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イーストとベーキングパウダー
両者は別物で、パンにはイースト、 お菓子、ケーキ類はベーキングパウダーとのこと。 両者の、特性を理解すれば、どちらでもいいのでは? なぜ、逆に使ってはいけない(適していない)のでしょうか? たとえば、食パンを作るのにベーキングパウダーだと、 具体的にどのような不具合が生じますか?? その不具合は、なぜ生じるのですか?? 逆に使うと、別物が出来てしまう、旨くない等等、 いろんな意見が出ていますが。 ベーキングパウダーの方が安くて、管理保管も手軽なのに?
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2点で大きく異なります。 (1)ふくらむ時期 イーストは生地を寝かせている間に発酵して膨らみます。 ベーキングパウダーは焼いているときに化学反応で膨らみます。 ですから、No.1の方の指摘のように、パンのような固めの 生地だと膨らむのと固まるのが同時になって、完全に膨らまない のです。特にフランスパンのような生地では顕著です。 フランスパンでは1cm以上の泡のあるものが良品とされて いますが、ベーキングパウダーではそれができません。 (2)味の変化 ベーキングパウダーの化学反応は以下の通りです。 2NaHCO3 → Na2CO3 + H2O + CO2 加熱することによってCO2を発生してこれが泡を作ります。 同時に、Na2CO3が残ってしまし、これが苦みをもつ たまに味に悪い影響を与えます。お菓子類では砂糖やフレーバー でごまかすことができますが、パンではそれが難しいのです。 また、お菓子でも高級なソフォンケーキやスポンジケーキなど はベーキングパウダーを使わずに卵白のメレンゲから作ります。 ベーキングパウダーの雑味を嫌ってのことです。
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- Lupinus2
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両者の特性を理解していればどちらでもかまいません。 イーストは菌の発酵作用で生地を膨らませます。 そのため、膨らむ力が強いです。弾力のある生地でも膨らませることができます。 ベーキングパウダーは水と熱による化学反応で炭酸ガスを発生させ、生地を膨らませます。 膨らむ力が弱いので、弾力のある生地は膨らませられません。 パンは強力粉、菓子は薄力粉で作ることがおおいですが、 これは、パンはある程度の弾力が求められ、菓子ケーキには軽い食感が求められるからです。 モチモチした菓子、例えばイーストドーナツなどは、その名の通りイーストを使い、パンと同じような行程で作られます。 シフォンケーキはベーキングパウダーも使わず、卵白をあわ立て生地に空気を含ませることで、 その空気の熱膨張で膨らませています。 そのために、絹のような食感が生まれます。絹は食べたこと無いですが。 (レシピによっては失敗を防ぐためにベーキングパウダーを使うものもあるかもしれませんが) 最終的に、どんな味にするか、食感にするかによって作り方や材料が変わってくるのであり、パンだからコレ、ケーキだからアレという決まりなわけでは無いです。
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ご回答ありがとうございます。 わかりやすく、よく理解できました。 粉物は奥が深いですね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 特性が全然違うのですね。 イーストは、扱いが繊細なので、ベーキングパウダーで代用できなかと、 考えていました。 パン作り初心者なので、いろんな疑問があります。 粉物の調理は奥が深いですね。