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先日、正常眼圧緑内障と診断されたのですが、5年前に妹が同じ病気と診断さ
先日、正常眼圧緑内障と診断されたのですが、5年前に妹が同じ病気と診断された時、医師から薬は気休めですからと言われ、その後数回通院しただけで、それからは点眼もしていなければ、視野検査もしていないそうですが、日常生活になんの支障もなく(毎日卓球三昧ですが、なんの影響もないとのこと)視野欠損の範囲も広がっていないと言っています。気休めと言うことは、点眼しなくても良いと言うことなのでしょうか? 放っておいても、大丈夫と言うことなのでしょうか? 以上、専門知識全く無いため、ご回答をよろしくお願いいたします。
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緑内障な30代男性の者です。 緑内障は、眼圧(眼球内を満たしている「房水」の圧力)が高すぎるため、視神経が圧迫されて壊死し、その結果として視野が欠損する病気です。 視神経に影響が出るような眼圧には個人差があり、「普通の人より眼圧が高い」のが普通の緑内障なのに対し、 「普通の人と同じぐらいの眼圧なのに、その人にとっては眼圧が高すぎて視神経には影響が出る」のが正常眼圧緑内障です。 どちらの場合も、点眼や手術などで、視神経に影響が出ない所になるまで眼圧を下げる、というのが緑内障の治療になります。 緑内障による視野欠損は、視神経が死んでしまっているので、二度と視野を取り戻すことはできません。失明への一方通行な病気です。 ですが、たいていの場合は、点眼などで眼圧を下げることで視野欠損の進行を止めることができます。 ても、(ステロイドの服用による副作用など眼圧上昇する原因があった場合はともかく)通常生活では眼圧がそう上下することはありませんから、放置してたらいつのまにか緑内障が直る、などということはありません。 点眼をやめればまた眼圧は上がってしまいますから、また視野欠損が進んでいくことになっていまします。治療は一生ずっと続けなければなりません。 というわけで、緑内障とは一生付き合う必要はありますが、早期に発見できればそれほど怖くない病気です。 緑内障による視野欠損の進行は非常にゆっくりで、治療せずに放置した場合、年単位で視野欠損が進行し、10年単位の時間をかけて失明に至ります。 また、視野は通常、周辺から欠損していく場合が多く、失明の直前まで自覚症状はありません。何の問題もなく普通の生活を送ることができます。 (そのため、逆に言えば失明直前の末期になるまで緑内障が発覚しない場合が多く、緑内障が日本人の失明原因のトップになっています) はっきりいって、妹さんの治療状況は非常にあやしいです。 緑内障の治療において目薬は非常に効果が高く、全然気休めなんかではありません。 また、もし本格的な視野欠損が無い場合でも、緑内障予備軍として、定期的な検査を勧めるのが普通です。 (前述の通り、緑内障の進行はゆっくりなので、それほど頻繁に検査をする必要はありません。高眼圧症などの緑内障予備軍の場合、年1回程度の頻度で検査をする場合が多いと思います) 基本的に緑内障による視野欠損はほとんど自覚症状はありませんから、 視野検査もせずに「視野欠損の範囲も広がっていない」などと言うことはできません。 検査が重要です。
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- ajikato
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53歳男性です。私も正常眼圧緑内障にかかって15年経ちます。現在、左目が末期(進行は止まっています)右目が中期(少し進行しています) 今までに、左目3回・右目3回の手術をしました。点眼薬は、両目とも3種類を使用しています。近々に右目の手術をする予定になっています。出切れば人生を全うするまで、当然、失明は避けたいので大学病院の先生と一緒になって眼圧を下げ、安定させ、視神経を守っていきたいと思っています。 質問内容をみて驚きました。緑内障と診断を受けた時点で当然、何らかの対応をする事が必要だと思います。眼圧の正常値は11?~20?くらいだと思っていますが、正常眼圧緑内障の患者さんの正常な眼圧はその人によって違います。私の場合、13以下でないと進行の危険があるようです。とにかく、キチンとした説明をしてくれる眼科医のところへ受診される事をおすすめします。緑内障は、いったん進行して視野が狭くなったら元に戻りません。早目に対応していただき将来後悔しないようにして下さい。お大事に。
お礼
大変貴重なお話又アドバイスを有難うございます。一度失ったものは帰ってこないので、後悔しないよう に良い眼科医を見つけ、再度治療に専念したいと思います。 お忙しい中、回答を下さり感謝いたしております。 お礼が遅くなってしまい、失礼いたしました。 では、お元気でお過ごしくださいネ!!
- WriterGen
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丁度、今日「網膜の病気」の講演を聞いてきたばかりなので、その先生の話を、要約してかきます。 まず正常眼圧緑内障について。 緑内障は、眼圧によって視神経の働きが害される病気です。 では、「正常眼圧」とは何か?人によって20mmhgでも緑内障の発症がない人もいれば、10mmhgで視野欠損が進む人もいるそうです。前の人にとっては、20mmhgでも「正常眼圧」であり、後の人にとっては、10mmhgでも「高眼圧」なのだそうです。視力、視野検査を定期的におこなって、症状が進んでいるのなら。まず点眼薬で眼圧を下げる、点眼薬には5種類あるので適切な薬を適切に点眼することで、コントロールすることが大事なのだそうです。それでも進行が止まらなければ、手術をするのだそうです。妹さんの場合は、症状も進まず、本人も支障を感じていないのならば、心配はないとおもわれますが、質問者さんは、定期的な検査が必要だとおもいます。症状が進んでいないかどうか、注意深く見極める事が大事です。緑内障の点眼薬は、気休めではありません。適切な使用できちんと効果があるものです。お大事に。
お礼
早速、丁寧でご親切な回答を頂き、感謝しております。 点眼薬や検査の重要性が分かりましたので、日常生活において習慣化させ、たまには検査も行いながら 上手に付き合って行きたいと思います。 お忙しい中、ほんとうに有難うございました。 お元気でお過ごしくださいネ!!
お礼
早速、詳しく且つ丁寧でご親切な回答を頂き、感謝しております。 妹の医師が何故気休めとおっしゃったのか分かりませんが、点眼の重要性が分かりましたので、日常生の において習慣化させ、検査も行いながら、付き合って行きたいと思います。 ほんとうに、お忙しい中、有難うございました。