• ベストアンサー

臭素の脱水について

炭素間の二重結合への付加反応では、 臭素の赤褐色が消えるのに対し、 ベンゼンへの置換反応では、 臭素の赤褐色が消えないのは何故ですか? 大学受験の範囲内で説明して下さると嬉しいです。 よろしくお願いします。

  • 化学
  • 回答数1
  • ありがとう数3

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • htms42
  • ベストアンサー率47% (1120/2361)
回答No.1

臭素の赤褐色 は分子Br-Brによるものです。 この結合が切れて別々になれば色は消えてしまいます。 二重結合への付加でも、置換反応でも反応が起こっていれば色は消えます。 色が消えないとすれば反応が起こっていないか、起こった反応による臭素分子の減少量が少ないかのどちらかです。 >ベンゼンへの置換反応では、臭素の赤褐色が消えないのは何故ですか? 実験をやられたのでしょうか。 ベンゼンの二重結合に付加が起こると思われていたのではありませんか。 ベンゼンの二重結合への付加は簡単には起こりません。簡単に起こるようであれば芳香族として独立に安定な化合物のグループを作るということはないでしょう。芳香族というグループの特徴はベンゼン環という構造の特徴を共有していることに由来するものです。ベンゼン環は簡単には壊れません。 置換反応も混ぜただけでは起こりません。 触媒が必要です。 教科書には塩素化で触媒が必要だというのが載っているはずです。 多分Feと書かれていると思います。 反応は共通・・・「ハロゲン化」だと考えて下さい。

annabe
質問者

お礼

>臭素の赤褐色 やはり、Br-Brの結合が切れる事によって 脱色されるのですね。 >ベンゼンへの置換反応について よくよく調べてみましたら、ブロモベンゼンは無色とありました。 私の早とちりだったみたいです。すみません。 「ベンゼンに関する記述として誤りを含むものを選びなさい」 という問題があり、答えが 「臭素水を加えると、臭素水の色がすぐに消える」 だったのです。 この場合、htms42さんが教えて下さったように、 置換反応には触媒が必要であるため、 「臭素水を加えて“すぐ”消える」というのが間違いだった ということでよいのでしょうか。 解説には、「ベンゼンは、付加反応より置換反応の方が起こりやすい」 とだけしか書いておらず、付加反応でも置換反応でも 色は消えるのに何故?と思い混乱してしまったみたいです。 あと、題名が“脱水”になってました。すみません。 丁寧な解説ありがとうございました。 臭素の脱色だけでなく、ベンゼンについても、 前より詳しく知ることができました。

関連するQ&A

  • ベンズアルデヒドは臭素水を脱色しますか?

    よろしくお願いします。 大学受験問題です。 問題で、いくつか芳香族化合物があり、その中から臭素水を脱色するものを選択する問題です。 臭素水を脱色するのは、二重結合を含むものだと思いますので、 ベンズアルデヒドは、炭素と酸素間に二重結合を含むので、脱色させると思ったのですが、解答には、ベンズアルデヒドは入っていませんでした。 そこで質問なのですが、ベンズアルデヒドは、臭素水を脱色しないのですか。もししないならば、どうしてでしょうか。 よろしくお願いします。

  • ベンゼンの問題

    危険物の問題で、まったくお手上げの問題がありました。 問題 ベンゼンについて、次のうち正しいものはどれか。 (1) 炭素間の結合の長さは単結合と二重結合で異なる。 (2) ベンゼンの単結合の長さはどの炭素ー炭素間の結合よりも長い。 (3) 付加反応より置換反応の方が進行しやすい。 (4) 炭素ー水素間の結合の長さは、どの炭素ー炭素間の結合より長い。 (5)ベンゼンの二重結合はエチレンの二重結合より短い。 一部、記憶違いかもしれませんが、おおまかは以上のとおりです。 有機化合物は苦手中の苦手なので、さっぱりわかりませんでした。 化学に精通された方、よろしくお願いいたします。

  • 有機化学のベンゼンについて

    (1)アルケンに臭素を加えると付加反応は進行するが、ベンゼンに臭素を加えても、付加反応は起こらない。 (2)ベンゼンの臭素と共に鉄触媒FeBr3を加えると求電子置換反応が進行し、ブロモベンゼンが生成。 (3)シクロヘキサンは-118KJ/mol、シクロヘキサジェンは-230KJ/mol、ベンゼンは-206KJ/molの水素加熱を持つ。 (1)(2)(3)の文から、 1、鉄触媒の役割に留意して、鉄触媒を加えると、求電子置換反応が進行した理由の説明せよ 2、ベンゼンで付加反応ではなく、置換反応が進行する理由の説明をせよ という問題があるのですが、わからず苦戦しています。 どなたか回答おねがいします。

