- ベストアンサー
Aspergillus属真菌による抗生物質の発見について
- 高校生がAspergillus属真菌による抗生物質の抗菌活性を発見しました。細菌の特徴や培養条件、抗生物質の安定性について調査しましたが、同定や単離などは難しく不可能でした。また、既存の論文では同様の物質が報告されているかも不明です。
- Aspergillus属真菌による抗生物質の抗菌活性を持つ細菌株が高校生の課題研究で見つかりました。細菌の特徴や培養条件について調査しましたが、同定や構造決定はできませんでした。また、既存の論文でこの物質に関しての情報は見つかりませんでした。
- 高校生の研究でAspergillus属真菌による抗生物質の抗菌活性が発見されました。細菌の特徴や培養条件について調査しましたが、同定や構造決定は難しく不可能でした。既存の論文でこの物質に関する情報は見つかりませんでした。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
SSHでしょうか。高校生で、大学レベルの実習ですね。 論文はおびただしい数出ていると思います。日本語でも。 抗真菌薬で調べてみてください。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8A%97%E7%9C%9F%E8%8F%8C%E8%96%AC http://medical.radionikkei.jp/abbott/final/pdf/060317.pdf http://ci.nii.ac.jp/naid/80005096133 細胞膜、細胞壁、タンパク質、脂質、DNAなど合成を阻害するような抗生物質はたくさんあります。 アスペルギルス症という病気には確か細胞膜合成阻害剤のItraconazoleや細胞壁合成阻害剤のMicafunginが使われます。 http://en.wikipedia.org/wiki/Itraconazole http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se62/se6290004.html http://ginmu.naramed-u.ac.jp/dspace/bitstream/10564/960/1/6028%E7%94%B2%E6%9D%91%E7%BE%8E%E7%B4%80%E5%AD%90%EF%BC%8A.pdf http://www.jstage.jst.go.jp/article/fpj/122/4/122_339/_article/-char/ja http://medical.radionikkei.jp/suzuken/final/021114html/index_2.html http://www.jsmm.org/common/jjmm46-4_217.pdf また、生命科学の実験でよく用いられるものだと、G418とかそういうアミノグリコシド系のようなものが思い浮かびます。G418は短桿菌(単桿菌ではない)とか球桿菌とか球菌という感じの放線菌から単離されたと思います。 G418は通常オートクレーブ後に、活性は失われないと思います。 http://ja.wikipedia.org/wiki/G418 オートクレーブに耐えられる抗生物質はたくさんありますよ。 あなたが単離された細菌の持っている抗生物質は、これまでに報告されているものと異なる、新規性の高い可能性はもちろんあります。ただ、これまでにおびただしい数のスクリーニングがされた歴史があるので、既知のものに似ているという感じが考えやすいと思います。一種類の細菌に複数種類の抗生物質が混ざっている可能性もあるかもしれません。
お礼
詳しくありがとうございます。 確かにたくさんあるのですね・・・。 今この抗生物質が他にどのような菌に対し活性を示すのかについて、スクリーニングを行っているところです。(なかなか見つかりませんが・・・) 結果が出れば、それも含めてもう一度論文を検索してみるつもりです。 お教え頂いた物質を含め、じっくり探してみたいと思います。 どうもありがとうございました。