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高校入試の問題で

質問させてください。 ある私立高校の過去問題で、万葉集の説明として正しいものはどれか?という問題があるのですが 1.最初の勅撰和歌集 2.現存する最も古い歌集集 3.収録歌数が最も少ない歌集 4.貴族の歌だけを収めた歌集 5.ある一人の作品だけを集めた歌集 答えは2ですし、1は古今和歌集だということもわかるのですが 3~5の作品名がわかりません。 塾講師のバイトをしていまして生徒に聞かれたときに お恥ずかしながら答えに詰まってしまいました… ご存知の方がいたらよろしくお願い致します。

みんなの回答

  • fumkum
  • ベストアンサー率66% (504/763)
回答No.2

歌集と言っても個人の(私)家集は平安時代から多く作られていますが、3~5の問題の答えとしてはこの家集が関連してくると思います。私の知っている範囲ですが、 「収録歌数が最も少ない歌集」は「檜垣嫗集」だと思います。30首しかない私家集で、平安時代中期成立といわれています。 「貴族の歌だけを収めた歌集」は多くあって、天皇の家集「延喜御集」、「村上御集」。摂関であった「実頼(清慎公)集」、「一条摂政御集」。その他家集は貴族以外は法師(出身は貴族階層がほとんど)なので、家集のほとんどが貴族の作品です。 「ある一人の作品だけを集めた歌集」は難しく、家集のほとんどが和歌の性格上和歌の贈答を記しているので、一人だけとなると難しいかもしれません。「山家集」にも西行以外の作品が100首余記載されていたと思います。 なお、お断りしておかなければならないのですが、平安時代中期の家集は物語的な要素が強いということです。「檜垣嫗集」・「一条摂政御集」・「延喜御集」・「村上御集」など多くの家集が物語的な要素を持っています。これは歌物語の成立にも関連しますが、歌詞との関係が考えられています。 更に、家集の早いものは「万葉集」の中に、「柿本朝臣人麻呂集」「高橋連虫麻呂集」などの名前が挙げられています。その全容が残っているわけではないのですが、早く考えれば7世紀後半から家集が作られていたことになります。 横道に逸れた部分もありますので、参考程度に。

noname#124253
質問者

お礼

回答どうもありがとうございます。 古典の授業が高校時代になかったもので(それ以前の問題もありますが) お恥ずかしいくらいに知識が皆無で… 参考にさせて頂きます。どうもありがとうございました。

noname#124253
質問者

補足

回答どうもありがとうございます。 古典の授業が高校時代になかったもので(それ以前の問題もありますが) お恥ずかしいくらいに知識が皆無で… 参考にさせて頂きます。どうもありがとうございました。

回答No.1

3、現存する最古の歌合ということになる「在民部卿家歌合(ざいみんぶきょうけうたあわせ)」(885?)は、郭公・恋の二題、12番のみの収録です。在原行平(業平の兄)の家で行われた歌合せです。 4、勅撰和歌集は概ね貴族和歌と考えて良いと思います。 5、単独作者歌集としては、西行の歌集である「山家集」。ただし、西行自身の編纂か否かは不明です。

noname#124253
質問者

お礼

回答どうもありがとうございます。 実際のところは「万葉集」の特徴さえ知っていればよい問題なのですが、 どうしても生徒が知りたがるもので…自分でもまた書籍等で調べてみます。

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