  • 有機反応機構

    trans-1.2-ジフェニルエチレン(炭素原子にベンゼン環と水素原子がついていて、二重結合で同じものがついている。)と臭化水素ピリジニウムトリブロミド(ベンゼン環の炭素原子の一つが窒素原子に置き換わりHBr3がついているもの)の臭素による付加反応ですが、あまり反応に関与しないピリジンとHBrは何の役割を果たすのでしょうか? またはじめにtrans-1.2-ジフェニルエチレンに酢酸を加えたのはなぜでしょうか?

  • メチルプロペンへの臭素付加

    は 起こらないと本に書いてありましたが,理由が書いてありません。 二重結合に対する臭素水の脱水を調べていて出会いました。 どなたか反応が起こらない(起こりにくいというのが正しいのでしょうか)理由を説明していただけないでしょうか?

  • 臭素水(高校化学I・有機化学)

    臭素水にエチレンを入れると、付加反応をして臭素水の色が消えますが、 教科書(啓林館)ではうすい臭素水(黄色)の色が消える。 問題集などでは臭素水(赤褐色)となっていました。 臭素水はうすい場合、黄色と言うことでしょうか? 黄色と赤褐色は近い色と言うことでしょうか?

  • ベンゼンについて

    ベンゼンの不飽和結合は、付加反応よりも置換反応を起こしやすいと解答に書いてあります。 付加反応をして、その不飽和結合がきれそうだと思ったのですが、何故付加反応より置換反応がおこるのでしょうか? よろしくお願いします。

  • NBSは’どのように’臭素源となりうるのか?そのメカニズムについて。

    NBS(N-ブロモスクシンイミド)の反応機構についてです。 NBSは臭素に代わる、手軽で扱いやすい臭素源として重宝されており、アルケンの臭素化、アリル位の臭素化(ウォール・チーグラー反応)、さらにはケトンのα-位の臭素化やアルコールの臭素化などその用途は様々なものがあります。 ここでNBSは臭素源として用いられるわけですが、どの参考書をみてもNBSが'どのように'臭素源となっているのか、についてはほとんど記述がありません。 これかなと思われる記述としてはウォーレンにふたつ見つけましたが理解できません。 一つ目はP.515のアルケンの臭素化の項で'少量のHBrが反応を促進し、付加反応が進むたびにHBrができて、それがNBSからさらにBr2を生成する'という説明でその下に図があります。 →ではもとのHBrはどのように生ずるのか?溶媒にはH2O/DMSOが使われていますが、この水からくるものなのか? もうひとつはP.1072のアリル位の臭素化の項で'置換反応により生じるHBrは、NBSと反応してBr2を生成するので・・・'とあります。 →どんな置換反応により生ずるのか? どちらもHBrからBrが生ずるということですがその詳細を知りたいです。 また実体験としてこれら、NBSやNISを使う反応では、ドライアップ(反応フラスコを乾燥させてアルゴン置換する操作)をしっかり行うと逆に目的物の収率が下がるという経験もあります。これが反応機構になにかヒントになるのでしょうか? どなたか詳細を教えていただける方、また別の視点からの意見を下さる方、ぜひよろしくお願いします!

  • 不飽和結合化合物と臭素の反応

    不飽和結合の検出の実験として、いろいろな試料溶液に臭素水を滴下して、液色の変化を観察しました。 アリルアルコールは、臭素を加えると、臭素の赤褐色が消えましたが、トルエンは、臭素の色が消失しませんでした。 アリルアルコールもトルエンも不飽和結合の化合物だと思うのですが、なぜ、トルエンは臭素と反応しないのですか?

  • 臭素化

    高校化学の教科書等では、不飽和炭化水素気の臭素化反応では、Br2の褐色が脱色し、無色になることでこれを確認できるとあります。ここで疑問なんですが、臭素の脱色が行われなくなった瞬間、つまりBr2を加えて色がついいた瞬間(その手前?)が、完全に臭素化が済んだときと考えていいですか? おながいします