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ヨードホルム反応について

ヨードホルム反応の仕組みが理解できず色々調べましたが分かりませんでしたので質問させていただきます。 アセトアルデヒドにヨウ素ヨウ化カリウム水溶液を加えたものに水酸化ナトリウム水溶液を加えると、 C-C結合が切断され-CHOが-Hと置き換わる。 その結果、ヨードホルムCHI<sub>3</sub>が生成する。 ということですが、なぜC-C結合の切断と-CHOと-Hの置き換わりが起こるのか分かりません。 知らない言葉は当方で調べてどうにか理解するつもりですので、どうぞよろしくお願いいたします。

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  • gohtraw
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回答No.2

>C-C結合を挟んでCI3の反対側にあるCHOよりもCI3の方が電気陰性度の和(?)がずっと大きいから共有結合的なバランスが崩れ結合が切れやすくなる(陰イオンと陽イオンに別れそうになる) ということでしょうか?  ⇒もともとカルボニル炭素は酸素に電子を引っ張られて電子不足であり、負の電荷を持つ試薬の攻撃を受けやすい状態にあります。アセトアルデヒドのCH3がヨウ素化されてCI3となるとカルボニル炭素はさらに電子不足になります。また、C-C結合の電子もCI3側に引きつけられるため結合が切れやすくなります。 >電気陰性度の高い-OHが電子不足のCに対して「電子をよこせ」と怒ってるかんじでしょうか。  ⇒Cは電子不足なので、電子を欲しがっています。OH-は負の電荷を持っているので電子不足の部分を探します。結果としてOH-がカルボニル炭素に電子を与えることになり、これがヨードホルム反応の引き金になります。化学反応にはこういう電子の不均一から起きるものが多くあります。 >私が見ているサイトではNaOHからHを奪ってI3C-H とNaO-COHになるようなことが書いてあります。  ⇒形の上はそう見えるのですが、この系内には反応性の高いOH-がふんだんにあるためカルボニル炭素へのOH-の攻撃により蟻酸とCI3-が生じることから始まります。この系は塩基性なので蟻酸は解離して蟻酸イオン(HCOO-)になって系内にあるナトリウムイオンと塩(蟻酸ナトリウム)を作り、CI3-は系内の水からプロトン(H+)を奪ってCHI3となります。因みにNHKのサイトではNaOCOHと記載してありますが、Na-Oみたいな結合があるようにも見えて誤解を招きやすい表現です。あくまでHCOO-・Na+(陽イオンと陰イオンが対になっている)と理解した方がいいです。 >NaOHはNa+とOH-からできているので、CI3(イオン?)がOH-からH(イオン?)を奪ったということだと思うのですが、  ⇒水酸化物イオン(OH-)から水素を奪うのはかなり難しいですね。水や蟻酸から水素を奪う方がはるかに進みやすい反応です。

poodlekuro
質問者

お礼

丁寧なご回答ありがとうございますm(__)m 頭良くなくて一度では理解でしないので、ご回答をちゃんと理解できるように色々と調べてから改めてきちんとお返事させてもらおうと思います。 ひとまずお礼を言いたかったので返信させていただきました。 ありがとうございます。

poodlekuro
質問者

補足

ありがとうポイントが遅れてすみません! 教えてgoo!のシステムをやっと把握しました^^; ありがとうございました。 また機会がありましたらどうぞよろしくお願い致しますm(__)m

その他の回答 (1)

  • gohtraw
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回答No.1

 アセトアルデヒドのCH3がヨウ素化されてCI3になると、電子を強く引き付け、炭素ー炭素結合が切れやすくなります。また、CI3に隣接するカルボニル炭素が非常に電子不足になり、系内に存在するOH-の攻撃を受けやすくなります。OH-がカルボニル炭素を攻撃するとカルボニル炭素とCI3の間の結合が切れ、カルボニル炭素はカルボン酸、CI3はCI3-となります。CI3は引き続き溶媒(水)からプロトンを引きぬいてヨードホルムになり、水はOH-となります。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%AD%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%83%A0%E5%8F%8D%E5%BF%9C http://www.chem-station.com/odoos/data/one-acid-3.htm http://www.k5.dion.ne.jp/~mikecat/chem/chem071024a.pdf

poodlekuro
質問者

お礼

早速のご回答ありがとうございました。 なんとか理解しようと調べ掲載してくださったページも読みましたが、化学初学者なものでいまいち分かりません…すみません。 回答者様がおっしゃっている > アセトアルデヒドのCH3がヨウ素化されてCI3になると、電子を強く引き付け、炭素ー炭素結合が切れやすくなります。 というのは、C-C結合を挟んでCI3の反対側にあるCHOよりもCI3の方が電気陰性度の和(?)がずっと大きいから共有結合的なバランスが崩れ結合が切れやすくなる(陰イオンと陽イオンに別れそうになる) ということでしょうか? また、電子不足になり系内のOH-の攻撃を受けやすくなる というのは電気陰性度の高い-OHが電子不足のCに対して「電子をよこせ」と怒ってるかんじでしょうか。 また、私が見ているサイトではNaOHからHを奪ってI3C-H とNaO-COHになるようなことが書いてあります。 NaOHはNa+とOH-からできているので、CI3(イオン?)がOH-からH(イオン?)を奪ったということだと思うのですが、そのあたりもどうしてそんな事が起こったのかが分かりません。 そうした方が全体として安定するのでしょうか。 アルデヒドが酸化されてカルボン酸になる時もC-Hの間にOが入り(酸化されて)C-O-Hになりますが、これも同じく理由が分かりません。 わけのわからない質問と幼稚な例えばかりで申し訳ありませんが、ご回答いただけると助かります。 申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いいたします。 ちなみに、NaOHからHを奪うと書いてあるのは下記のサイト(NHK高校講座・化学)です。 http://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/kagaku/archive/resume034.html

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