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「長たらしむ」の訳し方を教えてください。

「長たらしむ」の訳し方を教えてください。 「たら」と「しむ」は、完了の助動詞と使役尊敬の助動詞だということはわかったのですが、 そうすると、上の「長」は? 「たら」は連用形に接続すると覚えけど、これは未然形。下にある「しむ」は未然形に接続するからなんだろうけど、長は名詞? どうやって考えればいいですか? それから、「しむ」は尊敬で訳せばいいですか? 使役と尊敬の区別方法がわかりません。 教えてください

noname#153265
noname#153265

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • banzaiA
  • ベストアンサー率16% (100/595)
回答No.3

方向違いならごめんなさい。 これは、 「虎の威を借る狐」<戦国策>ですね。 「長たらしむ」は「ちょうたらしむ」と読み、 「長」は名詞、首領・かしらなどの意。 「たら」は、断定の助動詞「たり」の未然形、資格を表す。 「しむ」は、使役の助動詞「しむ」の終止形。 「天帝使我長百獸。」は使役の構文です。 (天帝は、私を百獣の)長(首領)にした。

noname#153265
質問者

お礼

ありがとうございます。 とたのいをかるです。 みなさん、古文をいま勉強しているわけじゃないのに どうしてそんなにわかるんですか?

その他の回答 (3)

  • yuyu38
  • ベストアンサー率20% (1/5)
回答No.4

古文の文法ということでよろしいですよね。 当方、古文からしばらく離れておりましたので100%確実だという保障はできませんが、おそらく文法的に合っていると思われますので解説します。 訳し方は既に回答されている通り「長にする」「長をさせる」という感じでしょう。 文法的には、まず「長たり」という形容動詞もないわけなので、「長」はそのまんま「(一族・集団等の)長」という意味の名詞と考えられます。 となると、「名詞=体言」から、その下についてくるものは体言接続である必要がありますので、「長」の下の「たり」が、動詞及び助動詞の連用形に付く完了の助動詞「たり」ではつじつまがあわなくなってしまいます。 そこで、この「たり」を完了の助動詞とは考えず、別の「たり」はないか、と考えてみると、  タリ(助動詞)断定の意味を表す。~だ、~である。 という別の助動詞を発見、これは体言接続ですので、これならばつじつまがあうことになります。 というわけで、ここでの「たら」は「完了」ではなく「断定」の助動詞タリの未然型ということがわかりました。 となれば、あとはおっしゃる通り、「しむ」は使役尊敬の助動詞で、未然型接続なので、上の助動詞タリの未然型「たら」への接続としても、文法的にも問題ありませんね。というわけでこれは助動詞「しむ」の終止型ということになります。 ただし、ここでの「しむ」の意味については前後の文脈・語句と照らし合わせてよく考えなければなりません。 この「しむ」を尊敬で解釈すると、「長たらしむ」はタリが断定であることから、「長でいらっしゃる」という意味になります。ここで、2点を確認しなければなりません。 (1)主語が尊敬されるような人物か否か (2)助動詞「しむ」が尊敬で使われる時、基本的に尊敬ならば「給ふ」、謙譲なら「聞こゆ」等が付く ご質問だけでは(1)の確認はしかねますが、少なくとも(2)について「しめ給ふ」のようなかたちではないので、尊敬ではないのではないか、と疑うことができます。 というわけなので、「しむ」のもう一方の意味について吟味してみると、「使役」の意味があります。 上記と同様に「長たらしむ」を使役の意味の「しむ」として解釈すると「長であるようにさせる」つまり「長にする」「長にさせる」といった文として解釈できます。 以上から判断すると「しむ」は「使役」として解釈したほうが自然な文章に思われるので「使役」となります。 (少々回りくどくなりましたが、現代文でも「~たらしめる」という言葉が「~でありさせる」という意味で普通に使いますので文法だけでなく慣用から考えても「しむ」は「使役」として解釈すべきでしょう) さて、回答が長くなりましたが、結論をもう一度。 長=名詞。長という意味。 たら=断定の助動詞「タリ」の未然型。~であるという意味。 しむ=使役の助動詞「シム」の終止型。~させるという意味。 「長たらしむ」=「長とする」という意味。 最後に助動詞の区別方法は実際に上で示したように、 (1)例えば「完了のタリではつじつまがあわない」と判明したようにまずは文法的に考えて、意味以外で確実に「これは違うな」というものを除外します。 (2)次に絞られた可能性の中から上下の文脈や主語の貴賎等も考えて、文脈上適切な意味の助動詞を断定する という感じでしょうか。

noname#153265
質問者

お礼

ありがとうございます。 完了の助動詞と思ったのは、授業で習ったからです。 他にもあるんですね。 先生は、古文は基礎を確実にしていかないと これからの授業はいままで以上にわからなくなるよ。 といってました。 断定のなりも基礎?応用? 覚える事がいっぱいでうんざりしてきた・・・

  • wild_kit
  • ベストアンサー率32% (581/1804)
回答No.2

 これは「長(おさ)たらしむ」ではないでしょうか?? 長: 頭(かしら)。 リーダー。 たり: 断定の助動詞<タリ型> ~である。 しむ: 使役の助動詞<下二型> ~させる。 だと思いますよ。

参考URL:
http://www.seiwatei.net/kanbun/sieki.htm
noname#120054
noname#120054
回答No.1

長(ちょう)たらしむ。(組織の)長にした、という意味でしょうが、日本語の文法がてんで分からない私が辞書を引いてみますと、 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/139292/m0u/%E3%81%9F%E3%82%8B/ たる 資格を現す。~であるところの。 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/100910/m0u/%E3%81%97%E3%82%80/ しむ 使役 って感じじゃないですか。長(ちょう)である地位に成らせた。長にした。

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