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芥川龍之介『英雄の器』
rkd4050の回答
- rkd4050
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回答No.1
秦から前漢にかけての中国史はご存じでしょうか? 項羽は劉邦に敗れて後、そのまま敗走して再起を計ることもできたのですが、敗走の途中で突然気が変わり、特攻を仕掛けて戦死したのです。 名場面ではありますが「ここで死ぬ必要はなかったんじゃないの?」と疑問を抱く箇所でもあるわけです。それに対する解釈の話です。 劉邦は項羽に何度敗れてもしぶとく生き残って、最後に勝利をもぎ取りましたが、項羽はたった一回破れただけで諦めて戦死しました。そんな男に英雄の資格はあるのか? という議論なわけです。 ここまで読んで分からないなら、元の話を知らないということでしょう。横山光輝『項羽と劉邦』もしくは『史記』などの漫画でもいいから、読むと理解しやすくなると思います。
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補足
ご回答ありがとうございます。 恥ずかしながら、劉邦の「だから、英雄の器だったのさ。」の言葉で私は混乱してしまったのです。 このような解釈でよいのでしょうか。「項羽は天と戦ったのだ。そして、負けを認めたのだ。だから、『英雄』といえる。私は、その項羽に勝った。私は『英雄』に勝ったのだ。」 よろしければ、再度ご回答くださいませ。解釈がずれていましたら、ご指導ください。