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道路公団、郵政の民営化
道路公団、郵政の民営化が実行されれば、社会にどう影響されるのでしょうか? 民営化の利点、欠点を教えて頂けないでしょうか? 小泉さんが主張する民営化を抵抗勢力が反対する意図がわかりません。景気が回復するのであれば、良いと思うのですが。。。
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#3の者です。 改めて自分の文章読んだら、あまりにも質問内容にそぐわなく恥ずかしくなってきたので、ちょっとだけ書き足しさせてください。 まず、『道路公団』と『郵政公社』のどちらにせよ、民営化する際のメリット・デメリットはたくさんあるのですが、わかりやすいことをそれぞれ一点ずつだけ、挙げます。 『道路公団』の場合、実際に高速道路を建設するために、大手建設会社も起用するけど、実際の作業には地元の建設会社や人間を多数起用するんです。つまり、企業へ仕事が発注されるとともに、雇用促進につながるというわけです。 それと、新しい道路ができると、観光化が進み産業基幹として『地元の経済が発展する』と言われているからです。もっとも、最近では実際にそうした効果が薄いことから、民営化推進は『そうではない』データを提出しているのですが...。 ともかく、『新しい道路ができる→地域が活性化し、豊かになる』と思われていたことで、地元票が欲しい議員は『新しい道路の建設』等を選挙公約に掲げることが多かった。もちろん、議員と業者との癒着なども、実際には報道されるよりも多数あったと思われます。 つまり議員にとって、色々な意味で道路建設は『おいしい』事が何かとあるわけです。 【注:他にも理由は色々あるよ!】 『郵政公社』については、当たり前ですが、いずれ民間業者と自由競争し、独立採算できるようにならなければなりません。 現在日本では、かなり小さい離島であっても、郵便局や郵便出張所は無くても、必要最低限の機能を持たせた『簡易郵便所』(←正式名ではない)を民間宅に委託しています。 でも、民営するとなると、すべての郵便局等の運営も、採算取れなくてはならず、そうすると、大都市や地方都市で『黒字経営』できるところはいいですが、実際には『赤字経営』見込まれる所の方がかなり多いんです。 これを全国平均化しても、やっぱり赤字になってしまう…だから、民営化すると経営が成り立たなくなってしまうんです。 こうした地方の赤字経営は、税金だから成立することで、民間だったら『赤字経営の所は撤退する。でも、実際にはそれができない』から、大きな問題となってしまうんです。 それと、現在の『郵便料金』等も大都市間ではペイできても、大都市→離島など運搬距離が長くなればなるほど、費用がかかるため、赤字となります。 実際に試算してみると、定形郵便(80円)の場合、都内の同区間であれば1通45円くらいでペイされるそうですが、東京23区内から沖縄石垣島では最低でも380円はかかるとか…これでは、到底やっていけるハズがありません。 【注:他にも理由は色々あるよ!】 以上のことから、色々な人・地域などで『遠い将来のメリットよりも、近い将来のデメリットの方がはるかに大きく多い』ため、今現在は、民営化を反対する人の方が多いわけです。 でも、民間企業にとってみれば、新たなビジネスチャンスが生まれるので、反対派が頭で考えたり試算するよりも、『将来展望は明るい』と私個人は思います。
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道路公団民営化は国家に対する殺人行為 郵政の民営化は国民に対する殺人行為と言われています。 公共事業というのは、儲からないけど必要なものを作る事業です。国の道路網をどうするかという、長期を見通した観点が抜け落ちています。 公団を民営化したところで、国民にはなんの利益もありません。 公団に問題があれば、公団の改革から始めればいいのですが、まず民営化してから、という結論から議論が進んでいます。 いろいろ問題があるにしても、民営化は飛躍した議論です。民営化ですべてよくなるなら、外務省から民営化してほしいですね。 郵政に関しては、まず国民生活の利便性と郵便局員の雇用を最優先するべきですが、政治家の都合で議論が進んでいます。 銀行は預金、郵便局は貯金と言います。民間会社の銀行には、お金は預けるもの。貯蓄にはなりません。リスクを伴う投資です。 安心してお金を貯めておける、金庫代わりの郵貯が無くなって、国民に利益があるのか、疑問です。 郵政の民営化は、安全な貯蓄を禁止し、つぶれても一定額以上は免除の民間企業に強制預金させることです。 この二つの改革(改悪?)は、結局派閥に対する嫌がらせにすぎません。 どちらも改善すればすむことを理由に、民営化を迫ってます。民間企業であれば、経営陣の刷新などで済むことです。 結論有っての議論ですので、見ているほうはばかばかしくなってきます。 民営化したって、景気には全く影響ありませんよ。 政治経済に興味があれば、下記リンクの時事直言が面白いですよ。 http://www.luvnet.com/~sunraworld2/
身内に『道路公団』、友人に『郵政公社』に勤めている者がそれぞれいます。 民営化の社会影響については、今回あえて触れません。(ごめんなさい) だけど、私は『とっとと、どちらも民営化しろ!』派です。 『道路公団』に勤める身内は結構役職が高く、主に地方の高速道路建設の業務に携わっています。(穴掘りや舗装工事の作業員ではない) “癒着を防ぐため”を理由に、だいたい2年ごとに勤め先(道路公団の支社)が変わります。そのため、常に単身赴任をしているのですが、その待遇が良すぎること…。給与も、しかりです。 また、私の仕事に弱冠関与するため、時々事務所(支社)におじゃますこともあるのですが、『いまどき、あんなに恵まれた職場環境はあるか?』と行く先々(支社)で思います。 さらに、高速道路建設のための土地買収する際の送り物や、高速道路開通(新規ICオープンとかでも)した際の記念品をよくもらうのですが、『なんでこんなに高価な物を大量に配るの?』と不思議に思います。 『郵政公社』に勤めてる知人は内勤のため、時折窓口 の窓口に立ったりもするのですが、いつも色々な話を聞かせてくれます。取材で郵便局におじゃましたこともあるのですが、その(仕事)内容のずさんなことと言ったら…。 はっきり言って、人・お金・時間・書類などすべての『管理』がずさんです。民間企業であれば、個人に絶対責任問題を問われるようなことでも、内々に隠して証拠隠滅するなんてザラです。人材マニュアルもかなりいい加減で、融通が利かない。例えば9800円の料金で10000円あずった時、電卓で3回もおつりの計算しますよね。マニュアルだから...。トヨタ自動車の会長が嘆んだ気持ち、よ~くわかります。 どちらにせよ、『すべての支社・郵便局が同じではない』ことは重々承知してるけど、仮にも税金で運営されているのだから、もっと経費削減や営業効率化に力を注げ!と言いたい。 先日のメールマガジン「らいおんはーと」で小泉首相が『構造改革が最も進んでないのは官だ』と書いていましたが、まさにその通り!! たったこれだけの理由でも、私には十分『民営化推進』賛成してしまうほど、怒りの感情がふつふつと湧き出てきます。 【質問内容の答えになってなくて、本当にごめんなさいね】
- nobugs
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道路公団が民営化されると、道路工事発注に関する利権が無くなる。 路線の施工実施が、採算性を考慮した計画になり、料金を下げる事ができる。(本四公団は金利も払えない) 郵政が民営化されると、自民党の重要な支持団体である、特定郵便局長会の地位が危うくなる。 郵政事業だけでなく、他の業務も行なえるので、それぞれの営業努力が反映される。
- XxXxXxXxXx
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抵抗勢力が反対するのは、自分の選挙基盤や天下り先がなくなるからです。 自分のことしか考えない、国民のことは考えない政治家がほとんどです。