04)とは、大きく食い違います。どうやって求めるべきなのでしょう?模範解答の正解の値はどうやったら出るのでしょうか?是非宜しくお願いします。(なお、念のため図を添付してみますが、こればっかりは、・・・・うまくできたらご参照ください。
お礼
わかりやすく回答していただきありがとうございます